シェアハウス会議備忘録

単身赴任、20代から60代までの9人とシャアハウスで暮らし始めて半年と1カ月が過ぎた。

9人のメンバーで毎月1回会議をしている。議題は、1カ月かけてホワイトボードに気づいたことを書き連ね、話し合うことにしている。

今月は、ティシュー論争が白熱した。約4カ月前に、共有スペースに箱ティシューを拠出している人が、毎回自分が箱ティシューを拠出しているが、たまには、他の人も出して欲しい。と訴えた。

自分は、共有スペースに置いてある箱ティシューは使用していない。という人もいれば、箱ティシューが無ければ使えないけど、あれば使ってしまうという人がいた。脱衣所にも一つあった方が便利という意見もあり、

そこで、話し合いの結果、一人300円あれば、1年間使える量を確保できるのでは、というジャイアンの提案により、みんなで拠出し使い始めたが、わずか4カ月で箱ティシューの予備が無くなった。

これは、拠出したからには、遠慮なく使おうという者や、まさか、我田引箱ティシューをしている人がいても解らない。というコモンズの悲劇だ。

ジャイアンがみんな一律300円ねー。という発言に私は異を唱えた。金額は微々たるものであり、そこが論点ではない。一律というところが私は気に入らない。

多く使っているという自覚がある人は多めに払う事や、ほとんど使っていない人には少額も認める事、そして、ある種の寄付行為をも提案したのだ。

ジャイアン曰く、少額でも認めるなら、みんな払わないのではないか?

それに、些少の額なので、そんな細かい事言わなくても一律でいいのではないか?

これについては、額が問題なのではないのであれば、箱ティシューを自分から拠出する事を拒む方がセコイでしょ。と反論した。

私は、毎月のシェアハウス会議にスィーツを提供してきた。それは、シェアハウスをみんなで快適に過ごしたいという思いから勝手にやっている事ですよ。という思いを述べた上で、

では、300円+αを認めるという事でどうか?と提案した。

反対する人はいなかったのだが、この間に、別の話題にしようと正面から議論する事を避ける人や、共有スペースの灯油消費を引き合いに出す人もでて、議論が迷走しそうになり、安易に多数決を取ったらどうか?という人もいた。

私としては、お金を集める方法も、秘匿性を高くするべきか、透明化するかも考えて欲しかったのだが、とても議論ができる思考力を持ち合わせていない様子であったので、提案することは辞めて、お金を集める事になった。

そして、500円を拠出する人が複数名おり、ジャイアンは300円を拠出していた。ちなみに、私は500円拠出しようと思ったのだが、小銭が無く380円に留まった。

シェアハウスでは、共有スペースの掃除、ゴミ捨て当番や風呂掃除などでフリーライドしている人の問題が発生する。

でも、私は犯人捜しをするとギスギスするし、誰しも忘れてしまう事はあるよね。という寛容な心を持ちながらも、みんなで快適に過ごすために、言いたいことを率直に言うという雰囲気を作り、自覚を促したいと話した。

ある人は、共有スペースにオーディオを提供しているし、エアロバイクを提供(単に飽きて使わないから邪魔なので置いている感もあるが。。。)している人もいる。ちなみに、私は、浄水器を提供している。

そして、ジャイアンは(渋々ながら)傘立てを寄付してくれた。

そして、ジャイアンも私の金額の問題ではなく、フェアとは何か?違う人の立場になって考えること。会社でのトップダウンと民主主義の違いを理解してくれた事はうれしかった。

また、しょうーもない事、書いたなあ。

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