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【研修】不適応行動への基本的な理解と対応 | 放デイ(R6.7.17)

割引あり

1 概要

日時
2024年7月10日 or 17日 AM

対象
放デイ職員(オフライン研修)

内容
追って調整(方向性〜こどもとの関わり方)

こちらは春に一度、こどもたち向けの講座をやらせていただいた現場。その時のやり取りが結構好評(先生方的には驚き)だったようで、「ぜひ職員研修も…」という話になった。

内容を決めないことには話にならないので…とりあえず待機。

自分とこじゃないので、先生方の普段のかかわりは担当の方に聞いて想像するしかないけれど…丁寧に準備して現場の先生方に役立つ内容にします。



2 健やかな支援のために

いつものように当日準備になってしまったのだけど…最終的に「健やかな支援のために」というタイトルになった。

最初は「発達段階と感覚」みたいな内容を考えていたので、当日朝になって方針転換した形だ。

結果的には「まさに今現場で困ってることでした!」との感想いただくことができた。方針転換は正解だったと言える。

・感情的に怒ってしまう職員がいる
・口を開けば注意しかしない職員がいる

どこにでもある心ある職員の悩み。

それに対して世間では「発達特性をきちんと学べ」と言う。それでは効果がないと僕は感じている。「特性だからこちらがガマンしろってことですね」という変な理屈になってしまうからだ。

提示の仕方をまちがった結果、学んでほしいものに対してネガティブな心象を与えてしまうケースは多い。アンガーマネジメントもそのひとつ。感情的になってしまう人は、その感情をぶちまけることに正当性や必要性を感じている。

そこで「6秒ガマン」なんて伝えても、「なんで俺がガマンしなきゃならねぇんだよ!」とプログラムに対する怒りを生んでしまう。そんな状態で受けるプログラムが、実のあるものになるわけがない。

大切なのは前向きなエネルギーを生むこと。「やってみよう!」と思ってもらうこと。そのために表現を工夫することだ。

だから今回、ほめ方や叱り方を主題にしながら講座の目的を「先生方がすこやかに仕事に向き合うため」とした。関わり方や振る舞いを変えるのは、こどものためではなく、あくまでも自分達のためなんだと。

その上で、「自分達がすこやかに働くことが、こどもたちの安心安全につながり、成長を加速させる」というお話をした。振る舞いを変えることに、前向きになれるように。

これは放デイ職員に限った話じゃない。教員向けの研修でも、保育士向けの研修でも、この角度は極めて重要だろうと思う。休職者が続出するような企業にも有効かもしれない。




3 スライド公開

ということで、スライドを公開します。
スライドだけでなく、オマケもあります。

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。