#免疫食堂


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「免疫食堂」は一人でも出来る。食堂に「客」がいる、いないは全く関係ない。一人から始めることが重要だ。一切の妥協を許さず、自分の考える先端を歩くべきである。そうすれば、誰か一人でも支持してくれる、フォローしてくれる人間があらわれる。たった一人の強烈な理解があれば十分だ。私たちの創造は決して選挙などではない。ネットであろうと、現実社会においてであろうとも、大衆は敵に回すとやっかいだが、味方につけてもあまり役に立たない。


皮肉にも、新型コロナウイルスは、人類の未来にミニマルという選択肢を突きつけた。

人類はこの未知のウイルスに真正面から、世界規模で、抜本的に、挑まなければならない。国家や政府が主導することは必要なことだが、それだけでは決して充分だとは言えない。私たちにできる最善のことは動員できる大規模な市民のグループを集めることではなく運動の質点となるミニマルのコンセクエンスを示すことにある。

運動の拡散に重要なのは積分だ。だが、積分は単なる足し算に過ぎない。水道の水が蛇口から出てくるとき、水の量を一つ二つと数えることはできないが、一秒当たり出てくる水を足していくと全体の水の量が分かる。これが積分だ。そして、流れ出したら止めることはできない。だからこそ、最初のミニマルには絶対密度と絶対熱量が重要なのである。

ウイルスと人類の対決は、国家や政府や法や行政などによるものではなく、実にシンプルな決着になる。つまり、それは全ての人間が持っている「免疫」である。

「免疫食堂」は必ずウイルスを支配する。ウイルスを支配する人間は、人間の生命力という存在を心から信じている。そして、世界中に2000万箇所の仲間をコネクトする、これは、人類とウイルスの足算と積分と指数関数の戦争なのである。

「免疫食堂」の中核になるのは、有権者と政治家が同意するずっと前に、将来を見据えた行動を起こさなければならないと考えている世界中の周縁の無名の人びとだ。
未知のウイルスに対抗するのは、従来の常識や発想にとらわれない、人類のミニマルの持続可能性を自ら実践する、個性豊かな人々で、唯一の共通点は、遠い未来を見据えているということである。

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