未知の抗体〜分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)アプローチ(草稿)


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僕たちは初発的に人類を救うことが、この国を救うことだと思っている。


残念だが僕たちの世代では、このウイルスに打ち勝つことはできない。だったら、未来の人類のための轍(わだち)を築くしかない。人類とは、妊婦と世界数十億人の苦難を強いられる人々、つまり、科学では救うことのできない人々が僕たちのターゲットだ。

IgAは、目や鼻、唾液、消化器から、そしてあなたの膣まで、まさに“入り口から出口”までの全身の粘膜に存在する。僕たちの提唱する未知の抗体〜分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)の「臨床」とは、少なくとも一日最低3000回以上の「咀嚼」を最低30年続けることである。30年という時間性は、途方もない時間性のように思えるが、そのコンセクエンスに到達するのは科学よりも圧倒的に早い。そして、そのコンセクエンスは全体環境的である。そのためには世界変えるのは「妊婦」しかいないし、「妊婦」が変わらないと世界は変わらない。だが、パラドキシカルに言えば、そいういう「妊婦」が二人誕生し、繋いでいけば、30年後、50年後世界は大きく変わる。そう、6人の人間をたどっていけば、世界中の誰とでも知り合いになれるという、ミルグラムのスモールワールドの考え方である。

IgA は非常に弱い補体活性化抗体である。細菌細胞溶解を誘発しない。だが、分泌型 IgA は主に上皮細胞表面に見られ、中和抗体として、リゾチーム とともに作用し、細菌細胞壁中の糖鎖を加水分解することによって、免疫系による感染除去を可能にする。

「咀嚼」という免疫訓練トレーニングは、非自己ではなく自己生体で産生される無害なアルコール消毒のようなもので、瞬間的な効果しかない。だからこそ連続的に持続させることが重要であり、その結果「唾液」の抗体価も高めることができる。つまり、「咀嚼」は、腕立て伏せや腹筋を行うのと同じことである。「咀嚼」中は、IgAは分泌されウイルスなどの非自己を捕まえて貪食細胞であるマクロファージがウイルスを食べやすくする。そして、「咀嚼」による免疫訓練が成されていないときは、空腹状態を保ち、マクロファージに余計な負担をかけることをしなければ、この程度の弱毒性のウイルスに感染発症することはない。絶対に。

そこには、30年間に渡る「臨床」が存在する。問題はそれを実践することができるかどうかだ。もちろん、僕たちは決して楽観的には考えていない。人間は成長発達してからでは、論理の秩序やスタイルをドラスティックに転換するのは難しい。たとえそれが80歳であろうと、20歳であろうと。それを実現するのは「妊婦」しかない。そして、たった一人でやり抜く強い信念や覚悟が必要になってくる、生まれてくる新しい命のために。


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未知の抗体〜分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)             トレーニング・イミュニティー〜免疫訓練の臨床に参加してみないか?

僕たちのコンセクエンスは先端科学のそれとは異なる。血清中には存在せず、唾液や消化液外分泌中のみ含まれるこのユニークな免疫グロンブリンの正体の解明ではない、この未知の抗体の産生である。


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僕たちは人類を救うことがこの国を救うことだと思っている。


〝東京〟は、すでに感染のバリコン爆弾下にある

新型コロナウイルス変異株は感染性が高い。第3、第4の未知の受容体、細胞侵入機構は存在すると考えるべき。


東京はすでにウイルスが蔓延している。エアロゾル感染のエピセンターである。そして、東京都民の未来はウイルス感染のアンダー・ザ・ドームでの生活を余儀なくされている。それはこの感染下でのオリンピックというウイルスにとって絶好のフェスティバル開催という、この国の我慢ができない国民の選択だからしかたがない。だが、〝東京〟は未来の日本の縮図である。

新型コロナウイルスの感染は、バリコン感染爆弾のようなものである。東京は、すでに可変コンデンサーやバリアブルコンデンサーの原理の応用による感染爆発空間を作り出している。何かが少しでも動けば、容量が変わりメーターが動き、電流が流れ、静電気の容量が変化する。今はコロナウイルスによってこの都市全体が大きな可変コンデンサーなっていると考えればいい。空気エアロゾル感染は、そういうことである。

この中の人間や物体が静止している限り静電気の容量は変わらないが、少しでも動けば容量が変わりメーターが動き、電流が流れ、自動的にスイッチを入れたりすることを可能にしている。東京という地区リージョンが、新型コロナウイルスの感染ドームに覆われており、東京都民は、エピセンター、そのアンダー・ザ・ドームの中で生活しているということになる。


やがて、この東京発の新型コロナのウイルス・ドームは、日本中を覆うことになる。


また、このウイルスはすでに全国の都市に入植している。現在の状況は、全国の都市部においては、ウイルスは存在するが感染ではない状態、つまりコロニー形成下による感染経路不明の感染が拡大していると見るべきである。

そして、そのほとんど人間はすでにウイルスに曝露している。今日が陰性であっても、明日は陽性、いや、一回目検査で陰性であっても、2回目では陽性、唾液で陰性であっても咽頭では陽性、ウイルスは都市部の人間全ての体内に侵入し、その日の気温、湿度、体調、行動により明滅している。

新型コロナウイルス感染は、一過性感染での顕性感染 (症状があらわれること)なのか、自覚症状がないまま治癒する不顕性感染 (症状があらわれないこと)なのか、不顕性感染の場合でも、症状がおさまった後は ウイルス が体から排除されており、新型コロナに対する免疫を獲得する場合もあれば、ごく微量のウイルスが存在し続けることもある。また、持続感染として、感染したウイルスが体から排除されず、数ヶ月以上にわたって体内の中にすみつくことで、発症を繰り返す場合もある。

現状の陽性率からすると、もはや陽性者は全国で数十万、数百万人規模で存在し、感染はしていないが、または検査では判明しないが曝露している人間は1000万人以上は存在すると考えるべきである。無症状で検査結果において陰性であっても、このウイルスは狡猾に体内に潜んでいて、慢性的にな持続感染状態を保っている。一度感染したあとでも、症状は現れ、それが再感染なにか再活性化なのか、後遺症なのかすら不明なのである。

このウイルスは、癌、肥満、高血圧、糖尿病、生活習慣病などの塁上の基礎疾患者をホームインさせるブーストウイルスであり、重要なのは、塁上の基礎疾患の存在である。進塁させないこと、塁に出さないことが最大のウイルス対策なのである。
このウイルスに対する戦いと基礎疾患を塁上に出さないということは、同じベクトルとして捉えなければならない。つまり、新型コロナの治療戦略における、ベクトルの先にあるのは、新型コロナウイルスの抗原ではなく基礎疾患だと言える。基礎疾患がなければ、生体の免疫が機能するためこのウイルスは怖くない。

経済社会活動の再開にワクチンが有効なのは確かだが、自己体調、自己細胞の観察の仕組みを家庭や学校、職場にも持ち込むことで効果を補えば、日本は日本のやり方で、感染拡大を社会全体で抑え込める。

新型コロナウイルスの感染防止策においては、早期検知というと検査の拡充が強調されがちだが、実は、ポイントは検査前にあることも見えてきている。食という日常的社会行為により「喉の違和感」や「発熱」だけではなく、腸管免疫、便の状態なの体調の変化を感知し、その兆候を早期に把握する。新型コロナの命題は、持続感染と持続免疫についてである。一回ワクチンを接種すれば安心という問題ではない。自己学習・自己診断・自己臨床により、検査すべき人をあぶり出すために、自らの細胞と会話するマインド・セルコネクション自己細胞観察のシステムが重要になってくる。それは決して科学や医学の綱渡りの限られた論理空間での世界観ではなく、動物本来の持つプリミティブな本能のようなものである。

結論から言うと、「新型コロナ病」とは、生活習慣と、生活様式の複合的因子による「生活様式病」、コントロール可能な「慢性疾患」と認定するのが合理的である。

新型コロナは、決して「死の病」ではない、だが発症前において、感染力が強いという「やっかいな病」であることには違いはない。
このウイルスは、感染者の多くが無症候性キャリアもしくは軽症であるものの、2割が重症化しさらに高齢者や基礎疾患がある人の場合には死に至ることがある。新型コロナウイルスの情報は大分出揃ってきた。まず、この新型コロナウイルスの概念は、インフルエンザよりもHIVエイズウイルスに近い。「潜伏期間が長い」「潜伏期間中も感染」「感染しても無症状が多い」「体外での生存期間が長い」、そして、最近では免疫暴走による様々な重症化例も報告されている。多くの場合は軽症で収まるが、ヒト体内の受容体と結合し、免疫システムを破壊し暴走するケースも今後増えてくることも想定される。


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僕たちは強いから決して負けない。
僕たちは弱いから決して勝てない。


もちろん、最終手は治療薬やワクチンということになるが、医療崩壊を防ぐための盤面であることを認識する必要がある。そして、このゲームの目標は「チェックメイト」ではない、「ステイルメイト」だ。つまり、「均衡」である。だが、その「均衡」は、ウイルスが主導する「均衡」、つまり、「コロナ均衡」ではない。もちろん、人類の自己都合による「人類均衡」でもななく「環境均衡」であることがデフォルトでなければならない。

新型コロナウイルスに対するアプローチもまるで発想が逆である。地球が助からなければ、国も社会も個人も助からない。そのベクトルから間違っている。『地球の長生きに興味のない人間が、自分の長生きだけに関心を持つ』これがこの国の人間の本音だ。とにかく自分が助かればいい。これがこの国の個人主義である。日本国憲法第13条が規定する「個人の尊厳」は,全体を個人に優先させる全体主義を否定し, 個人主義を宣言するものだ。しかし,個人主義は,自己の利益だけを追求し,他人の利益を軽視あるい は無視をする利己主義(エゴイズム)とは区別されなければならない。「個人の尊厳」とは,あなた個人 だけを尊重するということではなく,あなた以外の他の個人もあなたと同じだけ尊重されなければならな いということなのであり、他人の利益を無視するような自分勝手やわがままを許すものではないは当然である。

多くのアクティビストはかつて、地球が直面している最大の問題は生物多様性の喪失、生態系の崩壊、そして気候変動であると考えていた。 彼らは30年以内に、科学の力でこれらの問題に取り組むことができると信じていた。 しかし、科学者たちは解決のための対処方法を知らない。環境問題の最大のポイントは、人間の利己的、貪欲、無関心であり、精神的な文化的な人間に変革することだったのである。

人類はこの未知のウイルスに真正面から、世界規模で抜本的に挑まなければならない。国家や政府が主導することは必要なことだが、それだけでは決して充分だとは言えない。私たちにできる最善のことは動員できる大規模な市民のグループを集めることではなく、運動の質点となる小さなエリアにおいてコンセクエンスを示すことにある。
そのコンセクエンスは、一度大成功するだけでは不十分であり、持続可能な運動、しかも世界中で起こる必要がある。


