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平凡式トレード手法⑥仲値戦略とテクニカル手法


早速ですが、皆さんは何の為に資産形成をしていますか?

「老後のため」
「子供のため」
「離婚などで収入が下がるから」
「物価上昇に対応するため」

このように皆さんは何かの為に資産形成をしていると思います。
2024年からスタートした新NISAを皮切りに投資をスタートされた方も多いはず。

先日ポストした通り、今から新NISAで米国株に投資すると含み損を抱える期間が長くなる可能性が高いと予想しています。※ポストのリンクも貼っておきますね。

将来の為に良かれと思って始めた投資が人生の足枷になってしまうケースを避けるために私たちは金融知識の底上げを図らなければいけません。

「NISAに課税を」
「計算してみたら老後は2000万ではなく3000万は必要でした」

など、平気で手のひらを返す政府の敷いた教育を斜め上から俯瞰してみてレベルアップしていく必要が私にはあります。

成長が結果に反映されるまでは少し時差がありますが、折れず目的達成の為に頑張りましょう👍

今回のnoteも皆さんのトレードスキルアップに繋がればと思いながらできる限り分かりやすく仕上げたつもりです。満遍なく吸収して利益に結びつけてください😁

それでは、早速いきましょう👍

§1.仲値トレード

①仲値トレードとは

5と10の付く日のドル需要を狙ったトレードをゴトー仲値トレードといいます。これは知っている方も多いのではないでしょうか?🤔

念の為、解説を。

<ゴトー日>
5日、10日、15日、20日、25日、30日

<なぜゴトー日はドル需要が高い?>
日本の企業の決済処理は5日と10日のつく日に行われるケースが多いです。
従って、円をドルに変える必要があります。

その時に適用されるレートが”仲値”

仲値は午前9時55分の為替レートをもとに銀行側が決めます。銀行の立場に立つと、ゴトー日になると多くの企業がドルを買うことがわかっているので、できるだけドルが高い時に企業の持つ円と換えたいと考えています。

従って、仲値を迎える9時55分までにドル買いを行って、為替レートをドル高円安になるように誘導する傾向があります。

<注意点>
仲値が土日と被った場合は、1営業日前に。
5日は土曜日の場合は4日金曜日がゴトー日です。

30日が週末で31日まである月は31日がゴトー日になるので覚えておきましょう👍

②実践編

それでは、実践の話をしていきます。
ゴトー日の仲値トレードでよく言われるのが、

”ドルを9時に買って9時55分に売る”

要するに、ドル円ロングを9時にエントリー、9時55分に決済するという戦略です。しかし、これだと勝率がそこまで高くありません。

<勝率をアップさせる方法>
①週末ゴトー日を狙う
下の表は少し古いデータですが8年間のデータなので信憑性は高いです。金曜日ゴトー日の勝率が群を抜いていることが分かると思います。従って、金曜日のゴトー日に絞るのが得策👍

2010年8月〜2018年7月

②テクニカル分析
テクニカル分析の根拠の付け方はこれまでnoteでお伝えしてきたスキルを活用してください。特に平凡式トレード手法③エントリーのガイドブックの参照を推奨。

上記のドル円のチャート画像を例に解説すると、9時のローソク足が10EMAを抜いてリターンムーブの動きを挟んでいることが分かると思います。

10EMAへのリターンムーブでエントリーする”

上記のチャートではこのように戦略を立てることが出来きますね。

そして、私が推奨する戦略は、、、
週末ゴトー日に絞って、テクニカルを活用したトレードスタイルです。

”無駄なエントリーをしない”
”再現性のあるトレード”

