残業が常態化すると家庭は徐々に崩壊する

noteには以前から登録していましたが、初めての投稿で少々過激なタイトルから始まります事をお許しを。

まずは、私の自己紹介をば。
私はつい先日まで十勝の観光交流拠点にてマネージャーを5年間勤めておりましたが、それ以前は札幌にてアパレル/雑貨店の店長をしたり、アクセサリーデザイナーをしたり、DJをしたり、ラジオパーソナリティーをしたり、自分で音楽レーベル/イベントプロダクションを経営したりと、派手な世界で割と幅広く活動させて頂いておりました。

なんて言うか、目立ちたがり屋だったわけですが、、そんな私も小学校中学校時代は実は"自閉症"。
今で言う"発達障害"だったのです。

しかし、高校時代には大好きだった音楽活動をしたくバンドを結成し、コンテストで入賞するくらいに。ここでとてつもない自信を付ける事ができた事で"発達障害"が驚く程寛解。

卒業後もバンド活動を続ける為に上京し、都内のライブハウスでもそこそこの人気を博しました?。

札幌へ戻ってからは、先に書いたような活動へと変わって行くのですが、帰省後初めてまともに勤めたアパレルの女性社長から言われた言葉がタイトルにある『残業が常態化すると家庭は徐々に崩壊する』だったのです。

実はこれ、社長の体験談なのですが、社長曰く、「できない会社の社員に限って残業を肯定する」といつも話してました。
例えば「アイツ終業したらいっつもすぐ帰るんだよな〜」とか「土日だからって休みたがるなんて・・・」と平気で後輩や同僚と愚痴ってたりするんだよと。

こういう輩は時間内に効率的に仕事をこなそうと言う意識が薄弱化してしまい、取引先との無駄な会話が多くなったり、即断即決ができない、確約を取った先回り的な動きが出来ない等。。

更にはその社長の旦那さんが問題だったようで、会社でも上役だった旦那さん。いつも自分がいなければこの会社は回らない、と、会社のキャパを越えてあらゆる仕事を取ってきていたようで、部下もそれに付き合わされ帰り難い雰囲気が社内に蔓延。或る日、女性社長とも親しかった部下の一人が、残業に付き合わさされ、妻の不倫により離婚。女性社長も相談されていた以上、責任を感じたようです。

また、女性社長もまだ会社を興す以前、子供を妊娠したけれど相変わらず旦那さんが残業続きの為、子育てに苦労したそうで、旦那の親の介護も合わせて一人で行わなければならず、社長はその後子ストレスから鬱になってしまったそうです。

鬱になっても多忙な旦那さんは、家に帰るなり社長に「まだ飯の用意ができてないのか」などひどい仕打ち。社長の友人が離婚をすすめてくれて、その後徐々に回復したようです。

実はこれ、先にお話しした幼少期の私の"自閉症"に至った経緯とも似ていて、父も母も全く同じ様な状態だった事で、私に飛び火し、学校でも家庭でも居場所が無くなった私は"息苦しさ"から子供ながら毎日"自殺"まで考えていたのです。(本当に音楽に助けられましたね。)

その社長のお話を聞いて「残業」って社員にさせる事ではなく、会社を作った(ビジョンを持った)経営陣がさせない為に、残業してでもコントロールすべき事で社員にそれを強制させる風土を作ってしまっているのは全く逆のお話だと思うのです。

経営者が起業した時の"想い"って、規模が違うでしょ?そんな規模感に対して、社員は簡単には共感しません。むしろ"給料"と"やりがい(魅力)"で働き始めるんですから。経営者のそれとは大きく違います。
だからこそ、そんな社員一人一人の気持ちを汲み取って、経営者のわがままにならないよう、社員のワークライフバランスをきちんと保てるように努めるのも経営陣の大事な責任でしょう。

これが出来ていないから昨今『社畜』だとか『会社の奴隷』だとか、『やりがい搾取』だとか後々叫ばれちゃうんですよね。

私は断固『残業反対』。最低でも先に残業がある事は最低説明してから本人にジャッジさせましょうね。

仕事の為に家庭を犠牲にするんじゃなくて、家庭の幸せを築く為に仕事するんでしょ?

私が経営者だったら残業をいかにして発生させないようにするか、社内のシステムを真剣にじっくり考えてから会社を興すなり、雇用を始めます。

家庭の幸せをキープさせる為に一生懸命な人(社員)を、会社の都合で帰り難くさせてる状態を一刻でも早く減らせるような社会になれば良いですね。




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