負けて当然、勝って偶然。将棋の世界には、こういう言葉がある。


一番隙の無い布陣というのは、戦う前の状態、つまり最初に並べた形なのである。一手指す毎にそこに隙が出て来る。負けて当然とはそういう事である。この国は理念や戦略を打ち立てることができず、ゾウリムシのようにこの未知のウイルスから戦わずに逃げ惑い、その結果生体としての耐性を失いさらなる感染のスパイラルに巻き込まれてしまったのである。人間は無意識のうちに、ウイルスの「反射」におけるエネルギーの動機の背後に、何かしらの意思の存在を求めて、ウイルス像を勝手に膨らませ、自ら霧の中に迷い込んでしまっている。
ウイルスは自分の意思を持って、人間の体内で次から次へと細胞に侵入し、グループをつくっていくように感じるが、ウイルスは人間と違って、意思を持って行動しているわけではない。仲間を作ろうとか、他のウイルスとグループを作ろうとか、そもそも、自分を増やしていこうとも思っていない。

新型コロナの命題は、「持続感染」と「持続免疫」である。今こそ、一番最初の戦う前の状態デフォルトに戻して、戦略を根本的に転換すべきである。

先端科学者の「科学電車」は、レールがなければ進まないし、車両の先頭から風景は決して「正面」ではない。新型コロナには「正面」という概念が存在しない。真っ暗な大海原に私たちは漂流している。私たちがこの状況を乗り越えるためには、研究ばかりで決して動くことのない「科学電車」の出発を待つことではない。いつまで待ってもこの電車は動くことはない。自らのヨットに帆を掲げることである。帆さえあれば、順風はもちろん逆風でも、ジグザグで進むことはできる。

それが、「ベルヌーイの定理」である。


カミングアバウト〜タッキングを駆使したジグザグ走行により、ヨットはどこへでも行ける


人生という船旅は、決して追い風ばかりではない。むしろ、人生の大半は向かい風。思うようにはいかないものだ。向かい風でも生活習慣という帆を調整してジグザグ に前に進める。一番やっかいなのは無風状態である。

だったら、動こう。

ベルヌーイの定理をもってしても、ヨットはさすがに逆風に真っ向から対面して進むことはできない。だいたい35度~45度の角度で斜めに風上へ向かうのである。ただし海という広いフィールドの中では、タッキングとよばれる船体の方向転換によって、風の吹いてくる方向にジグザグ走行でおおまかに向かっていくことができる。



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新型コロナは一つの理念

僕たちは、サイエンスは新型コロナの理念には追いつけないと思っている。


エビデンスは科学思想が基礎にあり,数理解析や統計学と結びついている。一方で、科学の発展の背景にはギリシャ哲学の還元主義があり,医学領域では臓器別医療につながってきた。新型コロナは、認識論的には事実に関する問題であって,科学の言葉で述べることができるが,科学の範囲を超えるがゆえに科学では答えられない問題なのである。

確率密度関数から、ウイルス感染増殖発症の連続確率変数と確率密度の関係など編み出すことはできない。つまり、いくら高度な関数を追い求めても、世界のなかには、「幾何」によってしか解決できないものがある。僕たちがこれからここで始めるのはエビデンス・ベースドの科学ではなく、人間の無意識や文化に働きかける〈詩のような爆弾〉であり、〈壮大な戦場〉である。

この国の科学の最大の弱点は「分析」は出来るが「解釈」が出来ない。新型コロナウイルスについては、疫学、生物学的領域に留まらず、全体的社会的現象であり、社会集団の法的、倫理的、審美的、政治的、経済的な側面が一気に表れる現象で、いずれか1つには還元できない。
新型コロナの問題は、ウイルスとヒト個人の中ではなく、環境ー社会の相互連関の中に求めるべきなのである。
ウイルスの概念とは、決して電子顕微鏡の中に存在する生命体のことではない。生物の行動をくわしく調べたり、進化の過程で勝ちのこった精神活動のシステムを考えたりしない限り、「自己」対「装置」の問題の答えはどこまでいっても見つからない。鳥の羽をいくら調べても、翼の動きは理解できないのである。事実が積みあがっていくに連れて、それに機能的な文脈を与える必要があり、その文脈が機能の構成要素をどう制限しているか精査しなくてはならない。


事実、科学はこの一年の間、このウイルスのパレートとパラメーターにアプローチしてきたが、その核心に到達することはなかった。そもそも人類はウイルスという「生命体」の概念に到達していない。ウイルスは生物でもあり無生物でもある不思議なものであり、その作用機構などについては未だ不明な点が多い。
新型コロナに関しては予想をくつがえす感染形態やパラドックスが多い。そもそも新型コロナウイルスについては、「パレート」や「パラメーター」という概念が交錯する中で、「数値」で真実をそのままのかたちで捉え 、未来の予測に描写することなどほとんど不可能である 。新型コロナウイルスには、平均や平等という概念は通用しない。全て、パレートである。つまり、コロナウイルス自体が、変異を繰り返す、変数パラメータである以上、新型コロナは「不明」な概念とするのが最も合理的な解析なのである。

確かに科学において、単一遺伝子変異により生じる自己免疫疾患のメカニズムの解明は、分子レベルで飛躍的な進歩を遂げてきた。今後はこの知見をもとに多因子遺伝子の結果生じている非遺伝性の自己免疫疾患の原因や、治療法の開発につながることが期待されるのも事実である。だが、今重要なのはその全体像を科学的に解明することではなく、解決することである。科学がその命題に到達するためには数十年の時間性が必要になってくる。

そもそも、ウイルスとの「共生」はウイルスと仲良くやっていこうということではない。「共生」とは、この「戦争」と向き合った後の結果であるべきである。「戦争」と向き合いもせずに「共生」ということは、概念行為として成り立たない。

科学にできることは、論理回路に従った「記号」の操作だけである。だから、どんなにパターン認識が上手にできても、それは、そもそもの人間の「知」がもつ「意味」とは根本的に異なっている。つまり、新型コロナの命題とは、形式知マターではなく、暗黙知マターなのである。新型のコロナの主題は、科学者のプログラム(予想)ではなく、人間によるコンセクエンス(臨床)にある。つまり、プログラムとは「前もって(pro)書く(gram)」ということにすぎない。「科学者」は過去のデータや処理結果をふまえて「論理空間」を組み立て、そこで未来のデータ処理方法を決定するのであり、「過去」によって完全に規定されている。しかし、それは「科学者」の融通のきかなさは欠点ではなく、本質的な性質なのだ。ビッグデータ時代になって、膨大なデータを扱えるようになっても、むしろ「過去」のデータの比重が大きくなっただけで本質は変わらない。

重要なのは、直観とイマジネーションである。因数分解のたすき掛けで、大きな数字を分解したい場合は、直観で当てはめていくしかない
科学は一定の概念群を所与としたうえで、概念同士をつなぐ関数を創造する営みであるのに対して、僕たちは、決してそうした理路は取らない。人間開発のあらゆる領域において ずっと昔に賢明な人々が 安価で効果的な道具を 発明している。 シンプルで効果的な 解決法によって人類は完全武装してきた。僕たちはそれを こういった小範囲の人々や地域に届ければよいだけなのである。

僕たちは、環境と遺伝子の間にあり、エピジェネティクスは常に変化している。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に直面する中で、現在僕たちが取れるのは「医薬品以外の」対策だけである。現存する与件において、限られた時間性の中で、人間の身体の中で生まれた解決策を複製するべきだと言える。

エビデンスベースドの硬直した因果律による思考からは、現実空間において、解決に向けての虚構の構成的プロセスに展開することは困難だ。僕たちの「臨床」の合理性や抽象化は因果律による硬直的な思考とは少し違う。「臨床」とは、人間が繰り返し、繰り返し、繰り返すこと。つまり、「臨床」の概念リテラシーはモーレス(習律)である。
「臨床」とは原初的で自然発生的なモーレス(習律)である。そして、「臨床」は科学や法律よりも信頼できる。これは、特定の世界観の下で、あらゆる利害関心を満足させる「正しい」方法であり、つねに「真」である。繰り返しによって身体化される、「臨床」は最大の暗黙知であり、人間のいわゆるアプリオリの大部分は「臨床」に由来する。

このウイルスの被写界はもっと深い。新型コロナをいつまでも単なる病気とする論理の秩序を転換しなければ、コロナ禍の本質には到達できない。いつまでも、この不明の概念にピント合わせしている時間はない。このピント合わせこそが、一見合理的に見えて最も不合理なアプローチなのである。新型コロナウイルスの概念は不明。それがこのウイルスの正体である。被写界深度を増し、シャッターを切り続けるしかない。


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「臨床」はインテグリティな社会的行為であり、地球リカバリーである


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新型コロナウイルスの、最大の重症化因子は、「免疫」に対する無理解と無関心


免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。

新型コロナの楽曲の主題は、持続感染と持続免疫であり、そのコンセクエンスはIgA抗体というメロディを基軸に、インターフェロン、マクロファージという自然免疫とのリズムやハーモニーで構成される。そこには、科学による音符のようなエビデンスなど全く必要としない。音楽は何千年からすでに存在する生きし者のアプリオリであり、必要なのは先端科学者のプログラム曲ではなく、自由に毎日歌うことなのである。

IgAというメロディー、全体は、部分の総和よりも大きい 。新型コロナの対策は、初発的には、「メロディー」から始めるべきである。最初のフレーズが決まれば、音楽は転がっていく。「メロディー」が転がって、行動がついてくる。この国の学者や政治家は、数理を「音符」とする論理の秩序を転換しなければならない。全体とは、部分の単純な総和以上のものである。人流抑制、接触自粛、ソーシャルディスタンスやクラスター対策は、単なる「ド」「レ」「ミ」の各音のただの寄せ集めに過ぎない。重要なのは、「ドレミ」という意味を持ったメロディーであり、総和以上のまとまりをもつものということになる。 


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未知の抗体〜分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)             トレーニング・イミュニティー〜免疫訓練の臨床に参加してみないか?


