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【ズル賢い3歳児】欲しいオモチャを手に入れる

100円ショップに行った時のこと。

子どもにとってはオモチャ売り場がキラキラと輝いて見えるのだろうか。初めて入店したお店なのに、吸い寄せられるかのように3歳児はオモチャ売り場へとダッシュした。

欲しいオモチャが見つかると、彼はその場に座り込む。もちろん両親は各々目当てのモノを探しに離れたところにいる。万引きでもしたら困るので、目の片隅に入るところに息子を捉えつつ商品を見て回る。

「気が済んだら周りを見渡し、親がいないことに気が付いたら探しに来るだろう」と私は思っていた。

ところが、親がいないことに気づいた彼はどうしたか。その場に座り込んだまま「パパ〜!ママ〜!どこにいるのー?」と大声で叫び出したのだ。

叫びながらも視線はオモチャに向けられたまま。親を本気で探しているようには見えないのだが、迷子かと思い店員さんが息子の様子を見に来る。そうなると、親として彼の元へ行かざるを得ない。

「帰るよ」と言って店を出ようとしても、同じ事を繰り返すか、大声で泣き叫びその後数時間機嫌が悪くなる。

それならばと「高いモノではないし一つくらいならいいか」と買ってしまう。こうして彼は目当てのモノを手に入れる。

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