日本語・英語歌詞のニュアンスの違い 超個人的解釈:HELL IS FOREVER(アダム発言部分)

個人的に日英比較での解釈を頑張ったので、せっかくだし載せてみます。
翻訳に間違いがあれば優しく教えてください。アダム部分のみ。チャーリーの言葉は素直なので…。

アダムに狂い始めてる人間が書いてるもののため、独自解釈しかないです。


ちょっと待て でもやめてもらおう
Let me stop you right there
Save us all precious time
(そこで止めさせてもらおう
私たちの貴重な時間を守るために)


言いたいことは、つまりこう!
改心してみんなで、天国へ?(笑)
If what you're suggesting is letting them climb
Up the ladder oh, they'd rather cross the Pearly Gates?
(あなたの提案が彼らを昇天させることだとしたら、彼らははしごをのぼり真珠の門をくぐるのがいいのか?)

→ここ解釈に悩みました。
が、天国に行くためには裁判で白となる必要があり、ピーターの持つ本に名前が記載されてる必要があるわけです。
梯子登って門くぐれば天国の住人になれるとでも思ってるのか? と、そんな簡単な話ではないことを示唆しているのかと思います。


お嬢ちゃん、今からよく聞け
Sorry sweetie, but there's no defying their fates
(だが彼らは運命に逆らうことはできない)

→ここ日本語訳の言い方かわいすぎやしませんか?
とは言え、会議? 交渉? のテーブルのはずなのに相手をお嬢ちゃん呼ばわりってかなり相手を侮ってる。いや普通にチンコマスターとかヤッちゃってぇとか言ってましたね。お喋りしに来たんかアンタ。
アダムはチャーリーのことをルシファー(笑)の娘(笑)とかって思ってそう。
英語版だと、チャーリーに対してではなく罪人たちに関して発言してるので、意外とチャーリーの話を聞いている感じがします。


この地獄は続く永遠に
'Cause Hell is forever, whether you like it or not
(あなたの望む望まないに関係なく地獄は続く)

→人間がいる限り罪人は生まれ続けるのだから、それはそう。
でもそれってアダムとルシファーのせいですよね。(個人の感想)


お利口にするより罰を受けに
Had their chance to behave better, now they boil in a pot
(振る舞いを正すチャンスは彼らにもあったのに、今じゃ鍋で煮えている)

→別記事にも書きましたが、振る舞いを正すチャンスがあったというのは、アダム自身の経験に基づいているように感じます。


裁きは白黒覆されない
'Cause the rules are black and white
There's no use in trying to fight it
(ルールは白か黒かだ、争おうとしても無駄)

俺たちが来るまで苦しめ
They're burning for their lives until we kill 'em agai
(私たちが再び彼らを殺すまで、彼らは命を燃やしている)

→命を燃やすってフレーズがかっこよすぎる、アダムのロック魂を感じますね(?)
また、burnが「殺す」「射殺する」という意味を持つこともあるみたいなので、俺たちが二度目の差を与えるまで命を無駄にしてろくらいの意味は込められてるかも。


まあ落ち着け、もしかして
Just try to chillax babe, you're wasting your breath
(ちょっとリラックスしてみろ、お前は自分の呼吸を無駄にしてる)

→この”waste breath”には「無駄に言葉を費やす」「無駄口をたたく」と言った感じの意味があるらしい。
なので、「まあまあ落ち着いてよ、なんかごちゃごちゃ言ってるけどさ~」くらいのニュアンスなのかな?

やつらの死がカワイソウだって!?
Did I hear you imply that they don't deserve death?!
(彼らは死に値しないと言ったか?!)