僕たちのコンセクエンスは先端科学のそれとは異なる。血清中には存在せず、唾液や消化液外分泌中のみ含まれるこのユニークな免疫グロンブリンの正体の解明ではない、産生である。

ワクチンや抗体とは一体何かもわからずに、科学者や専門家気取りは一番やっかいだ。新型コロナの命題は持続感染と持続免疫であり、このウイルスは変異を繰り返す。mRNAワクチンを開発した女性研究者は、変異ウイルスにも直ぐに新しいワクチンは開発出来ると言っているが、ずっとワクチンに頼るつもりなのかそんなことを続けていたら、生体としての人間の体が持たない。ワクチンはあくまでも緊急的措置でなければならない。「免疫」は新型コロナウイルスのような感染症だけではなく、癌や細菌から守ってくれる防衛機構なのである。「免疫」を知ることは、人間そのものを理解することでもある。


人類は滅ぶ可能性がある。


「人類は滅ぶ可能性がある。ー僕たち人類は、1000年後、1万年後も、この地球に存在する生物の王として君臨していると思いがちですが、自明ではありません。1万年後、私たちとは全然違う生物が、地球を支配していても不思議ではありません。しかも、自然にそうなるのではなく、人間が自らそういう生物を生み出すかもしれません。うまくいけば人類は地球史上最長の栄華を誇ることができるかもしれないし、一歩間違うと、新たな生物に地球の王座を譲り渡すことになります。」

これは、16歳の子供の言葉ではない。ノーベル生理学・医学賞を受賞を受賞した山中伸弥教授の言葉である。

新型コロナウイルスについては、疫学、生物学的領域に留まらず、全体的社会的現象のフェーズに突入している。全体的社会的現象とは、社会集団の法的、倫理的、審美的、政治的、経済的な側面が一気に表れる現象で、いずれか1つには還元できない。

つまり、この問題は環境問題なのである。この国の人間たちは、自分たちを取り巻く世界は独立した特別な「環境」だと思っている。だが、「環境」には境界は存在せず、「すべて」が地続きである。このことを理解しない限り、コロナウイルスの問題解決はいつまでたっても浮かび上がることはない。


世界中の新型ウイルスに苦しむ人々を支援へ - 新型コロナウイルスは貧しい国々、貧しい人々に打撃を与える


新型コロナウイルスの出現により、人々の心の中に地球規模の意識が出現するであろう。その本質や大きさは今のところ分からないが、数年後には、世界は距離がなくなり、クラウド・シンキングのその新たな意識は、私たちに論理的な結論をもたらすだけでなく、他の人々のタスク(行動)を通じて、世界中で群発的に発生する。「スタンド」という運動は別に誰かが「そうしよう」と決めるわけでもないし、主導するような社会理論があったわけでもない。集団的な叡智が発動するときというのはそういうものである。


今後、世界中で群発的に「スタンド」がわき起こる。世界の構築に参加する諸々の主体からなる多様体のなかで共有し、特異的形象を発明する。これが僕たちのゲイジュツのシンギュラリティである。ゲイジュツは、スタティックな、モニュメンタルな造形の想像や言語表現やシーニュではなく、構想的プロセスのことである。「スタンド」はこの文脈において、言潜勢力でありゲイジュツなのである。

世界が抱える様々な問題に通底するメッセージは、「ウイルスから人々の命を守る社会を創れ」ということだ。僕たちはその解答として、ゲンマイドトキシンをパスポートととする、オルタナティブなパブリックの形成を提言する。それは、行政区分や伝統的地理境界を超えたネットワーク社会の地理学であり、そして、それは、民族や伝統的、地理的な境界を超えた共通の感性と理想を持っている人々のパブリックであり、世界中のあらゆる国と地域において、独立した層における独立した形象である。

この未知のウイルスとの戦いのプロットはこうだ。世界を、人類社会を救うという物語。この「物語」の主人公は、普段はどうしようもなく、無能で、協調性もなく、優柔不断で、役にも立たず臆病でもかまわない。
だが、いざという時は必ず立ち上がらなければいけない。
それが「物語」の主人公なのである。そして、この「グループ」には将来的には国家や団体の、先見の明のある世界的なリーダーも参加する。人類の長期的な未来のために戦うことを目的とした集団の強力メンバーに名乗りををあげるはずである。その中核は、有権者と政治家が同意するずっと前に、将来を見据えた行動を起こさなければならないと考えている無名の人びとだ。
エスタブリッシュメントに対抗するのは、持続可能性を高めようとする個性豊かな人々で、唯一の共通点は、遠い未来を見据えているということだ。

こうした運動のコミュニケーションは、たいていの場合、小さな共同体や近隣集団のなかからゆっくり始まるが、一定のポイントに達するとウイルスのように拡散するようになる。このゲイジュツの形象には、誰の許可も要らないし、フリープランでお金もかからない、あとは「自己学習」と「自己臨床」、そして「自己表現」するだけである。オルタナティブなパブリックの形成は、私たちの「日常」が底光りすることの理由をつかみ、形象することが出来たゲイジュツである。コロナウイルス後の社会が形象しなければならないのは、戦争でも革命でも経済発展でもない、ごくありふれた「日常」の再構築なのである。

このプログラムでは、自分の未来像は「人には奇妙かもしれない」が、一人ひとりが自分なりの夢を持ちそれを渇望することが変革の鍵とし、新型コロナウイルス以降の人類社会において、現代人の失われた精神性を回復し、人間の生き方を見つめ直し世界を変革する主役になる。〝イノベーション〟により国民のパラダイムシフトを呼び起こし、状況を劇的に変化させることができる。


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Colonization(コロニー形成)〜「ウイルスがいること」と「ウイルス感染を起こしていること」



皮膚には「皮膚ブドウ球菌」という常在菌がいる。腸の中には大腸菌や乳酸菌その他、沢山の細菌が生息している。だからと言って、腸が「細菌感染」しているとは言わない。「無菌」のうんちをする人間も動物も存在しないのである。

傷もこれと同様で、体表面に傷が出来ると周囲の皮膚から常在菌が移動してきて、創面に侵入します。従って、無菌の傷、というのは存在しない。どんなに洗っても「消毒」しても、動物の体を「無菌」にすることは不可能ですから、傷には必ず「細菌」がいる、ということになります。しかし、だからと言って「感染」している、と判断するのは誤りである。

通常のブドウ球菌などで組織が感染を起こすためには、組織1g中に細菌が10万個から100万個必要だと言われている。よほどの免疫不全状態でもない限り、このようなことは普通は起こらない。しかし実際には、細菌数がこれより少ないときでも「感染」を生じることがある。それは、傷の中に「異物」が存在するときだ。創内に「異物」があるとき、組織1gあたりの細菌数が200個程度でも、十分感染を引き起こすことが出来ると言われている。


<感染の定義>
(1) 組織1g+細菌10万個=細菌感染
 
(2) 組織1g+「異物」+細菌200個=細菌感染

これらの「異物」は細菌増殖の格好の「培地」となります。健康な組織内では細菌は殆ど増えることはないが、「異物」の中では細菌は旺盛に増殖する。従って、傷の中に「異物」が存在することが、「感染」を引き起こす上で非常に重要な因子となる。


(1)のような時には抗生物質(ワクチン)の全身投与をして「10万個の細菌」を10万個未満に減らすとか、免疫抑制状態の原因となっている基礎疾患を治療する、ということになる。問題は(2)のケースである。
(2)の式から「細菌200個」を引いてみましょう。
組織1g+「異物」≠細菌感染となり、これで「感染を防ぐことが出来た」、と思うかもしれないが、「細菌」は傷の周囲の皮膚に、無限に幾らでも存在しており、これを「無菌」にすることは不可能なため、200個程度の細菌はすぐに供給されてもとの状態((2)の式の状態)に戻ってしまう。
細菌(200個)
(いつでも供給可能)
+
組織1g+「異物」≠細菌感染

組織1g+「異物」+細菌200個=細菌感染
(すぐに元の通り)

傷を「消毒」したときには、つまりこれと同じことが生じるのです。消毒により傷の表面の細菌は一時的にいなくなるが、数秒から数分たって消毒の効果が切れると同時に、周囲の皮膚に分布していたブドウ球菌などの常在菌が創面に移動してくる。このとき、「異物」が存在すれば、傷は元のように「感染状態」に陥ってしまう。

(3) 組織1g+細菌200個≠細菌感染
となることが分かる。傷を乾燥から防ぎ、消毒などによって組織の細胞を痛めつけない限り、この細菌が10万個以上にまで増殖することはまず考えられません。壊死組織や絹糸などの「異物」を取り除き、(3)の式の状態を維持することで、傷に細菌がいても「感染」を起こさないでおくことが可能になる。このように、「細菌はいるけど感染ではない状態」をColonization(コロニー形成)と言って、Infection(感染状態)とは明確に区別することができる。

実際の臨床の現場では、傷の中に細菌が10万個あるかどうかを直接確認することは出来ません。そこで、炎症の4徴候:「腫脹」「発赤」「疼痛」「熱感」の有無で、その傷が「感染状態」にあるかどうかを確認します。幾ら大きな傷でも、炎症徴候を伴わなければ、結核菌などの特殊なものを除いては通常「感染はない」と判断しても問題はない。


ウイルスの曝露吸着を避ける「ゾウリムシ戦略」


新型コロナをインフルエンザに例え「正しく恐れよう」という「恐れるに足らず」の大合唱がなければ、事態の様相は全く異なるものとなっていた。

新型コロナは当初から現時点においても、不明のウイルスである。不明は不明として、本当の意味で正しく怯え、堕ち切ったところから始めるべきだったのだ。

この国の先端科学者は、国民に対して、マスクやソーシャルディスタンス、人流抑制などウイルスの曝露吸着を避ける「ゾウリムシ戦略」ばかり喧伝し、国民に対して、肝心のこのウイルスにおける、センター・ドグマについて一切の説明を怠っている。

この場合のサーベイランスとは、自己体内で起きている疾病の発生状況や変化を継続的に監視することであり、それは決して難しいことではなく、先端科学者のような立派な頭脳も必要としない。重要なのは自己臨床である。人間の、自分の体で実証しなければ、論文の査読などは何の意味もない。

“感染価”とは、個人がウイルスに感染するのに曝露される必要があるウイルス量である。新型コロナでは、どのくらい のウイルス量に曝露される必要があるかまだわかっていないが、罹患数が多いため、必要とさ れる曝露量は比較的少ないと考えられる。
高用量のウイルス曝露は、より不良な転帰と関連している可能性がある。つまり、高用量のウイルスに曝露されれば、より重症化することを意味する。
一般に呼吸器系ウイルスでは、重症であっても、単に軽いかぜであっても、感染の転帰は、 実際にどれだけのウイルスが体内に侵入して感染を起こしたかによって決まりうる。ウイルス量と免疫系の趨勢が全てであり、ヒトの免疫系は大量のウイルス量を克服することは困難なのである。

変異株に関しては、強毒化しているとか弱毒化しているという研究は今のところ出ていない。変異株は、ウイルス量が多く感染力も強く変異したものであり、70%感染性が高いということは、「病原性」が高いということであり、より高用量のウィルスに曝露されれば、より重症化のリスクも高まるのは当然である。毒性とか強毒化とか弱毒化ではなく、ウイルスは毒素ではないから正しくは「病原性」であり、変異株が強毒化しているという煽動は、新型コロナは、体内増殖に対する人の免疫応答が疾患の本質であることを見失うことになる。

年齢や基礎疾患を有するかどうかも、疾患の重症度や転帰に関係する。 ウイルス量が多くても、発症しないことがあり、ウイルス量のレベルが、人によって異なる影響を及ぼすようである。
感染の転帰は、 実際にどれだけのウイルスが体内に侵入して感染を起こしたかによって決まる。ウイルス 量と免疫系の趨勢が全てであり、変異ウイルスについては、強毒化、弱毒化ではなく、ウイルスは毒素ではないから正しくは「病原性」である。変異株が強毒化しているという煽動は、新型コロナは、このウイルスの体内増殖に対する人の免疫応答が疾患の本質であることを見失うことになる。

感染領域は僕たちの想像以上に広く、様々な生活場面において不特定多数の接触による、少量のウイルス曝露から細胞内で爆発的な増殖を繰り返すことにより、空間自体が従来株では収まっていた「感染価」をすでに超えてしまったと考えるべきである。
ワクチン頼みでだけではなく、免疫価が感染価に対して常に持続的にリードする状態を維持する必要がある。「強毒」だから逃げようではなく、むしろこのウイルスは「弱毒」だから徹底回避ではなく、少量曝露恐れずに免疫訓練トレーニングで戦うことを選択すべきなのである。



