マレーシアカレーに出会えた!
今回の旅の目的の2本柱は「コーヒー」と「カレー」です。
柱の一つにした「カレー」は、マレーシアという多民族国家で、中国系、マレー系、インド系それぞれの民族が、それぞれの嗜好で作り上げてきているカレー文化は、大枠では「カレー」であるし、それぞれの特色は、今後ますますの「融合」を見せていくものではないかと思うのです。
例えば「ナシレマ」というトップに来るであろう国民食があります。これって、「マレー料理」なのでしょうが、インド料理店にも持ち帰り用(店で食べてもいい)に置かれていました(カレーを混ぜて食べるのかと聞いたらさすがに強く否定されました)。中華のコピティアムでも同じように置かれていていました。マレー、中華、インドそれぞれの民族に愛される料理。これが「融合」の一つの形ではないかと思います。
さて、マレーシアカレーです。2軒で食べてみました。
AA: マレー系のカフェ
これです、これ!
銀座のラサマレーシアで食べた「ニョニャチキンカレー」。
ココナッツミルクとチリのバランスが絶妙で、レモングラス、カレーリーフ等々の南国スパイスなどが食欲をそそります。
実はなかなかマレーシアカレーの店を探せられなかったのですが、安宿に聞いてみたら、何と隣のカフェを推薦されました。灯台下暗し!
BB: 中華系のマレーシアカレー
こちらは、中華系のコピティアムでのチキンカレーです。
基本的には上記と同じテイストでした。
違うのが、「サンバル」が付いている。ご飯にココナッツミルク入れればナシレマですね。店のマスターは「ニョニャ系の店の特色です」と言っていました。
「マレーシアカレー」としては「マレー系のカフェ」と、「中華系のコピティアム」で「融合」が見られる。この仮説を温めていってみたいと思います。これ、カヤトーストのカヤと一緒で、海南の影響と、ニョニャの影響が融合しているんですよね。
他方で「中華カレー」はニョニャ色が薄くなります。
別途報告しますね。
ところで話は別になりますが、「HEEREN KOPITIAM」で発見した「Signature Gula Melaka Coffee」から目を背けることができずに、注文してしまいました。Gula Melaka は、やしから取れるいわゆるブラウンシュガーで、チェンドルなどの甘さを作り出すニョニャの必須食材です。こういう甘いコーヒーに、やっぱり東南アジアに来ると手が出てしまいますね!
三層になっていて、上層がコーヒー、真ん中がココナッツミルク、下層がグラメラカ。「マラッカの味」の一つの象徴かもしれません。
誰か日本のカフェで作ってくれないかな!?
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