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高橋一生の、あの表情

エクボを作る感じに口を真一文字にして、首を小刻みに揺らしながらこちらを見つめる、CMでよく見かける、あの、にこやかな表情の決め顔。この表現で伝わるだろうか。

ドラマをほぼ見ないため、それでしか確認できないのだが、CMにおいては頻発しているように感じる。
ついでに、吉岡里帆もその表情のマスターと思う。
赤べこスマイル」とでも言えようか。
10代の頃よりず〜っと変わらぬ、TOKIO松岡のアヒル口の決め顔以来の、気になる表情だ。

割と以前から気になっており、早く誰かマネしないかと思っている。
個人的には松村邦洋に、貴乃花の要領でモンスター的に仕上げて欲しい。

独特の低音の声もだいぶ特徴あるから、モノマネ芸人さんであれば武田鉄矢ばりに、割と誰しもがそれなりに扱える人だと思う。
でも、それこそ金八の「なんですかぁ〜」みたいに、確固たる決めゼリフがないと難しいのか。
もっとも、金八が実際に髪の毛を耳にかけながら「なんですかぁ〜」と言っていたのかは不確かである。

時に、ひどい仕上がりのネタもあるが、どうであれ、モノマネされる人ってやはり大したもんだと思う。
ネタにする対象を「好きじゃないとできない」と、芸人さんが言っているのをよく聞くが、それは必ずしもそんなわけはなく疑わしいと思うが、しかし、当初は揶揄したような、少し小バカにするつもりで始めたものの、研究していくうちに好きになることは大いにありそうだ。
また、それでも好きではないままだったとしても、練習に時間を費やし、舞台やテレビで披露している時点で、特別な存在となっていることは確かである。

そう考えると、会社の同僚の飲みの席においては「上司の悪口が1番盛り上がる」との話をよく聞くが、社外でもネタの中心となり、多大な影響を及ぼすその上司ってのも、良くも悪くも特別な存在であるから、大したものだ。

恋愛などにおいて、"嫌い"という入りから付き合うとのパターンがあるが、好きも嫌いもそもそも、認識されなければどうなることもなく、可能性はゼロであるから、とにかく特徴を出していくことが、モノマネされる近道であるのだと、どの方向や立場の話しなのかすっかりと見失ったが、そう考える。

高橋一生がブレークしてテレビに出だした頃、彼を見ると妙な気持ち悪さというか、嫌な感覚を覚えていた。
わからないが、自身の中の何かしらの生理的なものかと考えていたところ、急にピンときて、その理由が判明した。
友人にメチャメチャ似ていたのだ。
それを当人に伝えると、実際チラホラと言われているとのことだった。
彼は長身でスタイルも良く、高いポテンシャルなのだが、いわゆる一般的なわかりやすいイケメン的な格好良さを取り入れないタイプのため、それに気付くまでに少し時間を要した。

ところで、高橋一生が結婚して、毎度お馴染みの平和なロス暴動が起こったのだが、今回は「一生ロス」ではなく「高橋一生ロス」とフルで入れる向きがあるようで、それは「一生ロス」とすると、生涯、人生を失うみたいな意味合いになるからだそうだ。
このロスがひと段落した今となっては、これほど無益な情報はない。

私は若干「豊ロス」である。

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