ウイルス感染の8つのフェイズ


この国の先端科学者は、国民に対して、マスクやソーシャルディスタンス、人流抑制などウイルスの曝露吸着を避ける「ゾウリムシ戦略」ばかり喧伝し、国民に対して、肝心のこのウイルスにおける、センター・ドグマについて一切の説明を怠っている。ウイルスの増殖過程は、吸着→侵入→脱殻→遺伝子発現→遺伝子翻訳→蛋白合成→ウイルス粒子形成→細胞外に放出となる。

それを解りやすく
ウイルス感染の8つのフェイズに例えると、

F1 ウイルスの吸着
F2 ウイルスが細胞に侵入する
F3 ウイルスが細胞内で広がる
F4 ウイルスが細胞内で増殖する
F5 ウイルスが細胞外に放出
F7 ウイルスが組織を障害する
F8 発症

「変異株の勢いの方が強かった」というのは、F3、F4、F5の細胞内における拡散や増殖、そして放出の勢いのことである。F2の細胞侵入においては、人体に曝露、吸着したウイルスが、いきなり一気に高用量で細胞に侵入するわけではない。曝露機会、吸着機会、侵入機会が増加したということで、F2ウイルスの細胞侵入はあくまで「少量弱毒性」である。つまり、感染抑制戦略としてはF1の吸着回避より以上に、F2のウイルスの細胞侵入における対策が最も重要になってくる。


新型コロナウイルスの感染ルート


この国のマスク着用やソーシャルディスタンスなどによる徹底した感染防止の現状を鑑みれば、高用量の変異株により決壊を及ぼした経路は、決して飛沫感染が主因ではなく、接触感染、空気感染、経口感染のいずれかの可能性が大きい。つまり、盲点となっている感染経路が必ず存在する。

変異ウイルスによる急激な感染拡大から読み取らなくてはならないのは、飛沫感染を唯一の感染経路とする論理の秩序を根本的に転換する必要があるのではないかという事である。これほどまでに飲食店で感染クラスターが発生するのは、本当に飛沫だけによるものなのか?もちろん、飛沫感染自体は否定しないが、それ以上に接触感染や経口感染そして、空気感染などの感染経路をもう一度全て可能性を見直すべきである。

SARSやMERSの感染ルートは,今も学術的には決着していない.経気道感染(飛沫感染・空気感染)が主な感染ルートだと考えられているが,ウイルスの感染・増殖が小腸で起きていたことも指摘されており,経口感染の存在も示唆されている。

新型コロナウイルスが呼吸器系だけでなく消化管にも感染しうることは、感染予防対策を講じる上で注意すべきであると思われる。
ACE2およびTMPRSSを発現する細胞は、主に気道・肺および腸管の上皮細胞(粘膜細胞)であり、特に鼻粘膜上皮細胞に強く発現していることが報告されている。新型コロナウイルス感染症は,ウイルスが細胞のACE2受容体に結合することから始まる.小腸は,ACE2の高発現臓器である。胃液は経口的に侵入してきたウイルスに対する第一次防衛ラインとして働く。風邪病原体のヒトコロナウイルスもMERSコロナウイルスも空腹時の胃液では完全に死滅するが、摂食時の胃液では感染力は全く落ちていない。飲酒・飲食時には,胃の防衛機能が低下するため,新型コロナウイルスの小腸への到達を許し,経口感染経路が成立する可能性がある.


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科学はHLAや免疫、そして生命活動のその複雑なネットワークシステムには永遠に到達しない。


自然免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。自然免疫と獲得免疫は、サイエンスにおいては、その科学的研究上、独立した概念でとらえられているが、実際には、自然免疫から獲得免疫へという、系統的なものではなく、一つの概念として、インティグリティな集合的有機防衛機能という学際での理解が合理的である。

僕たちは、サイエンスは新型コロナに追いつけない、と思っている。自己と非自己、発現と制御、潜伏と発症、感染と非感染、薬と毒素ーこのウイルスの概念は明滅しながら、生まれ変わり死に変わり、色々な形に変化する。ありとあらゆる現象として現われながら、その〈生命〉(エネルギー)がずっと動いている。

HLA は自己と非自己の認識に関与する基本的な分子である。免疫システムは、いかにして自己と非自己を見極めているのか、その壮大な問いを、探究するのが科学者の使命である。だが、そんなことを追求しても、何年、何十年という時間性では、科学はこの未知のウイルスの理念に到達することはない。通常細胞においては内在性自己ペプチドを,感染細胞においてはウイルス由来非自己ペプチドを提示することによって,免疫反応を調節し,恒常性を維持している。
HLA による免疫制御の破たんが,移植時拒絶反応をはじめ,自己免疫疾患,ウイルス感染症など多数の疾患と関連を示すことが多くの研究成果からも示唆されてきた。しかし,HLA と疾患との関連について,分子機構の理解は進んでおらず,未だ不明な点が多い。



自然免疫と獲得免疫は、インティグリティな集合的有機防衛機能


新型コロナウイルスとの戦いは、ワクチン、治療薬だけに解決を求めるのではなく、ワクチンによる獲得免疫であるT細胞反応誘導と土壌食物由来による、自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化、重要なのは自然由来の食のコントロールとのインティグリティなアプローチが求められる。自然免疫の記憶をもたらすものはBCGなどに限るわけではなく、自然免疫を強く活性化できるものが存在する。自然免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に直面する中で、今現在、僕たちが取れるのは「医薬品以外の」対策だけである。
トキソイドによる不活化ワクチンや治療薬や抗体医薬や血漿治療、そして神頼みのようなウイルス弱毒化に対する過度な期待は禁物である。私たちは現存する与件、限られた時間性の中で、人間の身体の中で生まれた解決策を複製するべきである。
高度な感染力とパラメータを持つ新型コロナウイルスにおける、理想のペプチドワクチンの条件は、世界中に現存する自然土壌食物由来であること、安価で世界中至る所に流通していること、または、栽培が可能なこと。そして、経口摂取の際に咀嚼集中が必要になり、発話による唾液、飛沫感染が発生しないことである。


ゲンマイドトキシンとワクチン広域交叉反応性免疫システムのデザイン  


ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、抗体血漿によるアプローチに代わる、持続的な「咀嚼」という免疫訓練トレーニングにより、エピジェネティックに自然免疫活性を呼び起こし、咀嚼〜胃腸消化吸収機序による全粒唾液ペプチドを生成する自然土壌由来のアジュバントである。不活化ワクチンと比べても、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、血漿によるアプローチに代わる、「土壌」から生育した穀物の胚芽エネルギーであり、土壌ー穀物に付着する、有用な微生物の刺激により細胞から産生され、サイトカインよ呼ばれるインターロイキン、インターフェロン免疫増強作用を示すオルタナティブな自然土壌由来のペプチド生成によるワクチンアジュバントである。トキソイドによる不活化ワクチンと比べても、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。

ゲンマイドトキシンは、土壌食物由来による自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化を誘導する。自然免疫の記憶をもたらすものは、BCGワクチンなどによる交差免疫に限るわけではなく、自然免疫を強く活性化できるものが存在する。そして、自然免疫の「記憶」は、血中の単球を「訓練」し、エピジェネティックな再プログラム化を介して起こり、血中の単球では数か月持続し得る。そして、長期備蓄可能な米型経口ワクチン、ゲンマイドトキシンは経口摂取の際に「咀嚼」という免疫訓練トレーニングにより、特異的分泌型IgAを長期誘導し、新型コロナをはじめコレラ菌や毒素原性大腸菌による感染を予防する。


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「咀嚼」による免疫訓練トレーニング                 オーラル抗体カクテルアプローチ


 まずは、一次的感染防御におけるボトムオブピラミッドの話から進めよう


新型コロナウイルスは鼻や口、喉といった「上気道」や、腸管などの「消化管」の粘膜を侵入口として体内に入り込もうとする。上気道や腸管には感染から身を守るための「粘膜免疫」という仕組みがあり、これらを迎え撃つ。

上気道の呼吸器、消化器、泌尿生殖器等の粘膜組織の粘液中に多く含まれるIgA抗体は、二量体や四量体などの多量体を形成し、分泌片が結合した「分泌型IgA抗体」として存在している。生体内の「粘膜免疫」において最も産生量の多い抗体であるIgA抗体は、分泌型IgA抗体としてウイルスによる粘膜組織を標的とした感染症に対する生体防御の最前線を担っており、分泌型IgA抗体は血液中に存在するIgG抗体とは異なり多量体を形成している。

生体内において最も産生量の多い抗体であるIgA抗体は、分泌型IgA抗体として粘膜組織を標的とした感染症に対する生体防御の最前線を担っており、現在、世界中で分泌型IgA抗体の誘導を目指した経鼻投与型粘膜ワクチンの開発が進んでいる。
生体内には微量ながら二量体よりも大きな多量体を形成した分泌型IgA抗体が存在するとされているが、。現在、世界中で分泌型IgA抗体の誘導を目指した経鼻投与型粘膜ワクチンの開発が進んでおり、その多くは二量体であることが広く知られているが、分泌型IgA抗体は血液中に存在するIgG抗体とは異なり多量体を形成している。その多くは二量体であることが広く知られているが、分泌液中には、単量体、二量体、三量体、四量体のIgAが様々な割合で含まれていることが明らかにされている。しかしながら、これらの多量体抗体の生理学的意義については、ほとんど分かっていない。つまり、微量ながら二量体よりも大きな多量体を形成した分泌型IgA抗体が存在する事が知られていたが、これらの二量体よりも大きな多量体の分泌型IgA抗体の四次構造と生体内における役割については全く明らかにされておらず、科学においては、これらの二量体よりも大きな多量体の分泌型IgA抗体の四次構造と生体内における役割については全く明らかにされていなかった

「抗体」は、この抗原結合活性と特異性の総和により中和活性等の機能活性を有しており、抗体医薬は主要な医薬品の1つとなっている。
抗体には、IgGの他にIgM、IgA、IgD、IgE等の様々なアイソタイプが存在しており、それぞれ生体内での機能が異なっている。


唾液」には、宿主内に存在する免疫担当分子のほとんどが存在している


今日、感染防御の立場から「唾液」の存在が注目されている。「唾液」は免疫学的な疫学的な場から考察してみると、非常に興味ある分泌液である。だが、口腔における新型コロナウイルスの感染防止に関与する生体側因子の科学的研究は非常に遅れている。

「唾液」の流出が口腔をはじめ、 肉、頬粘膜への各種病原性微生物の付着 を物理的に阻止していること。受動免疫因子としては、粘膜免疫の産物である高濃度な分泌型IgAが含まれていることなどがあげられる。「唾液」には唾液腺より流れ込んでくる血清由来のIgM、IgG抗体も存在している。このことより「唾液」には、宿主内に存在する免疫担当分子のほとんどが存在している可能性があり、我々の体内に取り込まれる病原性微生物を含めた異物のまず第 一の侵入口である口腔では,それに対応する為にすべての免疫担当因子が「唾液」の中に存在する意味は実に興味深い。

