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他人の悪口は自己紹介

毎月開催されている
「ダイヤモンドの知恵」という
学びの場に参加している

ゲシェ・マイケルさんという方が
「ダイヤモンドの知恵」という本に書かれた
【古代チベット仏教の教えに学ぶ成功法則】を
ゆるく、たのしく、おもしろく探求する場

今回の参加者は
別の場でもご縁をいただいていた仲間で
ダイヤモンドの知恵については
一切話さなかった(笑)

色々、本当に色々なことを
話して、感じたけれど
その中の1つが

他人の悪口は自己紹介

という話。

簡単に言うと、自分が
いやだな~
嫌いだな~
苦手だな~
と思う人の言動は
「自分の中にもあるけれど
 自分が自分に許していないこと」

の場合が多くて、つまりは
他人の悪口を言っているときは

「わたしこんなところが自分にあると思っていて、
 それを嫌だと思ってるんです♡」

っていう自己紹介だよね~
ということです。

例えば・・・

「○○さんが自己中心的で、みんなが自分のこと大好きと思っているところが嫌い」なら
「『わたしは』自己中心的で、みんなが自分のこと大好きと思っているけれど、そんな『自分が』嫌い」

「△△さんがマウント気味に頭良いアピールしてくるところが苦手」なら
「『わたしは』マウント気味に頭良いアピールするところがあって、そんな『自分が』苦手」

「●●さんがおせっかいでむかつく」なら
「『わたしは』おせっかいで、そんな『自分が』むかつく」

「◇◇さんが自分の理想を押し付けてくるところがうっとうしい」なら
「『わたしは』自分の理想を押し付けてしまうところがあり、そんな『自分が』うっとうしいと感じている」

こんな感じ。(みんな、晒してごめんねw)
他人のその言動を、
自分が自分に許可していれば
自分の中に不快は湧かないらしいのです。


わたしが最近いらっとしたのは
(ここからわたしの自己紹介)

会社が年度末の業務繁忙期で
いろんな部署で
報告書の印刷だったり
CDラベルの印刷だったり
そのときのウィルス定義ソフト確認だったり
しているのですが
(ちなみに、わたしの職場にテレワークという文字はありません・・・)

繁忙期が年に1回なので
大体みんな記憶喪失で
大きな声で「これ〇〇ですかー!?」
って聞き合ったり
社内のウェブ掲示板で「これ△△でしたー」と
共有したりしている

そんな中
わたしの苦手な(もとい、同族嫌悪の)
Xさんという人がいて

Xさんは、若手社員のAさんが
「CDラベルの印刷はこうでした~!」
と共有してくれた投稿に対して
「それは誤りで、正しくはこうです。
 その方法でやると、プリンターがこわれます。」
っていう返信をしてて。

わたし
すっごいむかついたんですよね。

せっかくAさんが
みんなのためにわざわざマニュアルを調べて
わかりやすくまとめて投稿してくれて
確かにAさんの方法は全ては正解では
なかったかもしれないけれど
プリンターが壊れないようにするには
注意が必要なのかもしれないけれど

でもそんなAさんの親切を労いもせずに
ただただばっさり正解で切り捨てる
薄情さというか。
文句言うなら最初から
自分で全部マニュアルあげろよ、というか。
(※Xさんが言ったのは文句ではなく
 プリンターが壊れないための助言です。笑)
目の前にAさん座ってるんだから
直接教えてさしあげろよ、というか。
(※Aさんに聞いたところ、直接教えて
 さしあげた事実はないそうです。笑)

他にもXさんは
「ウィルス定義ソフトは◇◇すればいい、
 と話しているのを耳にしましたが
 正しくは◆◆です。
 調べればすぐわかることなのに、
 なぜそれをしないのか不思議です

みたいな投稿をしていて。

わたし
めっちゃ腹が立ったんですよね。

「ウィルス定義ソフトは◇◇すればいい、
 と話しているのを耳にしましたが
 正しくは◆◆です。」でいいのに
なぜ一言つけないと気が済まないのか。

調べてる余裕もないし
最近やった人に聞く方が早いから
聞いてるんだろうに。

ていうか、耳にしてるなら
そのとき本人たちに言ってやれよ、
なんで後出しだよ。

と、社内掲示板を見て
日々嫌な気持ちになっていました。

ポイントは
Xさんがなぜそんな投稿をするのか
ではなく(それもヒントだけど)

『わたしが』なぜ
Xさんの投稿に
嫌な気持ちになるのか
ということです。

わたしの中にある見たくない部分を
Xさんは丁寧に掲示板に投稿までして
「ほ~ら、ここ目をそらしてるでしょ~」
と見せてくれてるわけです。

それが何かっていうと、例えばわたしは

・誤った情報であったとしても、
 マニュアルを投稿しようという
 心意気が素晴らしい
・調べずに聞く方がよい場合もある

って思っている(思おうとしている)けど
心の奥底では

・誤った情報を投稿してはいけない
 (誤ってるなら投稿しない方がいい、迷惑)
・自分で調べてからでなければ
 人に聞くべきではない
 (なんでも人に頼るなよ、まず自分でやれ)

っていう強い強い思い込みがあって。

だから、それ(=その思い込み)を
わたしは我慢しているのに
わたしは出さないようにしているのに

表現してるXさんにむかついてしまう。

Xさんはきっと
自分が何かを投稿するときは
1mmのミスも間違いもないように
なんなら出力して誤字脱字まで確認して
投稿するんだろう

業務繁忙期にわからないことがあっても
まずは自分で調べて調べて調べつくして
答えまでたどり着いてしまうんだろう
それが、たとえ隣の席の人に聞けば
5秒で解決する話だったとしても。

その奥底には
「そうするのが当たり前」
「それをしなければ」
「注意される」
「怒られる」
「馬鹿にされる」
「社会人失格」
「認められない」
「必要とされない」
「嫌われる」

さらに
「天真爛漫にふるまっても愛される
 Aさんが羨ましい」だったり
「調べずに聞ける人が妬ましい」
があって

わたしは
これを感じたくなくて
(だってしんどいし)
Xさんに怒りを感じることで
ごまかしてるんだなぁ・・・って
(他人事にできるし、省エネ。)


長くなってしまったけれど
この仕組みがわかってくると
いやだなーって思うことがあっても
「はいはい、自分の課題ですね」ってなるし
この仕組みがわかってる人たちと話すと
「はいはい、自己紹介ですね」
となって、ちょっと楽しい。笑

他人の悪口で自己紹介してるときの
嫌そうな、恥ずかしそうな顔が
みんなとっても魅力的でかわいい。

かわいいから、大丈夫だから。
仲間と一緒に、他人を通して
自分と向き合っていけるって
とても素敵だと思えた時間でございました。

そんな楽しい「ダイヤモンドの知恵」勉強会、
次回は4/22(木)13:00~15:00だそうです~

美保

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