iPS研究所の山中教授「最低1年は我慢を」 新型コロナ終息へ「専門外」でも情報発信続ける



山中教授の意見には同意する。山中教授は学者である前に、一人の人間として何かを起こそうとしている。期待したい。

まず、コロナ危機における「専門家」は存在しない。全ての意見は「プランA」にすぎない。数字を眺めて、聞きかじりの豆知識で予測や解析をしても何の意味もないと、山中教授は言っている。今、私たちに必要なのは、プランと実行による「統合知」だ。

新型コロナウイルスについては、疫学、生物学的領域に留まらず、全体的社会的現象のフェーズに突入している。全体的社会的現象とは、社会集団の法的、倫理的、審美的、政治的、経済的な側面が一気に表れる現象で、いずれか1つには還元できない。

そして、山中教授はこの危機はまだまだ続くと見ており、集団免疫とワクチンや治療薬の完成が感染拡大の収まる時と見ている。

つまり、それは「免疫」という命題が、この問題の核心であるということに他ならないのである。

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