僕たちの時間性はオルタナティブな構成的プロセスへと移行し、未来からの観点から、先回りして来るべきものを把握し、「臨床」を囲んでいく必要がある。それは、一般的には思弁的という日本語で表現され、理念だけというニュアンスを伴うが、この国ではしっかりと思考することをが圧倒的に不足している。


「唾液」内に、分泌型IgAを 誘導するにあたっては、「咀嚼」によるトレーニングで粘膜免疫機構を活性化する必要がある


口腔粘膜上皮は、新型コロナウイルスが結合するレセプターACE2による新型コロナウイルスの感染部位となることを示している一方で、口腔には独自の感染防御システムが認められ、特に口腔の粘膜免疫の実行抗体である唾液IgA抗体は、生体内に病原体を侵入させないよう未然に働く予防効果がある。粘膜免疫機構としての唾液腺 様々な異物を取り込む口腔内において、「唾液」中に抗原特異的な分泌型IgAを誘導しておく事は、当組織における感染防御だけでなく,「唾液」の流れ込む咽頭粘膜の保護という観点からも重要であり、さらに咀嚼時に「唾液」中の分泌型IgAが、食物などに混入している 病 原性微生物の細菌表面上に結合すれば,その病原性を低下させる。さらに分泌 型IgAで 病原性微生物表層 が コーティングされたことにより、その細菌やウイルスが後に咽頭,消化管などの粘膜面に付着出来なくなる可能性もある。「唾液」内に、分泌型IgAを 誘導するにあたっては、粘膜免疫機構を活性化する必要があり、注射免疫法による全身系免疫を刺激する機構では粘膜面での分泌型 IgAの誘導が困難である。

唾液腺は免疫学的にも粘膜免疫機構の中核となる分泌型IgA抗体を分泌する機能を備えている。分泌型IgAの特徴は,血清中のIgAが 単量体であるのに対 して粘膜免疫系で産生されるIgAは結合された二量体もしくは多量体で存在し、さらに分泌成分が結合した構造になっている。実際に粘膜面を介して抗原を投与した場合の臨床的な最大の利点は、唾液腺などの粘膜関連 組織に抗原特異的な免疫を誘導するのと同時に、全身系の免疫機構にも抗原に特異的な免疫を成立させる事が出来る事である。それは経粘膜免疫法により、唾液腺内より分泌される分泌型 IgAと歯肉溝を介する血清由来の抗原特異的 IgG抗体の両者が唾液中に誘導され、口 腔より侵入し咽頭、消化管にも影響を及ぼす病原性微生物やアレルゲ ンの付着 をブロックする可能性が秘められている。唾液腺を介して分泌される分泌型IgAの誘導調節をはかることが出来れば、新型コロナウイルスの飛沫感染だけでなく他の粘膜関連組織に発生する疾患や様々な生活習慣病に対しても効果的な免疫効果が期待できる。

エビデンスベースドにおける科学的アプローチでは、それらの目的を達成するにあたり今後はより詳細な粘膜免疫機構の分子・細胞 レベル での解明、経粘膜投与によって誘導される免疫応答の解析、粘 膜系免疫担当細胞間における情報伝達機構の解析などが大きな課題として立ちはだかる。科学は一定の概念群を所与としたうえで、概念同士をつなぐ関数を創造する営みであるのに対して、僕たち非科学者は、決してそうした理路は取らない。
僕たちの臨床思考の展開は、科学のように仮説を立て実験で検証するという理路はとらない。世界はシンプルかつ論理的・数学的であるから、心に思い浮かべたことを徹底的に考え抜き、その実践を繰り返せば、いつしか正しい答えが得られると考える。


習慣こそが最高の検査であり最高のパスポート


IgAは、目や鼻、唾液、消化器から膣まで、まさに“入り口から出口”までの全身の粘膜に存在する。これらの粘膜表面で外敵の侵入を阻止する。
IgAは特に腸に多く存在する。それは、食べ物とともにウイルスや細菌などが侵入しやすい事や膨大な数の微生物が腸管に共生している事も大きな要因と考えられている。
なお、母乳にはIgAが特に多く含まれており、赤ちゃんを感染から守っている。新生児は母乳のIgAに守られている生後すぐの赤ちゃんはIgAをはじめ、免疫機能が未発達な状態。これを補うのが母乳にたっぷり含まれるIgAです。母乳、特に産後数日間に出る初乳に含まれるIgAの量は、最大級。赤ちゃんは母乳を飲むことによって、口や腸を感染から守っている。



腸管でIgAが働く仕組み


唾液中のIgA 腸管中のIgA


小腸の表面積はテニスコート1面分(約200平方メートル)に匹敵する広さで、感染防御の最前線として働く。小腸粘膜には消化吸収効率を高めるための「絨毛」があるが、絨毛がなく平らな「パイエル板」という免疫組織もある。パイエル板上皮には病原体を取り込む「M細胞」があり、病原体を取り込むとマクロファージや樹状細胞がヘルパーT細胞に「抗原」としてその情報を提示。ヘルパーT細胞から情報を受け取ったB細胞が活性化し、抗体産生細胞(形質細胞)に分化し、IgAを産生。病原体は分泌されたIgAによって動けなくなり、便として排出。あるいは、体内に入った場合にマクロファージに食べられやすくなる。IgM、IgG、IgA抗体価は、重症例では中等症例と比較して、より早く低下することが示唆された。このことは、重症化の機序の一つに、抗体の十分な産生(あるいは産生の維持)ができていない可能性がある。

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先端科学はIgA抗体に到達できない。


「抗体」は、標的である抗原にだけ強く結合し、それ以外には結合しないという抗原結合活性と特異性の高さである。「抗体」は、この抗原結合活性と特異性の総和により中和活性等の機能活性を有している。しかしながら、ほとんどのモノクローナル抗体はIgG型であり、特に抗体医薬に関してはIgG型のみしか実用化されていない。
一方、抗体には、IgGの他にIgM、IgA、IgD、IgE等の様々なアイソタイプが存在しており、それぞれ生体内での機能が異なっている。例えば、IgGは生体内血液中の主たる抗体であるが、粘膜上皮を覆う粘液や分泌液中の主たる抗体はIgAあり、粘膜感染症における生体防御機構の最前線として機能していることが知られている。


IgA抗体は、同一の可変領域を有する抗体同士が二量体や五量体などの多量体を形成し、生体内で機能していることが知られている。とくに唾液の分泌液中には、多量体IgAが存在することが知られている。
そして、単量体、二量体、三量体、四量体のIgAが様々な割合で含まれていることが明らかにされている。しかしながら、これらの多量体抗体の生理学的意義については、ほとんど分かっていない。
また、人為的に二量体IgAを作製する技術は既に報告されているが、その収率は悪く、IgGをIgAに変換したことによる高機能化が達成された例はない。また、人為的に三量体以上の多量体IgAを産生する技術は知られていない。IgG生体内血液中の主たる抗体であるが、粘膜上皮を覆う粘液や分泌液中の主たる抗体はIgAであり、粘膜感染症における生体防御機構の最前線として機能しているが、ほとんどのモノクローナル抗体はIgG型であり、特に抗体医薬に関してはIgG型のみしか実用化されていない。また、人為的に二量体IgAを作製する技術は既に報告されているが、その収率は悪く、IgGをIgAに変換したことによる高機能化が達成された例はない。

生体内において最も産生量の多い抗体であるIgA抗体は、インフルエンザ等の粘膜組織を標的とした感染症に対する生体防御の最前線で機能している。これまでの研究により、経鼻不活化インフルエンザワクチンを接種すると、ヒト呼吸器粘膜上にはウイルス特異的な単量体、二量体、三量体、四量体および四量体以上の多量体のSIgA抗体が誘導されることが解っている。三量体、四量体および四量体以上の多量体抗体は、単量体や二量体抗体に比べ抗インフルエンザウイルス活性が高いことから、これらの抗体は感染防御に一定の役割を担っており、経鼻ワクチンの有効性発現機構においても重要であると考えられている。

四量体型のSIgA抗体を作製する技術を新規開発し、単量体や三量体、四量体のIgA抗体を人工的に作製することの成功は四量体化すると単量体では不活化できないウイルスも不活化できるようになることが明らかになっている。
四量体のIgA抗体を誘導できる経鼻不活化ワクチンの作用機序の一端が明らかになり、つまり、三量体、四量体の分泌型IgA抗体が抗体外周部に存在する多数の抗原結合部位でウイルス抗原を効率良く捕らえていることも明らかになってきている。

そこで、現在開発を行っている経鼻ワクチンのような粘膜免疫誘導型ワクチンにおいて、より有効性を高めるためには、これらの高機能化した多量体型SIgA抗体による病原体不活化機構の解明が必要になってくる。さらに、モノクローナル四量体IgA抗体は、ワクチンの有効性を解明する基礎研究のツールとしてだけでなく、粘膜組織に特化した新たな抗体医薬のプラットフォームとしての応用も可能になる。現在、様々な分野で抗体医薬が重要視されているが、現在までに実用化されている抗体医薬は全てIgG型抗体医薬であり、IgGとは異なる性質を有しているIgAを基本骨格とするIgA型抗体医薬の開発は抗体医薬の可能性をさらに大きく広げることが期待できるとしているが、ここで不思議なのは、なぜその科学的解明を待つ必要があるのかということである。


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IgA は非常に弱い補体活性化抗体である。細菌細胞溶解を誘発しない。だが、分泌型 IgA は主に上皮細胞表面に見られ、中和抗体として、リゾチーム とともに作用し、細菌細胞壁中の糖鎖を加水分解することによって、免疫系による感染除去を可能にする。


初発的にはワクチンよりも、咀嚼による免疫訓練より感染防御のボトムオブピラミッドを形成すべき。唾液に分泌されるIgA は非常に弱い補体活性化抗体である。細菌細胞溶解を誘発しない。だが、分泌型 IgA は主に上皮細胞表面に見られ、中和抗体として、リゾチーム とともに作用し、細菌細胞壁中の糖鎖を加水分解することによって、免疫系による感染除去を可能にする。

「咀嚼」を強化することで口腔内のIgA量が上昇また、唾液中のIgAや唾液自体の量が有意に増加することが確認されている。樹状細胞という免疫細胞に働きかけてIgAを作れという指令を送る機能が確認されている。80歳以上では20~30代の半分以下しかIgAが分泌されない。精神的ストレスや寒さのストレスをかけると唾液分泌量が減るストレスの負荷によって分泌されるコルチゾールは免疫を下げる代表的な因子。睡眠不足はストレスとも関連があり、また、過剰なストレスにより不眠になることもある。ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、唾液も出にくくなる
唾液中のIgAが低下すると風邪といった上気道感染症にかかりやすい。唾液には、IgAの他、リゾチーム、ラクトフェリン、ペルオキシダーゼ、ディフェンシンといった感染症を引き起こす病原体に対して抗菌・抗ウイルス作用を発揮する成分も含まれていて、感染リスクを抑えるために重要な役割を果たしているまた、乳酸菌やポリフェノール、食物繊維などのような食品成分が、病原体ではないのにIgA産生を促し、粘膜免疫の維持に役立つのは、免疫細胞が“病原性はないけれど異物”と判断した場合も、その刺激でIgA産生などを促進するからで、こうした食品類を継続的にとってIgA量を維持しておくことで、侵入してきた病原体に素早く反応できる。


