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合理性と反骨精神(☕️011.スペキュラティヴ・デザイン)

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マンションの非常階段を降りている最中に、カナブンがひっくり返ってジタバタしているのを発見。「暑い中かわいそうに…」と助けてあげたところ、即座に私の顔に向かって一直線に飛んできた。

恩を仇で返すんじゃない😡

7月が終わる

今月は、社会人向けのデザイン塾「MoD」で、デザインマネジメントの講師を担当しました。受講生の皆さん、第一線の講師陣からデッサンやタイポグラフィなど基礎をしっかり学んでいて羨ましいなと思いました。

振り返る機会もないまま日々を過ごしてしまいがちなので、講師は自身の知見を言語化したりアップデートするいい機会でもあります。定期的に担当している講義でも、2年も経つと紹介事例が古くなってしまったり、自身の理解が成長していたりするので、少しずつ改訂していったり。

スペキュラティヴ・デザイン

今回の講義ではここ10年の新しい潮流を紹介する流れで「スペキュラティブデザイン」について紹介するため、この本を読んだ。

「問い」を生み出し、未来のシナリオをデザインすることで、今ある世界に別の可能性を提示する「スペキュラティヴ・デザイン」。

『バイオプレゼンス(Biopresence)』(2004年)
未来において「死」の概念は変わるのか/福原志保さん[前編]より引用

プロジェクト事例として面白かったのは、故人のDNAを樹木にトランスコーディングして「生きた位牌」または「遺伝子組み換え墓石」を作成する「DNA Tree」

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