『魂のコード』 ジェイムズ・ヒルマン
ジェイムズヒルマンについて
1926年4月12日 - 2011年10月27日)は、アメリカ合衆国の心理学者、精神分析家。
1926年、ニュージャージー州アトランティックシティ生まれ。ユダヤ系[1]。ソルボンヌ大学、ダブリンのトリニティ・カレッジに学び、チューリヒ大学でPh.D.取得。チューリッヒのユング研究所(英語版)で研究。ユング派「元型的心理学」の創始者。
第1章 まとめの一粒 どんぐり理論と心理学の救済
一言でいうと—
現在心理学界では人生は遺伝子、環境、両親、トラウマから決まるとされているがヒルマンはあえて魂について言及する。
あらゆるセラピーの学派は声を揃えて個人を形成している鍵は抑圧だという。しかし抑圧されているのは過去ではなく、どんぐりではなく、また私たち自身ときちんと繋がることができなかった過去の失敗たち。
(19)
人生とは遺伝と環境の相互作用であるという—
本当にそうであろうか。そこには何か本質的なものが欠けている。あなたがあなたであると感じさせる、何かが欠けているのだ。もし私たちが遺伝的なものと社会的な力のせめぎあいの産物でしかないという考え方を受け入れたら、私たちは何かの単なる結果になってしまう。私の人生が遺伝子の情報、両親がしたことしなかったこと、またはるか昔の幼少期の経験などによって読み解かれていくにつれ、人生記はますます犠牲者の物語となっていく。
(19)
・本書はこの犠牲者のメンタリティを引き剥がしていきたいと思う。
・時間より非時間性を重視する。
(20)
プラトン『国家』エルの神話
私たち一人一人の魂は生まれる前から独自の守護霊(ダイモーン)を与えられている。それが私たちがこの世で生きることになるイメージやパターンを選んでいる。私たちの魂の伴侶、ダイモーンはそこで私たちを導いている。しかしこの世にたどり着く前に、私たちは彼岸で起こったことを全て忘れ、白紙でこの世に生まれたと思い込む。
しかしダイモーンはあなたのイメージの中に何があるか、そしてそこにはどんなパターンがあるのかを忘れはしない。
あなたのダイモーンはあなたの宿命の担い手でもあるのだ。
(22)
・子供時代を振り返って、幼い頃のダイモーンの微かな動きを捕らえよと神話はほのめかす。
a 召命を人間存在の基本的な事実として認めること
b 人生を召命とつなげること
c 失恋や様々な出来事などを含めて肉体が経験する偶然の事件はイメージのパターンに起因するものだということそしてそれらは必要なものであって召命を実現させるためのものだとみなす共通の認識を持つこと。
※召命: キリスト教で、罪の世界に生きていた人間が、神の恵みによって救われ、神に呼び出されること。 わが国では一般的傾向として、伝道者の使命を受けることをいう場合が多い。 召出し。
・召命はいろんなところで似たような言葉がある
ローマ人はゲニウス(geniusの由来)
ギリシャ人はダイモーンと呼んだ。
キリスト教は守護霊。
新プラトン主義はオケーマ
また未開人の間では魂は蒸気やモヤ影のようなものとされた。
ダイモーンの例
・一人目ロビン・ジョージ・コリングウッド(Robin George Collingwood 、1889年2月22日 – 1943年1月9日)は、イギリスの哲学者、歴史家。
8歳の頃に書物の中からカントの本を見つける。
どんなものよりも優先してこれを理解しなければならないと思った。
(32)
補償理論は精神を壊す
例)ジャクソンポロックの絵が幼い頃の放尿への劣等感だった
→このような心理学的な解釈を作者は否定する。(46)
作者は補償理論を時間軸を逆にするとおかしいとすることができるという。
例えば、ガンディは幼い頃、不可視と闇を恐れていたが、それは晩年に独房で幽閉生活をすることに恐れを抱いていたからではないかという。
動機理論 (49)
動機理論はどんぐり理論と相性がいい。
傑出した人々は一つの重要なファクターを持つ共通点がある。
要因は遺伝でも気質でもなく、動機だけはどんな時も共通して現れてくる。
どんぐりを成長させる値方は心のうちの「動機」ではないか。
子供のビジョン (52)
子供の時の方がダイモーンと一体
第二章 Growing down この世への降誕
一言でいうと—
魂は上昇主義的に上がるのではなく、この世界に降下する。
例として有名人が成功と共にドラッグやセックスに溺れ退廃様子を例に挙げている。成功から転落していくことはgroing downであった。
プラトンの神話では
肉体、両親、場所、環境を通じて魂は降下する
1. 肉体: 老いと共に感じるようになる重力を受け入れて生きること。
2. 両親: 自身が周囲の人々、家系の木の中の一人だと認めること
3.場所:自分の魂にふさわしい場所で生き、義務と習慣を引き受けること。
4 環境: この世界と正面から向き合って環境があなたにしてくれたことに応えること
(94)
第3章 両親の力という幻想
一言でいうと——
親の仕事は子供のダイモーン(守護霊)を受け入れやすくすること。そのためには親も自分のダイモーンをはっきり見出さなければならない。
両親のdeconstruction
両親の幻想はタテ型の因果論から来ている。
両親の力という幻想に取り組むことは宗教的回心に近い。
世俗主義からの、個人中心主義からの、一神教からの発達至上主義からの、因果性信仰からの回心。(131)
第4章 見えないものへの帰還
一言でいうと——
第5章 あることとみられること
第6章 氏でも育ちでもなく
第7章 三文小説と純粋なファンタジー
第8章 隠蓑
第9章 運命 (大事な章)
一言でいうと——
どんぐり理論は運命論/目的論ではない、どんぐりが我々に語りかけてくるので内省をすることで運命の小さなウィンクを見てとる(268)
第10章 悪の種子
第11章 平凡さについて
結び
還元主義、科学主義がどんぐりの種の声を聞こえなくする。
ヒルマン自身、占星術と関わりも深く、予言への誘惑字句主義を取り除けば占星術はさらに美しい象徴体系といった。
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