持続的な変異に対して、持続的な自然免疫の訓練により感染耐性を構築する

新型コロナウイルスに対する交叉IgA抗体は、口腔へ侵入する病原体や異物を中和あるいは凝集反応で処理し、粘膜からの感染防止をはかります。


これまでIgA抗体はT細胞非依存的IgA産生経路により産生されると考えられていたが、近年の研究ではT細胞依存的経路の関与も示唆されている。

唾液IgA抗体の増加を示す腸-唾液腺相関において、発酵食品や食物繊維の摂取があり、感染症は、病原体の感染力と感染防止システムのバランスが不均衡になると発症する。

唾液IgA抗体は、発酵食品や食物繊維の摂取で比較的簡単に増加することができる抗体である。特に、唾液IgA抗体は体外で作用するので、生体内で示す悪玉抗体が行うような為害作用はないと考えられる。
ニューノーマル時代において、ワクチン接種以上に、IgAに注目した自らの抵抗力向上を目指した生活習慣の改善が求められる。


このウイルスについては不明な点が多く、感染病態の原理についてはほとんど明らかとなっていない。


咀嚼することにより、唾液腺で脳由来神経栄養因子(BDNF)が産生されます。唾液由来のBDNFが口腔底粘膜を透過し脳の海馬に移行し、γ-アミノ酪酸(GABA)の産生を増加させて抗ストレス作用を示すので、うつ病などの精神疾患のリスクを下げたりする可能性もある


粘膜面における病原微生物の感染時、病原体および病原毒素に対して高親和性IgA抗体が産生されることで、これらの体内への侵入を防止している。一方で非感染時においてもIgA抗体は粘膜面に多量に存在しており、恒常的に産生されるIgA抗体の中には抗原分子に対する特異性は高くはないものの多様な抗原を認識することのできる、poly-reactive IgA抗体の存在が示唆されている。これらは正常な腸内細菌叢維持に重要であると考えられているが詳細な作用メカニズムは不明な点が多く残されている。

















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「免疫」が唯一の治療法になるのであれば、
数億人を治療するためには何か並外れた対策が必要である。

ゲンマイドトキシンとワクチン
広域交叉反応性免疫システムのデザイン

自然免疫と獲得免疫は、インティグリティな集合的有機防衛機能


ワクチンによる獲得免疫であるT細胞反応誘導と
土壌食物由来による、自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化

新型コロナウイルスとの戦いは、ワクチン、治療薬だけに解決を求めるのではなく、重要なのは自然由来の食のコントロールとのインティグリティなアプローチが求められる。

自然免疫の記憶をもたらすものはBCGなどに限るわけではなく、自然免疫を強く活性化できるものが存在する。自然免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。


ゲンマイドトキシンは、エピジェネティックに自然免疫活性を呼び起こし、咀嚼〜胃腸消化吸収機序による全粒唾液ペプチドを生成する、
自然土壌由来のワクチンアジュバントである。

ゲンマイドトキシンは、エピジェネティックに自然免疫活性を呼び起こし、咀嚼〜胃腸消化吸収機序による全粒唾液ペプチドを生成する、
自然土壌由来のワクチンアジュバントである。


「免疫」が唯一の治療法になるのであれば、「全人類」を治療するためには何か並外れた対策が必要だ。


「土壌」から生育した穀物の胚芽エネルギーをゲンマイドトキシンと呼ぶ。ゲンマイドトキシンは食べれる「毒素」であり、これを用いて飢えを満たすときは「食」と呼び、それをもって病を治すときは「薬」と呼んでいる。
新型コロナの抗ウイルス薬の条件は、世界中に現存する自然土壌食物由来であること、安価で世界中至る所に流通していること、または、栽培が可能なこと。経口摂取の際に咀嚼集中が必要になり、発話による唾液、飛沫感染が発生しないことである。ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、血漿によるアプローチよりも、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。アジュバント

新型コロナの抗ウイルス薬の条件は、世界中に現存する自然土壌食物由来であること、安価で世界中至る所に流通していること、または、栽培が可能なこと。経口摂取の際に咀嚼集中が必要になり、発話による唾液、飛沫感染が発生しないことである。ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、血漿によるアプローチよりも、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。


ゲンマイドトキシンとワクチン広域交叉反応性免疫システムのデザイン  
自然免疫と獲得免疫は、インティグリティな集合的有機防衛機能

ワクチンによる獲得免疫であるT細胞反応誘導と
土壌食物由来による、自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化


新型コロナウイルスとの戦いは、ワクチン、治療薬だけに解決を求めるのではなく、重要なのは自然由来の食のコントロールとのインティグリティなアプローチが求められる。
自然免疫の記憶をもたらすものはBCGなどに限るわけではなく、自然免疫を強く活性化できるものが存在する。自然免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。

このウイルスは、癌、肥満、高血圧、糖尿病、生活習慣病などの塁上の基礎疾患者をホームインさせるブーストウイルスである。重要なのは、塁上の基礎疾患の存在である。進塁させないこと、塁に出さないことが最大のウイルス対策なのである。
このウイルスに対する戦いと基礎疾患を塁上に出さないということと同じベクトルとして捉える必要がある。つまり、新型コロナの治療戦略における、ベクトルの先にあるのは、新型コロナウイルスの抗原ではなく基礎疾患だと言える。基礎疾患がなければ、このウイルスは怖くない。



ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、血漿によるアプローチに代わる、オルタナティブな自然土壌由来のペプチド生成によるワクチンアジュバントである。トキソイドによる不活化ワクチンと比べても、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。
ゲンマイドトキシンは、「土壌」から生育した穀物の胚芽エネルギーであり、土壌ー穀物に付着する、有用な微生物(グラム陰性菌)の細胞壁外膜の構成成分であるリポポリサッカライドの刺激により細胞から産生され、サイトカインよ呼ばれるインターロイキン、インターフェロン免疫増強作用を示す。

ゲンマイドトキシンは、土壌食物由来による自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化を誘導する。自然免疫の記憶をもたらすものは、BCGワクチンなどによる交差免疫に限るわけではなく、自然免疫を強く活性化できるものが存在する。そして、自然免疫の「記憶」は、血中の単球を「訓練」し、エピジェネティックな再プログラム化を介して起こり、血中の単球では数か月持続し得る。


新型コロナウイルス感染症の感染拡大に直面する中で、現在私たちが取れるのは「医薬品以外の」対策だけである。

トキソイドによる不活化ワクチンや治療薬や抗体医薬や血漿治療、そして神頼みのようなウイルス弱毒化に対する度な期待は禁物である。私たちは現存する与件におけて、限られた時間性の中で、人間の身体の中で生まれた解決策を複製するべきだと言える。

高度な感染力とパラメータを持つ新型コロナウイルスにおける、理想のペプチドワクチンの条件は、世界中に現存する自然土壌食物由来であること、安価で世界中至る所に流通していること、または、栽培が可能なこと。そして、経口摂取の際に咀嚼集中が必要になり、発話による唾液、飛沫感染が発生しないことである。

ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、血漿によるアプローチに代わる、オルタナティブな自然土壌由来のペプチド生成によるワクチンアジュバントである。トキソイドによる不活化ワクチンと比べても、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。

ゲンマイドトキシンは、「土壌」から生育した穀物の胚芽エネルギーであり、土壌ー穀物に付着する、有用な微生物の刺激により細胞から産生され、サイトカインよ呼ばれるインターロイキン、インターフェロン免疫増強作用を示す。


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私たちは、環境と遺伝子の間にあり、エピジェネティクスは常に変化しているということである。


ゲンマイドトキシンは、ワクチン、治療薬、血漿によるアプローチに代わる、オルタナティブな自然土壌由来のペプチド生成によるワクチンアジュバントである。トキソイドによる不活化ワクチンと比べても、圧倒的に安全で、圧倒的に安価で、圧倒的に大量に生成できる。

ゲンマイドトキシンは、土壌食物由来による自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化を誘導する。


ゲンマイドトキシンにおける内毒素トキシンは、「咀嚼」による免疫訓練トレーニングにより、全粒唾液ペプチドのトキソイドにに再分類化され、自然由来食物ワクチンアジュバントとして、その有用性が示されている。


マクロファージは、そのウイルスの情報を免疫の“司令官”であるT細胞に伝えます。 情報を受け取ったT細胞は、キラーT細胞にウイルスに感染した細胞を探して破壊するように命令する。次に、“司令官”のT細胞は、B細胞に抗体を作るように指令を出す。 指令を受けたB細胞は、そのウイルスに対抗する大量の抗体を作り出します。この抗体が補体と協力して、ウイルスに感染した細胞を破壊する。そこでマクロファージ活性化はマクロファージネットワーク自体を活性化して健康維持や疾病予防に繋がると考えている。
生体のほぼすべての組織には恒常的にマクロファージが存在する。これらのマクロファージは組織に存在するシグナルに応答することによりさまざまな機能および形態を示し、組織における恒常性の維持に寄与する。しかし、現代科学においては、この組織マクロファージの多様性を制御するシグナルの実体はほとんど明らかにされていない。


ゲンマイドトキシンは、今回同定したペプチドを生成し、日本人に多いHLA型が広くカバーされ、日本人での高い有効性が期待される。


感染を契機に起こる全身の慢性炎症症候群と


ゲンマイドトキシンのアジュバントは、化学的な合成によってではなく、自然土壌食物由来でできることから、今後抗ウイルス食薬剤としてに必須となる、なによりも安全であり、大量製造、安定した供給にも対応できる可能性がある。
僕たちは種々の臓器・器官に分布する組織マクロファージがネットワークを形成し、生体の恒常性維持に深く関与していると考え、この仮想的な制御機構を「マクロファージネットワーク」と名付けた。
そこでマクロファージ活性化はマクロファージネットワーク自体を活性化して健康維持や疾病予防に繋がると考えている。
生体のほぼすべての組織には恒常的にマクロファージが存在する。これらのマクロファージは組織に存在するシグナルに応答することによりさまざまな機能および形態を示し、組織における恒常性の維持に寄与する。しかし、この組織マクロファージの多様性を制御するシグナルの実体はほとんど明らかにされていない。現在世界で開発が進んでいるCOVID-19ワクチンのほとんどが、ウイルスを細胞感染前に捕捉する中和抗体の誘導を目指すものだが、ウイルス感染に対する免疫反応は、抗体反応だけではない。ウイルスに対する貧食細胞であるマクロファージ反応が重要な鍵を握っている。
 
