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壱行詩まとめ

 コップに注いだエナドリを片手に紙に線を走らせるその瞬間だけはかみさまなんだ

 暖かな空気の中で割れることなく育った虚栄心と芽生えてしまった弱弱しい自我の芽は、壊死してしまうのが怖くって氷河の時代を前に蹲って肩を寄せ合うのです。

 I wish I had a wish.

 人は救いを求めてるんじゃねぇ、ひとときの快楽を求めてるにすぎん。他者の将来のための行動なんざ他者は望んでおらんがゆえに拒むのである。天国に行けると思うことが醜い安寧を生むのであって天国には一銭の価値もないのだよ。

 私たちがどう観察し、どう呼吸をするかぞ、世界には甚だ関係のないことだった。

 

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