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'インダストリー2.5'が目指す世界とは? エレクトロニック・アーキテクチャー革命

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日本のモノづくりは、エレクトロニック・アーキテクチャーを目指すべき〜今さら、SONYがGAFAに勝てるわけがない。〜



「GAFA」と呼ばれる米国の大手IT企業が、人工知能(AI)の心臓部まで支配しようとしている。
Google、Apple、Facebook、Amazonが、それぞれAI処理専用の半導体、いわゆるAIチップの開発に乗り出した。既存の半導体メーカーや大手電機メーカーなど同様な狙いを抱く企業は数多い。

だが、AIの開発競争において、今さら、SONYがGAFAに勝てるわけがない。だったら、この国は、スローテクニカルなエレクトロニック・アートとしての家電を極めるべきである。つまり、かつて家電立国として隆盛を極めた日本のモノづくりは、エレクトロニック・アーキテクチャーを目指すべきなのである。


インダストリー2.5とは、
電気と監視される前のインターネットの間


私たちこの国のインダストリー3.0の進む先は、4.0ではない、2.5である。「GAFA」と呼ばれる米国の大手IT企業が、人工知能(AI)の心臓部まで支配しようとしている。
Google、Apple、Facebook、Amazonが、それぞれAI処理専用の半導体、いわゆるAIチップの開発に乗り出した。既存の半導体メーカーや大手電機メーカーなど同様な狙いを抱く企業は数多い。このまま、第四次、第五次と続く産業革命が人類にとって素晴らしい未来や環境を提供するのか。「インダストリー4.0」という言葉がどんどん先行しているイメージだが、第4次産業革命は「まだ起きていない」ということを、ここでもう一度おさらいしたい。ITを活用した先進的なシステムが、閉ざされた空間の中で実現されている状況は、まだ第3次革命の延長なのだ。 

リ・コンシャスとは主張する生き方である。 材料を揃えようと思うよりも手元にあるものや残ったものをどう利用するか、どう再生するかを考える。「もったいない」という精神。 自然環境を中心に地域や身の回りにある素材、不要なものやガラクタを分解したパーツを徹底利用し資源を大切にする思想、アラウンド・リソースという考え方。素材を生かし決して過度な技巧に走らず、多少不細工でもどことはなく愛嬌がありアーティステック。そして、何よりもインパクトにあふれ存在感抜群。

リ・コンシャスはモノづくりは食や住空間、地域や都市に至るまでそのクリエイティブなスタイルは存在感抜群で強い主張があふれている。 ハンドメイド・スキルを高めICTや市場原理主義によって奪われた”手仕事”そしてクラフトマンシップを取り戻す。それはウイリアムモリスのアーツアンドクラフツやガンディーのチャルカ思想から学び現代のコモディティーに反映した持続可能な事業活動として、様々なビジネスシーンとリレーショナルに連携することにより活動の輪がさらに広がっていく。

'インダストリー2.5'が目指す世界とは?家電アップルサイクルによるエレクトロニック・アーキテクチャー

インダストリー2.5は、社会的に排除された人々(socially disadvantaged)が 社会的に認知される権利を擁護することを目的とした“世界を作る:小さな家の作業所”と呼ばれるアート・プロジェクトだ。事業内容は小さな〈家〉アーキテクチャーを舞台に廃家具、廃家電製品,などの〝アップサイクル〟によって,社会的に排除された高齢者・障害者・女性・難民の人々に就業の機会と自立のための所得をもたらし、損なわれた人間性を回復するユニークな試みである。

また、このプロジェクトは、高齢者や障害者の雇用促進を兼ねて、アップサイクルで壊れた家や家具や家電を直すしくみをつくるという事業である。これにより、疲弊地区に集まって居住するの人たちの生活を再生させていく。アートの領域で廃品を再利用する割合を高め環境問題に寄与していく。社会的なサステイナビリティと環境的なサステイナビリティの一石二鳥を狙い、その地区や都市の経済活動につなげていこうという、従来の市場適応を目指した自立支援型のプログラムではなく、空き家や廃材・廃家電など現存する資源の有効利用によりゼロコストで展開するオルタナティブな市場創造型による実現可能性と持続可能性の高い実践的プロジェクトなのである。


インダストリー2.5が目指す世界とは?