自然免疫と獲得免疫は、サイエンスにおいては、その科学的研究上、独立した概念でとらえられているが、実際には、自然免疫から獲得免疫へという、系統的なものではなく、インティグリティな集合的有機防衛機能という学際での理解が合理的である。自然免疫にも記憶をもたらすことも近年の研究で明らかとなり、自然免疫の「記憶」は、血中の単球を「訓練」し、エピジェネティックな再プログラム化を介して起こり、血中の単球では数か月持続し得る。また、自然免疫を強く活性化できるものが自然由来に多く存在する。自然免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。

新型コロナウイルスとの戦いは、ワクチン、治療薬だけに解決を求めるのではなく、ワクチンによる獲得免疫であるT細胞反応誘導と自然食物由来による、免疫訓練トレーニングによるエピジェネティックな再プログラム化によるインティグリティ統合的アプローチが必要になってくる。







新型コロナウイルスの感染防止策においては、早期検知というと検査の拡充が強調されがちだが、実は、ポイントは検査前にあることも見えてきている。ゲンマイドトキシンは、食という日常的社会行為により「喉の違和感」や「発熱」だけではなく、腸管免疫、便の状態なの体調の変化を感知し、その兆候を早期に把握する。新型コロナの命題は、持続感染と持続免疫についてである。一回ワクチンを接種すれば安心という問題ではない。自己学習・自己診断・自己臨床により、検査すべき人をあぶり出すために、自らの細胞と会話するマインド・セルコネクション自己細胞観察のシステムが重要になってくる。それは決して科学や医学の綱渡りの限られた論理空間での世界観ではなく、動物本来の持つプリミティブな本能のようなものである。


このウイルスは、癌、肥満、高血圧、糖尿病、生活習慣病などの塁上の基礎疾患者をホームインさせるブーストウイルスである。重要なのは、塁上の基礎疾患の存在である。進塁させないこと、塁に出さないことが最大のウイルス対策なのである。
このウイルスに対する戦いと基礎疾患を塁上に出さないということと同じベクトルとして捉える必要がある。つまり、新型コロナの治療戦略における、ベクトルの先にあるのは、新型コロナウイルスの抗原ではなく基礎疾患だと言える。基礎疾患さえなければ、このウイルスは怖くない。



無症状で検査結果において陰性であっても、このウイルスは狡猾に体内に潜んでいて、慢性的にな持続感染状態を保っている。一度感染したあとでも、症状は現れ、それが再感染なにか再活性化なのか、後遺症なのかすら不明なのである。






ゲンマイドトキシンは、土壌食物由来による自然免疫のエピジェネティックな再プログラム化を誘導する。自然免疫の記憶をもたらすものは、BCGワクチンなどによる交差免疫に限るわけではなく、自然免疫を強く活性化できるものが存在する。そして、自然免疫の「記憶」は、血中の単球を「訓練」し、エピジェネティックな再プログラム化を介して起こり、血中の単球では数か月持続し得る。
新型コロナウイルスとの戦いは、ワクチン、治療薬だけに解決を求めるのではなく、重要なのは自然由来の食のコントロールとのインティグリティなアプローチが求められる。
自然免疫は、ウイルスや細菌の侵入に対する第一線のディフェンスで数多くのTLRを抱えて様々な因子に反応する能力を備え、アジュバントとして知る通常の免疫増強効果もこのシステムにより担われる高次なネットワークを構築している。


しかし本臨床において、ゲンマイドトキシン摂取による健康に与える有用性が認められたことは、成分だけでなく、実際の健康管理におけるゲンマイドトキシンの有用性が示唆されたところにある。
新型コロナウイルスの感染防止策においては、早期検知というと検査の拡充が強調されがちだが、実は、ポイントは検査前にあることも見えてきている。ゲンマイドトキシンは、食という日常的社会行為により「喉の違和感」や「発熱」だけではなく、腸管免疫、便の状態なの体調の変化を感知し、その兆候を早期に把握する。新型コロナの命題は、持続感染と持続免疫についてである。一回ワクチンを接種すれば安心という問題ではない。自己学習・自己診断・自己臨床により、検査すべき人をあぶり出すために、自らの細胞と会話するマインド・セルコネクション自己細胞観察のシステムが重要になってくる。それは決して科学や医学の綱渡りの限られた論理空間での世界観ではなく、動物本来の持つプリミティブな本能のようなものである。

この新型コロナウイルスは、癌、肥満、高血圧、糖尿病、生活習慣病などの塁上の基礎疾患者をホームインさせるブーストウイルスである。重要なのは、塁上の基礎疾患の存在である。進塁させないこと、塁に出さないことが最大のウイルス対策なのである。
このウイルスに対する戦いと基礎疾患を塁上に出さないということと同じベクトルとして捉える必要がある。つまり、新型コロナの治療戦略における、ベクトルの先にあるのは、新型コロナウイルスの抗原ではなく基礎疾患だと言える。基礎疾患がなければ、このウイルスは怖くない。


新型コロナウイルス感染は、一過性感染での顕性感染 (症状があらわれること)なのか、自覚症状がないまま治癒する 不顕性感染 (症状があらわれないこと)なのか、不顕性感染の場合でも、症状がおさまった後は ウイルス が体から排除されており、新型コロナに対する免疫を獲得する場合もあれば、しかし最近の研究で、ごく微量のウイルスが存在し続けることもある。また、持続感染として、感染したウイルスが体から排除されず、数ヶ月以上にわたって体内の中にすみつくことで、発症を繰り返す場合もある。












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科学者諸君、そろそろ、僕たちが解決してもいいか?


科学者のタジェール(実験室)は“楽譜”を書く場所、僕たちのレストランはサーベイランスな臨床を演奏する場所なんだ。



感染防御のためのアルコール消毒は果たして正しいのだろうか?消毒剤は肉芽組織の主体となる「線維芽細胞」を死滅させ、表皮細胞を死滅させ、また白血球などの「免疫細胞」も効率良く殺滅します。殆どの消毒剤は、「細菌」を殺すよりもずっと低い濃度で、組織の細胞を殺滅する能力を持っている。したがって、傷を消毒すると、「敵(細菌)」を殺そうとして毒薬をばら撒いたのに、敵は殆ど死なずに「味方(組織の細胞)」だけが死んでしまった、と言う状態になる。

また、多くの消毒剤では、創面で「殺菌効果」を発揮している時間は数秒から数分程度であると言われています。医療現場で最もよく使用される消毒剤のうちのひとつである「イソジン(ポピドンヨード)」の場合、皮膚に塗布してそのまま乾かした場合、約30分程度に渡って効果が持続すると言われていますが、それでも例えば1日2回消毒したとして、創面が消毒された状態になっているのはほんの1時間です。のこりの23時間は消毒する前の「細菌がいっぱいいる」状態に戻っています。1日24時間のうち、1時間だけは細菌が少ない状態になっているけど、残りの23時間は「消毒しないのと同じ状態」である。

「でも、消毒しないと化膿(感染)するじゃないか」と考える方もまだ沢山いることと思います。実は、消毒してもしなくても、「感染」の発生とは関係がないということが明らかになっている。上記のように、いくら消毒しても「細菌」はいなくなりませんから、傷の管理が悪いと「感染」を起こすことがある。また反対に、傷の管理が適切なら、「細菌」がいても「感染」は生じません。つまり、「感染予防」の観点から見ると、傷の消毒は理論的に「無意味」ということになる。

ということは、アルコール消毒することは「無意味」であり「有害」でもある、ということですから、傷を消毒すると言う行為に医学的正当性はない、ということになる。


傷を消毒することは「傷を乾燥させる」ことと同様に、傷の治癒を遅らせる行為です。消毒剤は肉芽組織の主体となる「線維芽細胞」を死滅させ、表皮細胞を死滅させ、また白血球などの「免疫細胞」も効率良く殺滅します。殆どの消毒剤は、「細菌」を殺すよりもずっと低い濃度で、組織の細胞を殺滅する能力を持っています。したがって、傷を消毒すると、「敵(細菌)」を殺そうとして毒薬をばら撒いたのに、敵は殆ど死なずに「味方(組織の細胞)」だけが死んでしまった、と言う状態になります。つまり、創傷治療の面から見ると、消毒は「有害行為」ということになります。

また、多くの消毒剤では、創面で「殺菌効果」を発揮している時間は数秒から数分程度であると言われています。医療現場で最もよく使用される消毒剤のうちのひとつである「イソジン(ポピドンヨード)」の場合、皮膚に塗布してそのまま乾かした場合、約30分程度に渡って効果が持続すると言われていますが、それでも例えば1日2回消毒したとして、創面が消毒された状態になっているのはほんの1時間です。のこりの23時間は消毒する前の「細菌がいっぱいいる」状態に戻っています。1日24時間のうち、1時間だけは細菌が少ない状態になっているけど、残りの23時間は「消毒しないのと同じ状態」であることに、何か意義があるのでしょうか?

「でも、消毒しないと化膿(感染)するじゃないか」と考える方もまだ沢山いることと思います。実は、消毒してもしなくても、「感染」の発生とは関係がないということが明らかになっています。上記のように、いくら消毒しても「細菌」はいなくなりませんから、傷の管理が悪いと「感染」を起こすことがあります。また反対に、傷の管理が適切なら、「細菌」がいても「感染」は生じません。つまり、「感染予防」の観点から見ると、傷の消毒は理論的に「無意味」ということになります(これを理解するためには、「創傷の感染の定義」を理解すること、および「創傷の適切な管理法」を知ることが必要になります)。

ということは、傷を消毒することは「無意味」であり「有害」でもある、ということですから、傷を消毒すると言う行為に医学的正当性はない、ということになるのが解ると思います。

コロナ対策“大壊滅”の根本原因は、日本人の「科学無視」などではなく何でもかんでもエビデンスベースドに頼る「科学参り」にある。つまり、この国が不足しているのは、先端科学ではなく、ヒポクラテスのような町医者の誓いである。ヒポクラテスがいれば、「病気にかかるのは、何か原因があるからだ。その原因を取り除けば、病気は治る。だから、「科学」などにお参りをしなくてもよいのだ」というはずである。


「免疫学」は極めて高度で複雑な系である。雨後のたけのこように現れた専門家と呼ばれる素人の聞きかじりの形式知は通用しない。「免疫学」は、過去の膨大なデータ、経験値や臨床に基づいた学問なのである。学問的な文脈でにおいて、ウイルスを知るには通常の免疫反応についての知識が必須であり、結果的に免疫学を網羅的、体系的に理解する必要がある。

だが、新型コロナの情報の産出ペースが、すでに人間の対応能力をはるかに上回っている。人間の認知的限界を越える、膨大な、しかも信頼度も不安定な情報から、科学的成功に化けるマイノリティー・レポートを見つけ出すことは困難を極める。

そもそも、サイエンスにおいて、いくら電子顕微鏡を覗いて分子構造を眺めてみても、自己と非自己が理解できるはずがない。
科学はHLAや免疫、そして生命活動のその複雑なネットワークシステムには到達しない。重要なのは、直観とイマジネーションである。因数分解のたすき掛けで、大きな数字を分解したい場合は、直観で当てはめていくしかない

