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長野にて、馬肉のコロッケ。コロツケーというから、揚げ衣の内側は、茹でた馬鈴薯をつぶして馬の挽肉をまぜたものを予想したが、割ってみると馬挽肉オンリイであったから、馬肉のメンチカツともいえる。味わいは、馬肉独特のものがあって面白かったが、苦手な人はあるかもしれない。 馬肉といっても、これはふつうのコロッケと変わらない値段であった。馬肉は牛肉より高価なものと思っていたけれども、もっともそれは部位によるらしい。 馬肉と牛肉といえば、食肉事情が今とは違った明治時代、牛鍋が人気を集め
山形でいただいた。地元山形、飛島産の生マグロだそうだ。この味、上乗と感じ入るほかない。 お店の方が「マグロは大間、大間って皆さんいわれますけど、ここのマグロもおいしいんですよ」とおっしゃる。 私は食通ではないし、そのような引き比べはできないけれども、これは絶品だ。しかも一人前がこの量で1000円と値も安い。 季節回遊といって、マグロは季節に応じて移動する。生育環境と食物の変われば身の味が変わっていくから、いつどこそこのマグロがうまいだの劣るだのという話になる。 例えば
宿泊者以外は客室へ立ち入るべからず――。 先々週泊まった関西のビジネスホテルは、それをエレベーター内に割と大きめに張り出していた。駅前飲み屋街の真ん中という立地であるし、ときどき問題を起こされるのだろうと推察したが、この掲示を読んで、以前別のホテルで経験した奇妙な出来事を思い出した。 “コロナ禍”前の春、仕事で長野県に行ったときのこと。駅から少し離れた国道沿いのビジネスホテルに宿をとった。移動は車だったから、駅前でなくてかまわないし、宿泊費をできるだけ抑えたかった。ホテル