投資の世界で長く息をすることだけを考えてトレードしていきましょう👍

③新NISAの仲値戦略

ここからが2024年から取り入れられる新しい戦略です。

「新NISAの外貨フローを活用した仲値トレード」

<新NISAの積立日>
1日15%、10日13%、15日10%
※松井証券の場合

<クレカでの投信積立買い付け日>
楽天証券1日、8日
SBI証券1日
マネックス証券、20日の3営業日前

積立日は1日が多いことが分かります。
従って、”毎月第2営業日の仲値に向けて円売りが強まる可能性が高い”と予想することが出来ます。

こちらもテクニカル分析を活用してより再現性の高いトレードを展開していきましょう😌

仲値トレードは初耳の人は目から鱗の内容ですよね。
私も仲値の存在を知った時は投資の奥行きを知り、投資の世界にどっぷり浸かるきっかけになったのを覚えています。

次の新しい引き出しはテクニカル手法から👍
ここからもう一度スイッチを入れ直して!行ってらっしゃい👋

§2.テクニカル手法

<勝ちを確定させるトレード手法>

これは1月19日(金曜日)のトレード結果です。
なんの変哲もないトレード結果に見えるかもしれませんが、これにはある技が隠されています。

題して「部分利確✖️SL引き上げ戦略」
まずは下のチャート見てみてください。

エントリーポイント:2024.23ドル

<根拠>
・4時間20SMA
・30分足200EMA
・赤の水平線

<利確目標>
日足pivots 2017.417ドル

<損切り>
30分200EMAを上抜けた場合or2028ドル

こんな戦略でスタートしたポジションでした^^
しかし、思うような下落には発展ぜず、ヨコヨコの動き。

19日の朝に報道された北朝鮮の核ミサイル演習の影響か?
地政学リスクも考慮して、2022.26ドルで部分利確しました。

ここからが重要です。
10Lotのうち5Lotを利確、残りの5Lotには日足pivotsを目指してもらいます。
※SLは建値に移動。☜これがキーポイント

これが”勝ち確定のトレード戦略”

部分利確を活用して、残りのポジションで最大のpipsを取りに行くわけです。生憎、今回のトレードは建値にかかってしまいましたが、資金が減らなければOK。

私はこの手法をよく使います。何度も助けられた手法で相棒のような存在と言っても過言ではないくらいの長い付き合いです。笑

利小損大で悩んでいるトレーダーの方は活用してみてください👍

おまけで二つ目の7Lotで入ったポジションの解説を👍
トレード①がSLにかかったとはいえ、30分200EMAがレジスタンスとして機能していたのでもう少し有利な位置の2025ドルからショートを仕掛けました。早速、下落したので20pips抜けた時点でSLを建値に変更。※地政学リスクの警戒

利確目標を2020ドルに設定していましたが、実際に利確した2021ドル付近の青のラインが過去に二度反発していたのでこの辺りで底を固めると判断して決済しました。

このようにスキャ〜デイトレードは瞬間の判断が求められます。あと一歩でTPに届いたのに、、のような取りこぼしが無いように相場観を鍛えていきましょう😌

§3.2024年注目銘柄 第二弾

①注目銘柄(日本株)

平田機工(6258)
自動車関連はEV関連設備が大きく牽引。半導体関連は一部キャンセル等で減速気味だが、自動車向けパワー半導体が支える。手厚い研究開発予算の消化遅延。営業益上振れ。配当性向2割以上。25年3月期もEV関連伸びるが、先行投資続く。

熊本は半導体の拠点として世界的に有名なのはご存知でしょうか?
そして、台湾の世界最大手半導体受託生産会社TSMCが2024年12月についに熊本新半導体工場が稼働する予定。これは福岡の半導体銘柄にとって追い風になるはず。

従って、TSMCとは台湾子会社を通じて取引があるとみられる平田機工にスポットライトを当てました。今後の動きに注目です👍※四季報参照

§4.最後に

平凡式トレード手法⑥はどうでしたか?
回数を重ねるにつれて実践的な内容が増えてきていると思います。

定期的に平凡式トレード①から見直して気付きを裁量トレードに持ち帰ってくれたら嬉しいです。

私のノートを読めば
「自分は引き出しが少なかったんだ」
「インジケーターの認識を間違っていた」
「ファンダメンタルを疎かにしていた」
「資金管理が甘かった」

のように、皆さんに合った処方箋が見つかるはず。

2024年ももうすぐ1ヶ月が過ぎようとしています。
まずは2024年の上半期をいい形で折り返せるように頑張りましょう👍

それでは、良い週末をお過ごしください。

追伸
毎週日曜日に公式LINEにて相場解説をしています。
公式ラインの登録がまだの方は下記のリンクからご登録ください👍


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