「お母様。私蛹になりたいわ。模様も形も色も全部私が決めることができるのでしょう?それまで連れ添った自分をどろどろに溶かして粘土をこねるみたく全部自分の好きに作りかえてよいのでしょう?幼体の時にひどくおそろしい世界を見たのなら、そのままおへやから出てこなくったってよいのでしょう?」

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