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ペーパードライバー卒業計画

生まれてこの方、千葉と東京都内に住んでいましたが、幸運なことにとても車が不要なくらい交通の便のよいところでした。というか車持っていた方が場所の面からも出費の面からしても面倒くさいと思えるくらい。
おかげで大学生時代に、ほとんどたしたみ程度の意識で取得した運転免許証も、やっぱりちょっと値の張った身分証扱いになってました。

車が無いと人権が無い県に来たので、人権が失くなった

半年以上前に首都圏から静岡に引っ越しました。一日でも早い東京への帰還を目指して足掻いていますが。

首都圏より外だと「車が無いと人権が無い」とよく言われていましたが、実感させられてます。バスだと面倒だし本数も少ない。電車も駅の場所がターミナル駅以外は町外れにあるんですよね。住宅街のど真ん中とか。なんでそこに駅があるんだ、という立地。駅の周辺にはコンビニも無いし飲食店も無い始末。

そんなわけで、マジで自分の生活に車の必要性が生まれてきました。
だけど桃李ちゃん、まともに車を運転していたのは免許取り立ての大学生時代。それからかれこれゴールデンペーパードライバーです。無事故無違反の秘訣は車に乗らないことです。

ペーパードライバー講習に行ってきました。

いきなり乗り回そうなんて無謀さも、それで周りに迷惑かけても構わないなんて傍若無人さも持ち合わせていないので、近くの教習所のペーパードライバー講習に行ってきました。

The・車社会静岡でペーパードライバーなんて馬鹿にされないだろうかとおっかなびっくりでしたが、教習所の教官は意外と優しい人が多かったです。でも、「昔の住所が新宿の四ツ谷ってあるけど、本当に車無しで生活できるものなの!?」って驚かれていました。そうなんですよ、車いらないんですよ。というか車置く場所無いんですよ。車買えるほどの余裕もなかったし。

交通ルールを確認する座学を1時間。
教習所内のコースで運転の感触を確認するのに1時間。
路上で実践に5時間。
結構な出費でしたが、ぶつかったり人轢いたりしてやらかすことと較べれば安いものと考えます。
おかげで公道での運転ルールと作法はしっかり思い出せました。

車乗り始めて気づいたこと

危ない。道路マジ危ない。車に乗り始めてから道路には危険が溢れていることがわかった。もう人間、家から出ないほうがいい。

自転車、マジで危ない邪魔。けど多分、あちらも車マジ危ない邪魔とか思ってるんでしょうね。どうにか共存できるよう道広くしてくれ。

自転車は左側通行だ、ボケが。

自転車とバイクは停車してる車の左側を通り抜けるな、ダボが。

道路がボコボコなところが多すぎる。行政は何をやっとるんだ。

どこの交差点にも信号をつけろ。行政は何をやっとるんだ。

歩きスマホするな。マジで動きが読めない。

頼むから幼児を歩かせる時はハーネスつけてやってくれ。俺だってお前の子どもを殺したくないんだ。

何はともあれ、自分が扱っているものが凶器であり、安全第一だということをしっかり忘れないようにしようと思います。

車、高くね?

車乗り始めると、やっぱり自分の車が欲しくなってくるんですよね。
ちなみに今は親の車を借りています。

月々の保険とガス代とローン。その他消耗品。万が一、擦ったり故障した時の修理費。その上年一で襲いかかってくる自動車税と車検代などと、維持費も馬鹿にならない。
そりゃ、若者の車離れなんて言われて久しいわな。

職場で自分と同程度の給与を貰ってる人間に、「毎月の給料、車の面倒見るだけでだいぶ持っていかれません?」って尋ねてみたけど、「他にやりたいことないから間に合ってる」とか「休日は車で買い物して寝て終わるから」って返されました。ゲームやらフィギュアやらプラモやら書籍やらに突っ込んで、隙あらば都内のイベントに参加していた自分とは、全然価値観違うんだなーって思いました。
というか、がんばってもっと給料もらえるようになろうよ。

行動範囲が拡がった

ペーパードライバー講習でも、とにかく回数こなして慣れることが肝要だと教えられました。
そんなわけで最近は近場の海辺に遊びに行ったり、高速で山梨まで行って蕎麦を食べに行ったり、道の駅で地元のワインを買ったりと車を転がしています。行動範囲が拡がると、自分の人生にも拡がりができたようで楽しいですね。

なんのために運転するのか。それは確実に目的地に到着すること。

でもそれとは関係なしに東京戻りてえ。

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