締め切り天国

久々に、締め切りが重なり、やばい、苦しい…。
と思った時、
あーもうダメ、限界、と追い詰められた時に
ふっと浮かぶセリフとか、
締め切り後の解放感とか、
1人で孤独に苦しんで、
もだえて、ああ、なんでこんなことやってるんだろう、私才能ないわ、
と落ち込む、ということをもう十何年も繰り返し、
それでもまたやってしまう、ということは、
やっぱりこれが好きなんだという結論。

でも、「修行」というのは必要ないという段階にきてるので、
この作業は修行でもなんでもなく、
やめたければやめてもよく、
これをしなくても死ぬわけでもなく、
やれることは他に山ほどあり、
これがなくてもとても幸せで、
これを通して得るお金がなくても何の問題もなく、
困ったら手を貸してくれる有能な人たちが、
周りにいてくれていて、
やりたいからやっているのだ、
というスタンスなので、
余計なストレスや苦しみはない。
つまり客観的な視点は保ちつつも、
周りからの評価への余計な期待や不安を手放し、
ただ現時点での自分自身の持つ潜在的、顕在的な力の限りを尽くす。
意識が外向きゆえに受けるストレスや苦しみがないだけで、
締め切り前の苦しみはまったく別物になる。

どんなものでも、産みだそうという時、
よいものを作るための苦悩、試行錯誤というのは必要不可欠で、
ただその過程を、時には、
泣き、笑い、苦しみ、楽しみ、暴れ、叫び、八つ当たりしながら、
淡々とこなし、借りれるものはどんな力でも借りる。
好きなことだからこそ、
限界に挑戦できるのがワクワクする。
自分の力を試すのは、いつでも楽しい。
苦しい時は、未来にいる理想の私に思いを馳せ、
ニヤニヤする。

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