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デザインフェスタ出展はトライ&エラー

11/11,12開催のデザインフェスタvol.58、出展参加してきました。開催から1週間以上経過してしまいましたが、ブース作りや接客、商品のチョイス、今回気づいたことなどまとめておきます。
既に多くのファンの方やフォロワーさんを抱え、専業(もしくはほぼ専業)で活動されている方が見たら「そんなの当たり前」と思うか「自分の活動でそれは無理」と思われるかもしれませんが、今後模索していきたい!と思っている方には、少しでも有益であればと思い書きます。

前回の反省と今回の改善

前回の反省

・お客様がじっくり見られるブースレイアウトじゃなかった。
・バックヤードが狭く、動き辛い上に在庫補充がし難かった。
・商品の種類が増えバックヤードでの在庫管理が追い付かなくなってきた。
・腰が痛くて座っている時間が長かった。
・キャッシュレス決済未導入だった。
・化粧箱入り商品お渡しの際に中身確認を怠った。
反省点、細かく言えばもっとありますがこんな感じです。
これに対して今回どのような改善を試みたか、その結果がどうだったのかをご紹介します。

レイアウトをシンプルに、持込商品を絞った

・お客様がじっくり見られるブースレイアウトじゃなかった。
・バックヤードが狭く、動き辛い上に在庫補充がし難かった。
→これは運も大きく作用しますが、今回はラッキーなことに角ブースだった為それだけで前回よりも自由なレイアウトができました。机をLの形に配置するところまではすぐに決まったのですが、悩んだのは金属製の網什器を借りるか否かでした。
前回は角地ではなかった為網什器をLの形にして有孔パネルを固定しました。見た目には悪くなかったのですがバックヤードの閉塞感と狭さがとんでもなかったので今回は一度レンタルしましたが再考の結果キャンセルし、机2個と折り畳み椅子2脚のみレンタルしました。備品のレンタル費用が一人で参加するようになって一番安く抑えられました。
前回購入した有孔パネルを横向きにしてL時で固定し、アクリル板などを自立させるクランプ式台座に挟んで立たせました。(リンク先はAmazonの商品ページです)
私が引っかけたい物はキーホルダーなど軽く小さいものが多いのですが、本来自立させて使用するパネルではないので、念の為Lの角部分の内側を結束バンドで3カ所固定したところ、2日間問題なく使用できました。
また前回は見本のみを置いて奥から在庫をお出ししていた物も、見本はパネルにかけて商品は机に置く事でアナウンスする手間が省けお客様も迷わずお買い物して頂けたように思います。
そして一番思い切ったのは販売物の選定です。
かさばってしまいコンパクトに収納ができないキャップ帽は陳列を諦めました。帽子は委託先様や通販でのご購入の方が多いと言う点も考え、持込しませんでした。そのお陰で在庫をごそごそ漁りお客様をお待たせする事はありませんでした。

vol.57のブース、内側に向かってL字の配置なのでたくさん置けましたがお客様が混雑する事に。
vol.58のブースは外側に向かってL字に配置したためお客様の流れがスムーズでした。

体力が許す限り立って声をかける

・腰が痛くて座っている時間が長かった。
→これはもう年齢的なものや自分の筋肉の足りなさが大きな問題なのですが、できる限り立っていてお客様が来られたら声をかけるように心がけました。自分があまりぐいっと来られると引いてしまうタイプなので、声をかけるタイミングの正解が一生不明なのですが、作品を良いなと思ってくださっている方は大概「フリーペーパーです」と言ってお渡しすると快く受け取ってくださし、中には「毎回楽しみにしています」と話しかけてくださる場合もありました。体力的に厳しいものはありますが、やはりなるべく顔を上げてコミュニケーションを取るのは大事だなと痛感した次第です。
デザフェスに限った事を言えば年に2回の貴重な機会なのでちょっとくらいなら無理をすべきかもと思いましたが、ここはその時々の自分のコンディションと要相談です。
ちなみに私はデザフェス翌週に軽いぎっくり腰になったので、腰痛持ちの皆さんどうしているのか意見交換したいです。

AirPayを導入した

・キャッシュレス決済未導入だった。
→いくつかのサービスを比較し、すぐに導入できそうでよくテレビCMを見かけたAirPay導入。結局申し込みをしてイベントで使用するまでに結構期間が空いてしまいました。並行世界ではクレジットカードのみの導入ですが、それでも予想以上に使用される方は多かったです。詳しい金額は伏せますが、総売上金額の10%程度がキャッシュレスによる決済でした。
並行世界の商品は単価が400~1,800がボリュームゾーンなので、高額なお会計になる作家さんよりはキャッシュレス利用数は少ないかもしれません。
それでも利用される方が多いので、売り逃し防止にはめちゃくちゃ役立ったと思います。今後、キャッシュレスご利用の方は増えるばかりでしょうし、次回までにもっと多様なお支払いに対応する予定です。次回までに交通系ICは使用できるようにしたいなと思っています。

