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「私は ultra soul だ!」

11月25日(木)
熱も下がり体調は落ち着いてきたが、1日4回の抗生剤投与はかなりのストレス。
抹消血管が取りにくいからポートを造設したのに、それが感染して1日4回も点滴じゃあ本末転倒ではあるが、仕方がない。

1週間くらいの入院なら、今回はもう誰にも知らせずにひっそり治療しようと思っていたが、2週間は確定、もしかしたら4週間になるかもと聞いて、色々足りないものが出てきた。

どうしようかな、友達に連絡しようかなと思っていたらちょうどLINEが来た。
すごい以心伝心、本当にありがたい。
お互い、「何かあったらユニクロのパンツ買って来てね」と冗談のように言っていたが、本当になるとは。

午後から病院に荷物を持って来てくれた。
「もう熱も下がったしだいぶ元気になったから帰りたいよ。」と言ったら、
『抗生剤が効いてて熱が下がってるんだから、2週間は打たんとダメよ。』と言われた。
そうでした、すいません。
友達の方が理解力が高い。

それにしても、色々買って来てもらって本当に助かった。
感謝しかない、ありがとう!
神様、私に代わって彼女に幸運をたくさんお与えください、アーメン。

夕方にはnoteを見て心配した後輩が連絡して来てくれた。
『色々なリスクを抱えて生きていることを実感した』と。
そうだった、私は色々なリスクを抱えた身体なのだということを忘れていた。

だいぶ元気になってきたし、治療も終わっていくし、仕事も始まったし、普通に暮らしている人と同じになっていくのだと勘違いしていたかもしれない。

いくら元気で血液データも問題なくても、今までの自分とは違うことを自覚しておかないといけないなと思った。

11月26日(金)
体調は安定。
炎症反応も下がって来た。

病棟師長さんが「どうですか」と回ってこられた。
『帰りたいよね。でも途中で治療をやめてしまうと菌が余計に増えてしまうから、しっかり治しましょう。ここはがんばりどころですね』と声をかけてくださった。

化学療法の時からがんばりどころが大変多くて、その都度がんばってきたけど、そう言われると
『どれだけがんばりゃいい?誰かのためなの?』とB’zのultra soulを心の中で熱唱。
自分のためです。

夕方主治医が来て、私の血液は今も培養中で「〇〇菌検出なし」とは、まだなっていないそうで、検査結果は来週に持ち越しになった。

希望と失望に遊ばれて 鍛え抜かれる 私は ultra soul だ。

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