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【形意拳要論】形意拳三体

 三体者,天地人三才之象也。在拳中为头手足是也。三体又各分为三节,而内外相合头为根节;在外为头,在内为泥丸是也。脊背为中节;在外为脊背,在内为心是也。腰为梢节;在外为腰,在内为丹田是也。又如肩为根节,肘为中节;手为梢节。胯为根节,膝为中节,足为梢节。是三节之中,又各有三节也。此理乃合于六书之九数。丹书云 “道自虚无生一气,便从一气产阴阳,阴阳再合成三体,三体重生万物张”,此之谓也。

 三体とは、天地人「三才」の象(かたち)ある。拳の中で言えば頭、手、足のことである。三体はそれぞれ三節に分かれており、頭であれば頭の内外を合わせるのを根節とし、外に在るのは頭であり、内に在るのは泥丸である。脊背は中節であり、外にあるのは脊背であり、中にあるのは心である。腰は梢節で、外にあるのは腰で、中にあるのは丹田である。手であれば肩は根節で、肘は中節、手は梢節である。足であれば胯は根節、膝は中節、足は梢節である。つまり三節の中に、さらに三節がある。この原理は六芸の九数に則している。(六芸とは儒教経典の一つ『周礼』において地官・保氏に必要とされた六種類の基本教養、五礼・六楽・五射・五馭・六書・九数のことである。)
悟真篇には「道自虚无生一气,便从一气产阴阳,阴阳再合成三体,三体重生万物张(自らの道というのは無から一気が生まれ、一気の流れに付き従うことで陰陽が産まれ、陰陽を再合成することで三体となり、三体は万物へと生まれ変わり広がる)」とあり、これが三体の謂れである。

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