休憩時間にもの思う

今日は
そもそも嫌だった

前日に都合も確認しないで
「書記をしてほしい」と
人伝に頼まれて

打合せ先との関係も
背景も
いまの課題も
ほぼ知らない会議の
書記

それでも「仕事だから」と
自分に言い聞かせて
いやいや参加

予定では会議は15:00~16:30
17:30には議事録メールで送って
定時に帰って
大好きな本や漫画を
楽しむ予定だった

のに

会議終わったのが17:30
しかもそこから雑談で18:00

わたしが勤めている会社は
17:30~18:00までは休憩時間で
残業にはカウントされないうえに
最低でも2時間以上でないと
残業してはいけないという
不文律があるらしい(今日知った)

これまでできるだけ
残業する日は前もって
心の準備をして
おにぎりも1個持って

17:30~18:00までは
意地でも働かず
休憩して

心の平穏を保ってた

のに

たかが30分
されど30分

時間を奪われている
命を奪われている
ただ働きさせられている
と感じる

わたしも
嫌なら帰ればいいのに
そもそも書記も
断ればよかったのに

いい顔をしたばかりに

あーーーむかつく。
あーーーいやだ。
あーーー帰りたい。
あーーーイライラする。

機嫌の悪さを隠しもせずに
その場にいた

こういうときわたしはよく
物に当たりたくなってしまう
壁を殴ったり
資料を破り捨てたり
大きな音を立てたり

「怒ってるのに気づいてよ!」
「わたし我慢してるの!」
「いーやーなーのー!!!」

『だから察してよ!!!』


とやりたくなってしまう

そんなこんなで今日
ぷりぷりしながら
絶対2時間残業してやる!
と思って議事録を作っているとき

同じ会議に出ていた先輩と雑談になり

そういえば
わたしこの人のこと
苦手だったよな・・・と
思い返した


(この人のことが嫌すぎて
 トイレにこもって
 壁を殴ったことがある。
 痛かった。)

なんで苦手じゃなくなったんだっけ???

出張帰りに
わざわざ車を停めて
飼っている猫にあげるための
マタタビを用意していたから?

元自衛隊の人と
アーミー話で盛り上がってるのが
かわいかったから?


そうなんだけど
それもあるけれど

例えば、そう。

この人はわたしに仕事をふるときに
「ほんとにだめだったら、無理しなくていいから」
と言ってくれる。

あ~気を使ってもらってるな~
大事にしてもらってるな~
いざとなったら守ってくれるだろうな~
って安心できて心地よくて

あ、わたしやりますよ~
全然大丈夫ですよ~
って言いたくなっちゃう。
(わたしの扱い方がよくわかってるなと思う)

例えば、そう。

この人は、結構素直に悪口をいう。
けれど絶対に、他人のことを
「間違っている」とは言わない。
「自分とは合わない」と言う。

自分のままで生きている人は
自分のままで生きている人に
寛大というべきか、
らしさを尊重し合えるのが
ベースというべきか。

例えば、そう。

わたしから見ると
明らかにうまく機能していなくて
そのメンバーに入れられてなるものか
と抵抗しまくっていたチームに対して

この人は素で
「傍から見たら問題だらけかもしれないけれど
 メンバー全員が機能したら可能性があるし、
 いいチームに化けるかもしれない。」

と言っていて
「あぁ、見る人によっては
 そんなふうにも見えるんだな~」
と感動した覚えがある。

言ってしまえばわたしは
この人とのおしゃべりが
好きなのである。

業務時間外に聞ける
この人の仕事観や人間観が
好きなのである。

そしてこの人に限らずだけど
業務の外で見る
人間くささや
かっこよさ
らしさ
が大好物なのである。

そう思うと、確かに
17:30~18:00の30分は
お給料は発生しないけれど

わたしにとっては
残業代以上に
何か受け取れるもの
があるのかもしれない

少なくとも
時間とお金だけで
【無駄】と切り捨てるのは
尚早かもしれない

でも、
まだ、
今は、
いや。

まだ心からは納得してない
そんないまのわたし。笑

美保

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