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閃光のハサウェイ見てきました(少しネタバレあり)

はじめに

どうも初めての方もそうじゃない方もこんにちは。
ぬです。
今回は劇場版『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』を観て来たのでその感想でもつらつら書き綴って行こうと思います。

予備知識

 まず皆さんがよく知るガンダムには大きくカテゴリがあって、「宇宙世紀」と呼ばれる歴史に沿った物語と、そうでは無い作品の二種類に分類されます。
 今回の映画「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」は、宇宙世紀の中での出来事のお話です。
 ハサウェイ自身は別作品から登場していますが、宇宙世紀シリーズで大きく彼が関わってくるのは「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」という作品からです。
 彼はクエスパラヤという少女に恋をし、彼女と共にアムロ・レイとシャア・アズナブルの2人の人間の背中を追いかけ続け、そして第二次ネオ・ジオン抗争に参加します。今回の閃光のハサウェイはその物語から12年後のお話です。

あらすじ

 シャアの反乱から12年、時は流れ、青年へと成長したハサウェイは、地球連邦政府の高官ら特権階級の人々が地球の汚染を加速させており、「人狩り」とも呼ばれる強引な手段で民衆を宇宙に送り出す政策によって地球を私物化していることを知る。
これまでの戦争で死んだ全ての人々の行為を無下にしないため、ハサウェイは反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」への参加を決意。
やがてハサウェイは組織の表向きのリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」として、アムロからは「ガンダム」を、シャアからは「地球の保全」という遺志をそれぞれ受け継いだ戦士となる。
マフティーによる腐敗した特権階級の粛清がスペースノイドたちから歓迎されるようになった宇宙世紀0105年4月19日。
マフティーの討伐を命じられたケネス・スレッグ大佐は、特権階級専用往還シャトル「ハウンゼン」で地球に降下する途中、植物監察官候補として降下しようとしていたハサウェイと、このシャトルには似つかわしくない少女ギギ・アンダルシアと出会うが、大気圏へ突入し始めたとき、突如マフティーを名乗る集団にハイジャックされる。
機内にはアデレードで行われる連邦議会に出席するため、連邦政府高官らが多数搭乗していた
(Wikipedia引用)
ここまでのあらすじはYouTubeの冒頭映像でも見る事が出来るので是非ご覧ください。
https://youtu.be/iMAj6ggHEyU

感想①魅力的な登場人物達


この映画にはハサウェイを初め魅力的な登場人物が多数登場します。
ハサウェイ自身はネオ・ジオン抗争で初恋の少女クエスを失い、その失意を拭い切れないままマフティーとして参加している為、どうしても大人に成り切れない部分や非情に成り切れない弱さの部分が劇中で幾度となく彼の弱点として出てします。民衆は彼に助けを求めながらも彼らマフティーの行動を理解してはくれない。そんな答えの出ない抗争の中、彼が戦いに挑む姿が劇中ではリアルに描かれています。
小野賢章さんの演技が大人になりきれないハサウェイを表現しているような演技で最高でした。

またハサウェイ時っても切り離せないのがギギ・アンダルシアです。大人の女性のような妖艶さを醸し出しながらも実際は無垢な少女のような行動をとる。そう思ったら思春期の少女のようなヤキモチを焼く。劇中では彼女はハサウェイと後述するケネス大佐を振り回しますが、その姿がまた可愛い。上田麗奈さんが演じているギギは劇中でその可愛らしさとミステリアスさで観客を惑わしてくれました。

ケネス大佐もまたハサウェイとギギの2人と共に大きく関わってきます。この3人はある種敵同士でありながらも一時期的には友人のような関係にあります。大佐自身、マフティー討伐の為に地球に降りたっているわけですが、ハサウェイの正体を知らずに彼とは友人のような関係を気づいていきます。またギギを巡る恋敵としても彼を見ているのか時折2人を挑発したりする発言もしますが、マフティーとの戦いでは本人という激情家の面が顔を出していきます。

他にもペーネロペーを操縦するレーンエイムや、ハサウェイの仲間であるガウマンやマフティーのメンバー等、魅力的なキャラクターが多数登場します。
以前もユニコーンの記事で描いたようにガンダム自体は戦記物、戦争映画なので人間関係や心理描写が今作ではかなり濃厚に描かれていました。そういう視点で深く見てみるのも映画を楽しめるひとつのポイントだと思います。

感想②圧倒的なCGで描かれるMS戦

これもガンダムといえば!!の見所ですね。今回の閃光のハサウェイでは最新のCGを駆使したMS戦でクオリティとサウンド共に最高でした。戦闘自体は夜戦の為、MS自体が見にくいという感想もいくつか見掛けましたが、またそれが戦闘にリアリティを感じられて良かったです。
夜戦でガウマンが操縦するメッサーの戦闘シーンがめちゃくちゃかっこいいんですよね、これが。
またΞガンダムとペーネロペーのMS戦もファンネルミサイルの応酬や圧倒的なスピードで送る戦闘もかなりの見応えがありました。あと特にペーネロペーのミノフスキークラフト音は1度聞いたらなかなか頭から離れませんでした笑

感想③澤野さんや[Alexandros]さんの楽曲

これについても最高でした。メッサー突入をアップテンポな楽曲で彩る「Tracer」 https://youtu.be/Jw5UPsXYd7E

物語の冒頭、不安とこれから始まる戦いを感じさせてくれるような「Mёbius」
https://youtu.be/cjBL9trEfio

また「Ξ」はUCを彷彿させるような楽曲でした。またこのURLから劇伴を担当した澤野弘之氏のインタビューと手掛けた楽曲が1部聴く事ができるのでぜひぜひ´ω`)ノ
https://febri.jp/topics/gundam_hathaway_3/

感想④まとめ

私自身、ガンダムにはかなり詳しい訳では無いのですが、率直にいうと普通に楽しめる映画でした。ミッション時にはミッションインポッシブルを見ているような手に汗握る展開はありましたし、ストーリー自体も色々考えさせられる作品でした。
ハサウェイ自体は三部作になる予定なので続編も楽しみですね。また、『劇場版機動戦士ガンダム逆襲のシャア』と『小説版機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン』でハサウェイ自身の生い立ちが変わるのでこの映画の結末と展開はどちらに転ぶかも凄く気になります。
予備知識がなくても知識がある程度保管されるシーンもありますし、また親切な事にガンダムチャンネル等の公式動画で軽く宇宙世紀の事とかを説明してくれていたので(逆襲のシャアも見れましたが期間限定だったので今はもうないかも)色々とすんなり見ることは出来ました。
ゾルタン様の3分で分かる宇宙世紀
https://youtu.be/JVipZFGH0Jg
光る命chronicleUC
https://youtu.be/wJlxy2KjoPQ

あとがき

拙い文章でしたが如何でしたでしょうか?
ガンダムシリーズ自体、本編見ていないと分からないし種類が多いからと言われがちですが、意外と見てみると人の心理描写というものが細かく描かれている凄いシリーズだと個人的には思っています。
今回の閃光のハサウェイも歴代のシリーズの中では最高の映画だと思いますので、皆様もぜひ見て頂けたらなと思います。

ではでは´ω`)ノ





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