人生の教科書 ▶︎自分は何者にもなれない

「何者」かにならなければ。
そう思いながら生きてきました。

でも最近、というか今日、
自分は何者にもなれないと気付きました。


中学の頃から、生きづらかった人生は
「何者」かになれば、解消されると思っていました。

大人になれば。
就職して肩書をもらえば。
お金があれば。

そう思っていたけど。

実際そうなっても、
生きづらさが消えることはありませんでした。

人生から苦しい瞬間がなくなることは
ありませんでした。

それどころか、
オリジナルな「何者」かになることは
できないことに気付きました。

背伸びをしても、
どうつくろっても、
「何者」かになれる訳じゃなくて。

逆に、その歪みが後々自分を苦しめました。

「何者」かになろうとして、
「失敗することができない自分」に行き着いて、
首が回らないほど苦しくなりました。

優等生のふりをしている自分
嫌われることを恐れて断れない自分
失敗が怖くて人の意見に右往左往してしまう自分

そんな自分になって、
本当の自分をひた隠しにして、
生きるのがもっと苦しくなりました。


苦しみの中でもがき続けるうちに、
今の自分のまま生きるしかないことに気付きました。

弱くて脆い自分だけど、
それをそのまま生きるしかないみたいでした。

「何者」にもならずに、そのままの自分で。
明日も生きていきます。




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