インダストリー2.5とは産業革命における「電気」と「インターネット」の間を指します。今後世界というグラウンドは二つに大きく分かれていく。ひとつは「白線」のグラウンドであり、そして、もうひとつは「瓦礫」のグラウンドだ。それは国家単位ではなく、一つの都市やリージョンにおいてダブルイマージュが存在します。

私たちの生活にこれ以上の技術が必要なのだろうか。ロボットが必要なのは、「生活」ではなく「産業」です。確かに限られた空間においては「白線」があればAIロボットは正確に走行します。しかし、生活という無限の空間にすべて「白線」を設けることなど不可能なのです。


政府や研究機関、産業界などのエスタブリッシュメントの機関は通さない、社会的に排除された人々(socially disadvantaged)による第2.5次芸術産業革命と銘打った日本の国家戦略は、壮大な夢物語かもしれない。しかし、ロマンとはそういうものです。そして、「芸術」とは、時代を「解析」することでも「予測」することでもなく「形象」することなのである。インダストリー2.5は、モノづくりの現場を変えるだけでなく、HECPヒューエンコムパブリックー人権・環境・コミュニティ・公共などの社会問題の解決にも繋がり、国際競争力の強化と、世界を牽引するリーダーとしての日本のプレゼンスに向けて動き出した日本の本気が、じわりじわりと世界を巻き込もうとしています。社会的に排除された人々(socially disadvantaged)が企業や業界だけでなく、一般消費者の生活にも大きな影響を与えパラダイムシフトを呼び起こすものなのである。


第2・5次産業革命とは?テクノロジーの限界と進歩のパラドックス


第一次第二次第三次と続く、産業革命後の科学技術の急速な進歩は、際限のない生産と利益追求、抑制のない消費の結果としての廃棄物の山は「芸術」では決してありえない。ITや科学技術の急速な進歩は、人間の衣食住や医療などの良好な生活や環境や安心を、ひとまずは生み出したかにみえています。しかし、デメリットとしてさまざまな環境汚染や資源の有限性への心配があります。経済活動における「大きな工場」でのモノの生産が人間に幸福をあたえる万能のものとは云えなくなりました。また、省資源や環境汚染防止のための技術的研究が続けられ、このことは確かに再び科学技術による解決を目指すという循環の中にある。しかし、さまざまな法律や規制により、現状からの方向転換を図ろうとしていますが、科学技術や法による転換の方法は、更なるパラドックスを生み、個人の行動についてみるとき、人間本来のあるべき姿を再認識させていく力はここでもまた万能ではない。

「小さな仕事場」でのモノ作りは手工業であるため効率的ではなく、金銭的利益も少ないものです。しかし、現代文明社会への疑問を抱くときに、もうひとつの価値観、もうひとつの生活様式を認め合っていく社会、そのなかでなりたつ経済生活はどのようなものであるかについて、考えつつ実践していこうとする人びとへの「教育効果」は、人間の本性にたちかえって考えるものなのである。人間自身の五感の再開発を促し、体験を通して自然への畏敬や人間どうしの尊重や信頼を深めていこうとする態度が日常的に存在することが、たとえITやハイテクの時代にあって、分業の発達している時代においても、どうしても必要なのである。


インダストリー2.5が目指す世界とは?
家電アップルサイクル革命


「Industrie 2.5」という言葉は今、間違いなく世界経済における重要なキーワードだろう。2.5とは産業革命における「電気」と「インターネット」の間を指す。政府や研究機関、産業界などのエスタブリッシュメントの機関は通さない、この「高齢者」による第2.5次産業革命と銘打った日本の国家戦略は、壮大な夢物語かもしれない。しかし、ロマンとはそういうものである。そして、「芸術」とは、時代を「解析」することでも「予測」することでもない、「形象」することなのだ。「インダストリー2.5」は、モノづくりの現場を変えるだけでなく、HECPー人権・環境・コミュニティ・公共などの社会問題の解決にも繋がるという。国際競争力の強化と、世界を牽引するリーダーとしての日本のプレゼンスに向けて動き出した日本の本気が、じわりじわりと世界を巻き込もうとしている。企業や業界だけでなく、一般消費者の生活にも大きな影響を与えパラダイムシフトを呼び起こすものなのである。

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