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「ついに左胸全摘・リンパ節郭清③」

8月20日 OP後4日目 排液41ml
昨夜はよく眠れた。
排液も少し減って、チューブの中も、もろもろとエアーが所々見られるのでこのまま減ってくれればいいのになぁ。
明日抜去にならないかなぁ。
「神様〜〜!」と祈る。
吉本新喜劇の桑原和男さんを思い出した。
桑原和子ばーちゃんおもしろかったのに、先日お空に帰ってしまった。
ご冥福をお祈りします。
最近はアキの「いぃよぉ〜🎵」がいい。
何でもいつでも誰もが「いぃよぉ〜」と言って暮らせればストレスのない社会になるのにと思う。
痛みも朝と寝る前のカロナール内服でコントロールできて、いぃよぉ〜!

午前中は広島の先輩とLINEで電話したり、休日の外来をウォーキングして過ごす。

午後には、弟が無事日本に到着。
国内線に乗り継いで20時に私のマンションに到着。
私のために、10数時間飛行機を乗り継いで帰国してくれたことを思うと、何だかもうそれだけで全てのことが十分に思える。
がんを告知されてから、辛い事ばっかりで張り裂けそうだった胸が、違うものでいっぱいに満たされた。
弟が生まれた時から、私が小さい弟の面倒を見ていたとずっと思っていたけれど、実は私がずっと支えられてきたんだなと今回初めて気付かされた。
そういえば、今日は母の命日でもあった。弟を産んでくれた母に感謝!

そして、空港まで弟を迎えに行ってくれた従兄にも感謝。
色んな人に感謝の1日。

8月21日 OP後5日目 排液40ml以下
午後から弟が面会に来てくれた。
第一声、ウィッグ姿を初めて見て「きのこみたいでかわいいやん!」ケラケラケラケラ2人で笑う。
こういう絶妙な空気感がいつも私を救ってくれる。
その後、2人で『遺伝カウンセリング』というものを遺伝カウンセラーさんから受けた。
私は、BRCA1,2はバリアントなしだったかが、親族にがんが多いことと、弟が住んでいるアメリカはもっと進んでいるから、BRCA以外の項目を調べることができるので(日本は自費)参考にという主治医の勧めで受けた。
私も乳がんの治療が落ち着いたら、考えないとなぁ。
その後、偶然にがん支援センターの看護師さんや、ウィッグでお世話になってる美容師さんに会って弟に紹介すると、「友達いっぱいおるやん」と笑っていた。治療しながらも色々な人とコミュニケーションをとっている姿を見て安心したのかもしれない。
そして、明日退院の許可がおりた!

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