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台北麺線界きってのデカ盛り麵線_麵線町

さて今回は、私が大好きな台湾グルメ「麵線」のお店の中でも、他の麺線屋さんと一線を画すボリューミーな麵線のお店をご紹介しましょう。

ご紹介するのは、台北市大同区にある「麵線町」という小ぢんまりとしたお店。
どうやら隠れた(?)名店らしく、Google Mapの口コミでは2,000件以上のレビューが書かれています。


他の麵線屋さんと何が違うの?

台湾グルメといえば「雞排」(ジーパイ・台湾揚げ鶏)とか「刨冰」(バオビン・台湾かき氷)が有名ですが、地味ながらも根強いファンがいるのが「麵線」(ミェンシェン・台湾風にゅうめん?)。

多くの麵線屋さんでは、こんな感じのものや☟

精武路大腸蚵仔麵線
精武路大腸蚵仔麵線(台中市)

こんな感じの☟シンプルなものが多くて、具が入っていてもそこまでの(見た目の)インパクトは大きくありません。
ジャンルとしては軽食といった感じでしょうか。

阿宗麵線(台北市)

しかし。
今回ご紹介する「麵線町」は何しろボリューミー。正直軽食として食べるものではありません。ガッツリ系食事です。麵線界の二郎といっても過言ではありません(過言)。
だって見た目からコレですから☟

ででーん!と圧がスゴい麵線町の「海王子愛三寶」
牡蠣とイカとすり身揚げが入っています

ちょっと寄りすぎの写真で逆に大きさが分かりづらいと思うので、横からちょっと引いて撮った写真も置いておきますね。

「海王子愛三寶」、そもそも器もデカいし深い

奥に見えるのが、台湾コーラ「黒松沙士」の600ml PETボトルです。
カウンターの奥行きは30cm程度で、多少は遠近感の影響があるとしても、PETボトルが小さく見えるほどの丼の大きさ。
目の前にこれが置かれたときは正直「注文失敗したんじゃないか?胃に入ればいいけど…」と思ってしまったものの、時間をかけて何とか完食することができました(笑)

ということで、「麵線町」の麺線は何しろボリューミーなのです。

お店の位置

そんな「麵線町」があるのは台北市内。
台北駅から地下鉄の淡水線(赤ライン)に乗って、中山駅(1駅目)で降りて北に5分くらい歩くか、もしくは雙連駅(2駅目)で降りて南に3分くらい歩きます。

地下鉄の上に帯状にある「心中山線形公園」を歩けますので安全ですし、台湾メトロのマークが入っている大きなビルのほぼ向かいに「麵線町」はあるので、迷うこともないんじゃないでしょうか。

公園側から見たお店の外観はこんな感じで、ビジネス"レトロ"という雰囲気。

「麵線町」外観


1階の席数は8~9席ですが、2階にも席がある?らしく
店員さんに声を掛けて階段を上る人もいました

肝心のお味は?

気になるお味はといいますと、
・お出汁(かつお)の味がしっかりあって美味い
・イカがモキュっと歯ごたえあるし出汁とのバランスが良くて美味い
・つみれ揚げせんべいみたいなやつ?はカリカリで食べても美味い
・麺は細いエノキみたいな食感で、出汁がよく絡んで美味い
ということで、トータルで美味しかったですね。

ただ、後半30%くらいは胃の容量的に流石にキツかったです…。

並ぶの?日本人でも訪問しやすい?

ここまで読んで「行ってみたいな~」と思った方の中には、「台湾観光のスケジュール的に待ち時間が長いならちょっと…」とか「中国語とか台湾華語喋れなくてもだいじょぶそ?」と不安になる人もいるかもしれません。

まどろっこしいのが苦手なので結論から言いますと…

・多少は待つが10人以内なら待っていいのでは
自分が訪問したときには前に5名待っていましたが、10分もしないうちに席が空いて座ることができました。地元の人からすると、麵線はお店に長く滞在する類の食べ物ではないようなので回転は速い方だと思います。
また、並んでいる間に店員さんがやってきて注文を取ってくれるので、席についてからお品物が出てくるまでは早いです。
ですので、待ち時間が…というよりも、どちらかというとアツアツでボリューミーな麵線を食べる時間をしっかり計算した方がいい気がします(笑)

・中国語や台湾華語が喋れなくても大丈夫
並んでる間に注文を取ってくれる店員さんはメニュー表を持ってきてくれますし、おススメには「♡」マークが表示されていますのでめちゃくちゃ分かりやすいです。
指さして「This!」とかで全然通じますし、注文以外ではこちらから話しかけない限りは喋らないといけないようなイベントは発生しません。
(同行者の完食待ちにかなり時間が掛かる場合などは、店員さんから「席空けてもらえます?」と言われることはあるかも。)

さいごに

ということで、今回は台北麵線界のラーメン二郎こと(私が言うてるだけや)「麺線町」をご紹介しました。

店員さんイチ押しの「海王子愛三寶」は150元(686円・1 TWD=4.58 JPY換算)と、そんじょそこいらの麵線の倍はするものの、食べ応え抜群ですので満足感は半端ないです。
実は「イカが美味しい」らしい台湾のイカをしっかり食べることができるのも、良いポイントですね。

しかもお店のすぐ南には中山地下街への入り口もあるので、「流石に食べ過ぎたな…」と思ったら台北駅まで地下街を観光すれば、20分程度のちょうど良い腹ごなしにもなります。
中山地下街には「誠品R79」という台湾最長の地下書店街がありますし、暑い季節でも涼しく過ごせますよ。
書店街の中には日本の書籍が中国語訳されたものも置いていますので、ふらっと立ち寄って「へ~、台湾の人って日本のこういうものに興味があるんだな」と知ったり、もちろん新たな台湾の一面を知ったりという楽しさもあります。

みなさんの中に麵線に興味をお持ちの方がおられましたら、是非「麵線町」での食事を楽しんでみてくださいね。


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