文化文政のフィールドワーク
きのうの投稿した長女所蔵の『会えるかも!?妖怪ずかん』(あかね書房、2020年)も、やっぱり「牛鬼」を取り上げています。水辺に現れて人や動物に害をなす有名な激ヤバ妖怪で、本書の評価は「危険度★★★★★」「友好度★」。三重以西、近畿、中国、四国、九州に伝説があるので、「西日本のあちこちに出現」と書かれています。
東日本ですと、東京に、浅草の牛鬼伝説があったりしますが、しかし『新編武蔵風土記稿』(1803~29)の記事は「牛鬼の如き異形のもの」、鎌倉時代の『吾妻鏡』(130