『Maybe You Don't Know』

午後イチの眠い授業
青い木々がそよ風に揺れる
視線は窓の外
それかきみの後ろ姿
「マジメに聞いててえらいね」
なんて一人でほほえんでみる

見えないとこに隠したこの箱
きみに見つからないように
もっと奥にしまった
ぼくの中に深く深く

窓際がぼくの指定席
きみの長い髪が揺れる
いつか見せてくれたその笑顔
また見れますように
「風が気持ちよさそう」
なんて誘ってみようかな

心の箱につめたこの「好き」
今にもあふれそうなんだ
その笑顔を壊さないよう
押さえ込んだ強く強く



きみには絶対見せないよ
好きがつまった心の箱
二人の関係を壊したくないんだ

ぼくの想いをつめたこの箱
きみの知らないぼくがいる
互いの箱を見せ合えたら
ぼくのも開けてみていいよ

きみの気持ちを知りたい
知れたらぼくのも伝えたい
伝えたらきみと歩きたい
春風が包む緑の下を

2008.05.08

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