HLA 遺伝子の分子構造の比較から, 特に多様な受容体と相互作用する受容体群との相互作用解析と結晶構造解析など、科学は一定の概念群を所与としたうえで、概念同士をつなぐ関数を創造する営みであるのに対して、私たちは、非科学者は、決してそうした理路は取らない。
HECPヒューエンコムパブリック、世界中の新型ウイルスに苦しむ人々を支援へ -
新型コロナウイルスは貧しい国々、貧しい人々を打撃

“免疫トレーニング”を欠いた私たち

『どうやら私たちは世界を、そして、人類を救いたいらしい。』

医食の淵源


新型コロナウイルスについては、疫学、医学、生物学的領域に留まらず、全体的社会的現象のフェーズに突入している。全体的社会的現象とは、社会集団の法的、倫理的、審美的、政治的、経済的な側面が一気に表れる現象で、いずれか1つには還元できない。

ゲンマイドトキシンにおけるデータベースの理論的枠組みは5つに分かれている。「アーキテクチャー構成と哲学」「プロダクト」「テクノロジー」「コンセクエンス」「アートとスタイル」。

「食のゲノム」「レストランの概念から抜け出す必要があった」。真のイノヴェイションを目指すなら、手順や考え方、連携のとり方といったものを様式化しなければならない。
科学、アート、哲学、テクノロジーをすべて混ぜ込んだ「創造性を生み出すための領域」として、「現在最も価値のある原材料─創造性と才能」を世に送り出したい。

今回のコロナウイルスパンデミックは、医療と食、そして一般の人間との関係を確実に変える
料理はアティチュードだ

僕たちは自分たちの使命のひとつは、既存のサイエンスをディコンストラクトする、つまり一度解体し、再構築することだと考えている。僕たちの使命のひとつは、既存の先端科学をディコンストラクトする、つまり「免疫学」を一度解体し、再構築することだと考えている。真の科学はアティチュードであるべき。だからこそ、自分のしていることについて日々考えさせてくれる。この国の先端科学が常に重視してきたのは、昔ながらのサイエンスを完璧に再現することであり、新型コロナのコンセクエンスに到達することではない。科学者たちが思う最先端は、僕たちにとっては、最も末端であると思えてしかたがない


一次的予防形成を医療に求める論理の秩序をドラスティックに転換する必要がある。

地域の感染見守りの主体は、保健所でも医院でもない
飲食業である。

アーキテクチャー仕組みの整備再構築が必要。一次的感染予防形成を担うのは、医療でも、保健所でも、かかりつけ医でもない。32万人の開業医よりも、60万を超える飲食店と食のエキスパートである料理人を活用すべきである。食生活と生活習慣を見直し、新型コロナやインフルエンザなど、目に見えないウイルスにも負けない免疫システムを訓練トレーイングによりデザインすることを目指すべきである。もちろん、全ての人間がこれで感染から逃れることはできないが、少しでも軽症者が減ることにより、医療資源が重症患者に集中することができる。つまり、医療のボトムオブピラミッドである。
一人一人が「免疫」を強化すれば、「重症者」は「中等症者」に、「中等症者」は、「軽症者」に、「軽症者」は、「無症状者」に、「無症状者」は非感染者になる可能性を秘めている。

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ゲンマイドトキシン
2-3相臨床試験開始

「免疫」が唯一の治療法になるのであれば、
数億人を治療するためには何か並外れた対策が必要である。
HECPヒューエンコムパブリックは、2020年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンアジュバント候補ゲンマイドトキシンCoV-19の第2/3相試験を開始する。幅広い年齢層を網羅する最大全世界2000万箇所での被験者を目標登録とし、各種機関と協力して遂行する。


ノーベル平和賞にWFP=世界食糧計画 | NHKニュース【NHK】ことしのノーベル平和賞に、世界各地で食糧支援を行っている国連機関、WFP=世界食糧計画が選ばれました。www3.nhk.or.jp

「ワクチンができるその日まで、食料こそが最良のワクチン」 

ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、世界各地で飢餓の解消に向けて食料支援を実施してきた国際連合の機関「世界食糧計画」(WFP、本部ローマ)に2020年のノーベル平和賞を授与すると発表した。
レイスアンデルセン委員長は理由について「飢餓との闘いへの尽力、紛争地域での平和のための状況改善への貢献」などを挙げた。委員長はさらに、新型コロナウイルスの拡大が飢餓の犠牲者も急増させたと指摘。こうした状況下、WFPは食料確保に向けて「めざましい能力を発揮した」と称賛した。また、WFPが宣言した「ワクチンができるその日まで、食料こそが最良のワクチン」との言葉を引き、コロナ禍に立ち向かう姿勢も高く評価した。
国連WFP世界食糧計画(国連WFP)は、COVID-19のパンデミック(世界的大流行)の壊滅的な社会経済的影響が、低・中所得国で何百万人もの人々を食料不安に追い込んでいる中、世界中で支援する人々の数を増加した。
国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は「新型コロナウイルスとの闘いの最前線は豊かな国から貧しい国に移りつつあります。ワクチンができるまで、この混沌に対する最善のワクチンは食料です。食料がなければ社会的混乱と抗議は拡大し、移住する人が増え、紛争は深刻化し、従来飢餓の心配のなかった人々の間で栄養不足が広がる可能性があります」と述べている。


Ⅰ 自然土壌由来によるドラックリポジショニング
〈暴露前経口予防内服〉ゲンマイドトキシン


⚪︎メニュー名称
免疫食摂取による臨床に関する研究ランチ
1/2GE
ワンハーフ・ゲンマイドトキシン

時間制限法:午後12時に昼食を取り、夕食は午後8時までに取る。その後、翌日の午後12時までなにも食べずに過ごす(16時間断食する)。2食に1食は7号食ワンハーフ・ゲンマイドトキシンとし、毎日このパターンで食事をする。

1 .対 象

本臨床研究においては、普段より精白米食を主食としている成人男性を選択し対象とした。臨床期間中薬物などを服用している対象はいない。対象者には 本臨床の趣旨やプロトコルを,口頭において十分に説明し、インフォームドコンセントを取得している。

2 .方 法

ゲンマイドトキシンの摂取は各対象が日常精白米を食しているときと同様の量をゲンマイドトキシンの量に置き換えて摂取した。ゲンマイドトキシン摂取前と研究期間中の他の食事メニュー(主菜,副菜)は全対象ともにほぼ同じ食事であった。
1 日のゲンマイドトキシンの摂取回数は対象全員 1 日 2 食(朝,昼,夕の任意の 2 食)のうちの一食とし,ゲンマイドトキシンを2ヶ月 間摂取した。もう一食に関しては、指定はなく普段通りの食事を摂取している。

本臨床期間は令和2年 6月 1 日~令和2年
7月30日の60日間であった。

臨床検査値の測定

臨床検査データとして、一般的な臨床試験では電解質, AST,ALT などを、貧血関連の検査データとして、血清 鉄、フェリチン、不飽和鉄結合能(UBIC)、総鉄結合能(TIBC)、葉酸,ビタミン B12 など、また血清中脂質関 連検査データとして、総コレステロール、中性脂肪、 HDL‒コレステロール、 LDL‒ コレステロールを測定する。

結 果

ゲンマイドトキシン摂取により平均体重には大きな差がないが、差としては有意差が認められた。TIBC 値は有意に低下した。また総コレステロールと LDL‒コレステロール値は有意に低下した。全対象排便がよくなったとのことで あったが,下痢などの有害事象は認められなかった。

考 察

ゲンマイドトキシン成分はたんぱく質,脂質,ミネラル特に鉄分,食物繊維などが多いことが知られている。白米と比べるとミネラルは3倍の646mg、ビタミンは9倍の1.85mgにもなり、ゲンマイドトキシンの健康に与 える寄与として,貧血症状改善あるいは脂質改善の可性が予測できる。

女性、妊婦などの鉄欠乏に陥りやすい人、あるいは鉄欠乏貧血の傾向のある人などには、ゲンマイドトキシンの摂取は鉄欠乏に対する改善に寄与できると考えられる。 一方,脂質に関しては中性脂肪および HDL‒コレステロール値には有意差が認められなかったが,総コレステ ロールおよび LDL‒コレステロール値は有意に低下することが認められた。血中のコレステロールの減少には食事因子としては食物繊維や不飽和脂肪酸が影響するといわれている 。

ゲンマイドトキシンには食物繊維が多く含まれ、ゲンマイドトキシン食摂取により脂質代謝改善に有用である可能性が示唆された。 近年肥満防止,あるいは生活習慣病の予防が社会的問題にもなっている。ゲンマイドトキシン食の摂取は脂質代謝改善に効果があることが認められたため,肥満対策,生活習慣病対策,あるいは高齢者などには非常に有用と考えられる。

ゲンマイドトキシンによる免疫アプローチは、咀嚼により唾液腺ー胃腸相関機序を構築する。咀嚼による「唾液力」を見直し、新型コロナやインフルエンザなど、目に見えない、ウイルスにも負けない免疫システムのデザインを目指している。

「唾液」には、食べ物の消化を助ける酵素のほかに、口に入ってくるウイルスや細菌などの病原体に対する防御因子が含まれており、感染症の予防や全身の健康維持に重要な役割を果たしている。

ゲンマイドトキシンは糠に覆われているが、糠にこそ多くの栄養が含まれている。ただ、この糠が固く消化されにくために必要とされる噛む回数が最低でも100回というわけである。よく噛むのは、糠を細かく砕くため、できるだけ多く咀嚼し、唾液量を増やすためであり、唾液中の酵素が糠を消化し、吸収されやすくなる。

唾液は消化液にとどまらず、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防、日本人の死因の上位を占めるがん、脳卒中、肥満や生活習慣病の予防、歯周病や誤嚥性肺炎などの感染症予防、アンチエイジングなどにも深く関わっている。

唾液には“IgA”という成分が含まれており、身体の中に入ろうとする細菌類をシャットアウトし、免疫力の強い身体を作っている。しかし、加齢やさまざまな要因で唾液の力が低下すると、病気になりやすい身体になってしまうのである。ウイルスとの戦いにおいては、「唾液力」をきたえることもポイントになるのである。

唾液中の分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)は、病原体の生体侵入に対する第一線の防御機能として働き、粘膜免疫に重要な役割を担っている。s-IgAには、ウイルス中和、細菌凝集、粘膜上皮細胞への細菌付着の阻止、種々の食物アレルゲンとの結合など様々な活性が、みられる。これらの活性によってs-IgAは病原性微生物の粘膜侵入を阻止し、とくに上気道感染に対しては血清抗体その他の免疫システムよりもさらに有効な第一線の生体防御機構として働くと考えられている。

第一相における本臨床は期間として2ヶ月の短期間であり,対象も成人男性であった。健康志向する人として高齢者あるいは妊婦,女性、基礎疾患を抱える人間などが多い。またゲンマイドトキシンは食事として経口摂取であることを考えれば,ワクチンや治療薬、血漿治療とは異なる安全安心のアプローチとして、今後は対象の検討,あるいは長期の研究期間を考慮した検討も必要である。

しかし本臨床において、ゲンマイドトキシン摂取による健康に与える有用性が認められたことは、成分だけでなく、実際の健康管理におけるゲンマイドトキシンの有用性が示唆されたといえる。


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