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離島への土産、ミスド最強説
ここは離島。
コンビニもチェーン店もない。
気軽に日帰りで本土まで行くことができればいいが、時間的、経済的に難しい。
だからこそ、家族や知人が本土に出て土産を買ってくることを心待ちにしている自分がいる。
関西や関東に住んでいる頃は夢にも思わなかったが、まさかこんなにコンビニのおにぎりやサンドイッチが恋しくなる日が来るとは。
同じくマクドナルドのポテトやダブチ、ケンタッキーなどジャンクなものもたまに無性に食べたくなる。
どれもこれも以前は食べたくなれば食べに行ける距離にあったのに、今では最寄りのマックやコンビニまで高速船を使っても2時間以上かかる。
「お土産」としてはあまり相応しいものでは無いイメージだが、普段手に届くところにないからこそ、貰うととっても嬉しい。多めに買ってきてもらい、冷蔵庫で保存し数日間楽しんだりもしている。
もはや「ファストフードとは?」などと無駄なことは考えない。食べられるだけでありがたい。
ただし、貰って嬉しいものと土産として買いやすいもの、渡しやすいものは別の話だ。
コンビニやファストフード店で買ったものをわざわざ郵送する人はいない。そのためそれらを持って船に乗り、島まで帰ってくる必要がある。
重要なのは手荷物として相応しいかどうか。重さとかさばり具合を第1に考え、気を遣う人は周囲への臭いにも配慮するだろう。土産を渡すまでに半日以上経過することもあるため、湿度の高い時期は腐りやすいものもNGだ。そして避けては通れない価格の問題。
渡す相手が多ければ多いほどこれらのバランスを慎重に考え、最適で喜ばれる土産を探る。
この条件に最も適しているのが「ミスド」のドーナツなのだろう。これまで数年島で暮らしているが、いただく機会が最も多い。
小さな子どもからお年寄りまで幅広く喜ばれるのも人気の理由のようだ。
3歳の息子も誰に教わったのか「ピカチュウ」というキャラを認識しており、ピカチュウ柄のドーナツを嬉しそうに耳からかじっていた。
ミスドのドーナツは2-3ヶ月に一度の楽しみとなっている。
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