4月20日:もあふるの講義を考えつつ…
おはようございます。
生まれてはじめてジャムを作った37歳・へいなかです。
冷凍したまま放置されてたブルーベリーをジャムにしましたが、ちゃんとおいしくできてよかったです。
さて今日は、今週末に迫ったオンライン教育実習もあふるの講義内容を考えます。
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僕のnoteを昨年から読み続けてくださってる方にはおなじみだと思いますが、僕…「もあふる」というプロジェクトで発足当初から講師を務めています。
ざっくり言うと教育を志す学生に、あらゆるジャンルの専門家を呼んでセクシャリティ教育に関する講義を提供するというプロジェクト。
クラウドファンディングで資金を集めて今回で3期目。
LGBTqの当事者やフリーの性教育講師などがリレーで講師を務めており、僕は性非行の実態とその加害者への向き合い方などを伝える役目。
過去2回はほとんどスライドを使わず、淡々とどんな子がいてどう向き合ったのかを喋り倒してきた。
第1回では、自己紹介からの延長で子どもたちとの関係の作り方や、性を真剣に語り伝えていくための雰囲気作りを講義に織り込んで実演。
第2回では少し雰囲気を変えて、世間の性教育論議に対する疑問をぶつけてみた。
基本的な方針は変わらない。
性加害と性被害の僕が体感してきた現実を伝えつつ、キレイゴトじゃ語れない性教育と、昨今の「正しい知識が大事!学校で教えるべき!」に真っ向勝負で挑んでみる。
その上で今回は…少し対話を重視してみようと思う。
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僕は、学校の性教育をそんなに問題視していない。正しい知識を付与することが性の問題を解決するとも思ってない。そして…尊厳や尊さを伝えることがかえってマイナスになる場面があることも知ってる。
ぶっちゃけた話、もあふる講師陣の半数くらいとは思いっきりぶつかる考え方だろうと思う。
僕は正しい知識を学校で教える必要なんてないと思ってるし、そもそも正しさなんかじゃ子どもの行動は変わらないと思ってる。
必要なのは態度と視点を養うこと。
そういう態度を養えれば、知識なんて後からついてくる。性教育をした結果、性に臆病になる子が増えるのも僕は嫌だ。
だから今回は、そういうメッセージが浮かび上がるような対話を続けられたらいいと思う。
こちらから一方的に話すのではなく、問いかけ、それにフリートークで応えてもらう。その中で多角的な視点と自身の倫理観を切り離す感覚を知ってもらえたらいい。
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これをお読みの貴方がどんな恋愛観・セックス観を持っているか僕にはわからない。
ただ
確実に言えることは、性非行の当事者たちの感覚が、いわゆる日本人の良識やモラルとはかけ離れているということ。そして僕はそれを必ずしも悪だと思っていないということだ。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。