どんなに忙しくても箱を開けて中身確認

・化粧箱入り商品お渡しの際に中身確認を怠った。
→前回、これのせいで印刷不備のあるものをお客様にお渡ししてしまったのでめちゃくちゃ反省しました。今回はどんなに忙しく混雑していても商品を一旦箱から取り出して「こちらご確認ください」とお見せしてからお会計とお渡しをしました。すると中身の確認もできる上に箱の中身を見たお客様が嬉しそうにしてくださる事が分かり、それも良かったです。
前回印刷不備の物を渡してしまったお客様が再訪してくださり、その節の謝罪とお礼をお伝え出来たのもとても嬉しかったです。

vol.58の反省点と次回の課題

反省点

・商品の多さとブースの広さが見合っていない。
・事前の商品ラインナップ告知が不十分であった。
・遠くから見える看板がほしい。
・ノベルティーなどもっとできるはず!
ぱっと思いつくのはこのくらいでしょうか。
次回「何が課題だったんだっけ?」と忘れていそうなので、自分へのメモとして次回どうするか書き残しておきます。

Mブース2つで丁度良いのか?

今回改めて「Mブースひとつではそろそろ厳しいかも」と感じました。角地でも、です。なので、お財布と相談の上次回は2ブース出展も検討しようと思います。単純に出展費が倍になるのはなかなかパンチが強いですが。
Sブース(幅180cm、奥行90cm)を2ブースにして、在庫はテーブルの下、自分は奥ではなくテーブルと並んでいるのも悪くないかも、と考えています。

事前告知は小出しに毎日、お品書きのフォーマットを作る

1週間前くらいからタグを使用したポストは心掛けましたが、Xばっかりでインスタは何もしていなかったことに閉会後に気づきました。
見やすく、お客様が事前に何を購入するか検討できるようなお品書きもあれば良かった、これは長年の課題です。

どのブースサイズでも使用できる布の看板を用意する

人気作家さんになるとデザフェスのお客様はほとんどが事前に告知をチェックして来てくれるフォロワーさん、ファンの方だそうですが私は通りすがりに立ち止まってそのまま購入してくださる方が多い事を今回再確認しました。また久しぶりにデザフェスに来た、と言うフォロワーさんもいらっしゃり、これはちょっと離れたところからも「なんかあそこ面白そう」「並行世界あそこだ」と思ってもらえる目印があると良いのではないかと思いました。
持ち運びの時はくるっと丸めて持ち運べる物を、今から探そうと思います。
今回、アクリル板の看板を設置してみましたが位置が低いのと透明感重視のデザインで本来の役目を果たしきれませんでした、残念。

背景が透けて見えにくい、文字をアウトラインではなくベタにすればちょっと違ったかも。
通路に面した2方向に看板を出したのは良かったと思います。

あくまでも商品第一、ノベルティーは余力で

いろいろな作家さんのSNSを見ていると、「これは商品じゃなくてノベルティーなのか!?」と目を疑う瞬間が多々あります。
私もお客様に感謝を伝えたい!と言う気持ちはもちろんめちゃくちゃにあるのですが、お客様にお渡しできるレベルの物を一定のクオリティー以上で多数用意するのはなかなか大変な事です。
なので私はラムネ菓子とシールをセットにして商品と一緒にお渡ししました。ところが数が圧倒的にたりず、シールのみお渡しになってしまった方や何もお付けできなかった方がいました。
次回は缶バッジなどたくさん用意できるようにと思っております。
ただあくまでも商品を一番に、できる範囲で。

vol.59に向けて

大きな変更点にどう対応するか

次回、2024年5月開催のデザインフェスタvol.59ですが、世界的パンデミック以前のように出展者募集が抽選に戻るそうですね。
抽選にしないといけないほど出展したい作家さんが戻ってきたという事で、イベントにとって素晴らしい変化だと思います。
ただ、ここを主戦場としている作家にとっては出展ができないかもしれないと言う負の一面もあります。
私のような兼業作家でも、この二日間の売り上げは大きいので出展できなかった場合の事も考えてスケジュールを組む必要があります。
もし抽選に外れてしまったら、通販とポップアップショップでもやりたいなぁ、とぼんやり考えています。ほんとぼんやりです。
また11~19時だった開催時間が1時間前倒しになり10~18時になります。
出展側としては準備ができる時間が1時間前にずれるのは結構キツイ。
車での搬入はビックサイト側で時間が決まっている為、作業時間が1時間減る事になります。
今でも搬入時の混雑がすごいので、そこが心配です。
一度宅配便での搬入で荷物が行方不明になると言う恐怖体験をしていて宅配便は避けていたのですが、次回は利用を検討してみます。

最後に

こうして書き出してみると、前回大きな課題だった事は概ね改善できたように思います。とはいえこれは基本中の基本なので、ここから更にデザフェスでお客様に立ち止まって頂き、楽しんでもらえるよう今後も工夫を重ねていこうと思います。規模感は違えど、別のイベントにも応用して行ければと思っています。
デザフェスが終わると一気に年末感が漂ってきますが、12月にも委託や催事がありますので年内最後の活動を悔いなく終われるよう頑張ります。



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