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「星のカービィ ディスカバリー」をプレイしたら、セロトニンがどぱどぱ出て癒やされた

実はまともにカービィに触れるのはスーパーファミコンのスパデラ以来だったりする。
そんなもんなので、相棒の「エフィリン」が裏切る裏切らないって話題になっていたけど、自分としてはいまいちピンと来なかった。マルス? あいつはもう見た目からして胡散臭いじゃん。

そんなこんなでカービィのゲームに触るのは10年単位ぶりで、なんで急にカービィをプレイしようと思い立ったかというと、任天堂さんの方から「キミ、カタログチケットの使用期限がもうすぐなんだけど、悪いこと言わないからカービィ買っておきな、カービィ。あとゼノブレイド2」というメッセージが来たのでまんまと引き換えたのだった。あとゼノブレイド2は積んだ。

それとこれは自分が勝手に勘違いしていたことなんだけど、カタログチケットって1回しか買うことができないというわけじゃないのね。何回でも買えるものなのね。

おひさまさんさんの中をぽてぽて走るカービィちゃん

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かわいいね。非の打ち所のないかわいさだ。

「ディスカバリー」がどれだけ傑作なのかはもうたくさんの人が語っていると思うので、ぽかぽか陽気のフィールドをぽてぽて走り回るカービィちゃんについて話したい。

「ディスカバリー」は3Dアクションであることも相まってか、背景や天候も印象に残りやすい。またストーリーの前半は屋外のステージが多く、天気が良い。ピーカン晴れだ

このご機嫌な空模様がカービィちゃんとよく合うのだ。

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思えば、自分は昨今の情勢ののなかでだいぶ憂鬱になっていた。感染病は相変わらずだし、世間はそんなこと知ったこっちゃねえとばかりにはしゃぎ回っているし、それを横目にちゃんと自粛している自分がなんか馬鹿馬鹿しくなってくるし、リモートワークは全然うまくいかないしで鬱屈している日々が続いていた。あんまり外出できていなくてフラストレーションもたまっていた。

家に籠もっていれば、セロトニン不足にもなるわけで。思えば随分長い間、まともに日光に当たった覚えが無いや……。

そう思いながら仕事終わりにカービィをぼんやりプレイし始めたら、青い空の下でとてとて縦横無尽に走り回るカービィちゃんがとても愛くるしく思えた。

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こんな爽やかな初夏を思わせる陽気だと、なんだか自分も陽の光にあたったようでセロトニンが分泌されてきたような気がするよ。

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太陽に照らされる水の表現もまた気持ちよさそう

影があんまり出て無くて、太陽が真上に来てるんだなーということがわかって、とても良き。

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屋内でも差し込む陽光の陰影で、ちょうど良い薄暗さになってるのも雰囲気が良い。
ディスカバリーの舞台となっているポストアポカリプスを感じさせる文明の跡も、寂寥感ではなく「どんな面白いものがあるんだろう」という期待感を抱かせてくれた。

あとやっぱりちゃんと日光にあたらないと人間ダメになるなーって内省した。

目に映るものに癒やされて、ゲームのモチベーションも回復した

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わにゃわにゃ鳴いてたり、健気に町を再建してるワドルディたちもとてもキュートで癒やされた。町でわにゃわにゃしてるワドルディたちはこちらのアクションに対し、何らかのリアクションを返してくれるのも楽しい。思わずピコピコハンマーでポコポコ叩いてしまった。キュートアグレッションである。

上記の記事にあるように、こんなにもカービィがぽてぽてとした癒される存在になり得たのも、「敵に囲まれたらカービィがかわいそう」とまで言っちゃうような開発陣の愛が注がれているからなんだろうね。
でも、ランチタイムにワンオペするカービィはかわいそうじゃないらしい。

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ゲームの難易度もやりごたえはあるものの、ゲームデザイナーに「こうしたらいいんじゃない?」という導かれるような優しさといったものも両立していており、なおかついじわるな要素や面倒な要素は極力削られていて、ストレス無く楽しく遊ぶことができた。

前述したが、最近はメンタルを削られるようなことが多く、好きだったゲームにもあまり手を出さない日々が続いていたのだけれども、今回のカービィをプレイしてそういった消耗のようなものが癒やされたように思える。おかげでゲームそのもののモチベーションも回復することができたよ。

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