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「さようなら2023年、そしてありがとう」

2023年が終わって行く。

今年といえば、

『乳がんとその治療』


ただもうひたすらそれだけだった。
心の中は不安しかなかったし、頭の中は『乳がんとその治療』のことと、どうやって生活していこうかそればかり考えていた。

金太郎飴のように切っても切っても『辛』。
辛いの文字しか出てなかった。
私の今年の漢字一文字は『辛』である。
今度京都の清水寺で、でっかい毛筆でばばーっと書いてみたい。

長くて短い一年だった。
全力で駆け抜けて、休憩する暇もなかった。
まだもう少し続くけど、本当によくがんばった。
生まれて初めて、こんなにがんばって必死で生きたんやないかと思う。
もうなんか知らんけどやけに自信満々。
「私、こんなに大変な治療やってん!」
誰になんの自慢や。

蹴っ飛ばされても、踏み倒されても、立ち上がってきた私の細胞たちと、私の身体が、こんなに愛おしいと思ったこともなかった。

髪の毛の一本一本、爪の一つ一つが可愛くて愛おしい。

また生えてきてくれて、力強くぐんぐん伸びてきてくれてありがとう。

もっともっと自分を大事にせなあかん。

何よりも、こんな乳がんを患った私をずっと支えて応援してくれた、家族と友人たち。
本当にどうもありがとう。
あなたたちのお陰で、こんなに元気になりました。
焼肉をご馳走するくらいじゃ足りないくらい感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
またいっぱい笑わせてあげます!

そして、2024年の私。
どうぞよろしくお願いします。
この1年間で、私はずいぶん色々なことを経験して、少し人間味が増したと思います。
これから、もっともっと自分らしく、明るく楽しく感謝して、大事に日々を送りたいと思っています。

がんの治療という大変な日々を経験した2023年だったけれど、これも私の人生のイチブ。
さようなら大切な、2023年。
そしてありがとう、2023年。

#今年のふり返り

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