サンタがいっぱい

今年はサンタさんがたくさんやってきた

手始めに先週
職場の先輩が
パネトーネ
というお菓子をくれた

すっかり忘れていたけれど、以前
先輩はわたしが使っていなかった
コーヒーメーカーをもらってくれて
（そのとき既にお礼にコーヒーをもらっていたのに）

今年は家で過ごす時間も長く
コーヒーメーカーめちゃくちゃ使ったから、と
先輩の奥さんが勤めている職場の
お菓子を持ってきてくれたのだ

ちょうど大きめの会議が１つ
終わったところだったから
労ってもらっている感じがして
とても嬉しかった

週末、森林ボランティアに行ったら
メンバーの一人が
クリスマスケーキを持ってきてくれた

山で焚火しながらお箸でケーキ
というのが新鮮で
めちゃくちゃおいしかった。

澄んだ空気を吸いながら
仲間と体を動かして
道具小屋を大掃除して
豊かな時間を過ごせた。

森林ボランティアから帰って
家でごろごろしていると

闇取引

という物騒な件名のメールが
会社のメールアドレスに届いていた

どきどきしながら開封すると

例のブツはデスクの下に隠しておく。
これだけあれば年末年始はシノゲるだろう。

以前職場の先輩が
「いただきもののお米があるから
　あげるよ～」
と言っていたのを話半分に聞いていたのだが

本当にくれたらしい。
しかも、２升。
しかも、こんなに茶目っ気たっぷりの
メールと一緒に。

お米も嬉しかったけど
こうやってサービス精神いっぱいの
メールをくれたのが嬉しかった。

さらに

東京の（精神的）姉が
クリスマスプレゼントに
チョコレートをくれたり

地元の（精神的）姉が
手書きのクリスマスカードを
送ってくれたり

他にも
ここ1、2週間くらいで

飴ちゃんもらったり（Oさん）
昼食をごちそうになったり（Ｅさん）
カフェラテもらったり（Ｏさん）
缶コーヒーもらったり（Nさん）
チョコレートもらったり（Hさん）
チーズケーキもらったり（Oさん）
飴ちゃんもらったり（Nさん）
ココアもらったり（Mさん）
夕食をごちそうになったり（Ｉさん）
チョコレートもらったり（Hさん）
おせんべいもらったり（Tさん）
もずく汁もらったり（Kさん）
紅茶もらったり（Hさん）
チョコレートもらったり（Hさん）
（↑チョコレートめっちゃもらう）

なんだか最近
とっても与えられている

（本当はずっと与えられていて、
　最近意識して受け取れるように
　なってきた気もする）

思えば

自分の周りを廻っている
豊かさについて
数える機会があったとき

わたしは
「誰かに食事を奢ってもらった」と
「誰かに食事を奢ってあげた」を
相殺していた

わたしは
「親に何かもらった」と
「親に何かあげた」を
相殺していた

【相殺】だから
わたしの周りに豊かさは
ちっとも回っていない
と思い込んでいた

だけど
最近気づいてきた

ものでも
ご飯でも
お金でも
行為でも

単純に物質や物体
ものそのもの
ことそのもの
の授受はない

必ず

気持ちが乗る
想いが乗る
ストーリーが乗る

むしろ、
そっちが本質で

ものやことは
ついで

パネトーネも
ケーキも
お米も
嬉しかったけど

ほんとに嬉しかったのは
そこに込められた
労い
思いやり
心配り

だから
奢り奢られる
与え与えられることに
相殺なんて
ないんだ

って気づいたら
今年は
サンタさんがいっぱい
やってきたよ

メリークリスマス！

美保