→imply:示唆する、はのめかす
ここでもチャーリーの言いたいことを代弁していますが、どちらかといえば反語的というか、「え?彼らは死ぬべきではないだって? (そんなわけがない、彼らは死んだ方がいい)」と主張してる感じがする。

また、日本語では罪人たちを「カワイソウ」と感情ベースで捉えているのに対して、英語版は"don't deserve death"と表現している。deserveは「〜の価値がある」というポジティブな意味も「〜の報復を受ける」というネガティブな意味もあって、ここでは多分後者だ。
日本語チャーリーには慈悲深い印象があるし、英語チャーリーは冷静さを感じます。


聖人か罪人か明確
Are they winners? Are they sinners?
(彼らは勝者か? 彼らは罪人か?)
'Cause it's cut and dry
(決まりきっている)

→この"cut and dry"ですが、そのまま切って乾燥させるという意味ではなく、「問題などが単純な」という意味を持ちます。
罪人なのか聖者なのか? 見りゃわかんだろおい! という感じですかね。


目には目、公平さ
Fair is fair, an eye for an eye
(公平には公平、目には目を)

→目には目を、歯には歯をというやつですな。
目を潰されたら相手の目をつぶし返していいし、歯を折られたら相手の歯もへし折ってやっていいということです。

ただ有力な説として、報復の推奨でなく過剰報復を制限していると聞いたことがあります。目に対する報復は目までだよ、プラスで耳をちぎったり、ましてや命を奪ったりしてはいけないよということですね。
その意味をも含んでいるのだとしたら、「これは正当な報復としての攻撃行動だぜ!」ということにもなる。考えすぎかもしれませんが…。


徳を積んで天国まで来たものに与えらえた
娯楽なのさエクスターミネーション
And, when all's said and done (Said and done)
There's the question of fun
And for those of us with divine ordainment
Extermination is entertainment!
(そしてすべてが終わったら(言ったことは終わった)
楽しみの問題があります
神の定めを受けた私たちにとって
エクスターミネーションは娯楽です!)

→うまく訳せずあまり飲み込めてない部分です。
divine:神聖な ordain:神や運命が定める、運命づける
神の神聖なお導きにより天国にいる、ということでしょうか。
罪人たちを更生させて天国に行かせてあげたいと訴えかけてくる相手に大して、私たちは正規の手順で天国にいるし〜? と煽っていくのがアダムスタイル。
あと、チャーリーが冒頭でエクスターミネーションを「はるばるお越しいただいて〜」と、さも手間でしょうしやめましょうみたいに言ってるので、いやいやお手間ちゃうしふつうに娯楽だから、と返しているのがこの部分なのかもしれません。


Bow-now-now-nownow, guitar solo, fuck yeah!
Oh, da-ah-ah now-now-n-now-n-now-n-now-n-nownownow

Hell is forever, whether you like it or not
Had their chance to behave better, Now they boil in a pot
'Cause the rules are black and white
There's no use in trying to fight it
They're burning for their lives until we kill 'em again

→繰り返しになるので割愛



そう! 地獄はクソだどこまでも
Fucking Hell is forever and it's meant to suck a lot
(クソッタレな地獄は永遠だし、クソであることを意味する)

もうムダな努力はやめにしろ
So give up your dumb endeavor, 'cause you don't have a shot
(愚かな努力はやめろ、実現しないから)

→調べたら、"have a shot"で「チャンスがある」「挑戦する」などの意味があると出てました。
多分「罪人たちが更生して天国へ行くこと」自体無駄な足掻きになるのだからと言及しているのでしょう。
dumbは割と直接的に罵倒表現ですね。頭の悪い、間抜けな、常識のない、などの意味があるようです。


せっかくここまでおしゃべりしたから
教えてやろうかベイベー
次のエクスターミネーション
Long as I got your attention
I guess I should probably mention
That we made the determination
To move up the next extermination
(あなたの注意を引いている限り
言っておかなきゃならないかもしれない
次のエクスターミネーションに進むという決意をしたことを)

→直訳だと「あなたの注意を引いている限り〜」とあるが、個人的には「お前がエクスターミネーションについてごちゃごちゃ干渉してくるなら、こっちだって言ってやるよ」くらいの感じがある。
別の記事でも言及しましたが、アダムにとってエクスターミネーションは少なからず必要なことでもある(注:要出典)ので、チャーリーがエクスターミネーションをやめてほしいと言ってくること自体がお門違いというか、反省してねえじゃん! ってな感じでしょうか。
日本語版、おしゃべりって言ってるの可愛いね。おしゃべりしに来てたんだね。


楽しみは長くは待てない
Can't wait a whole year to slaughter those little cunts
(あのクソガキどもを虐殺するのに丸一年も待てない)

→ここ印象違いすぎやしませんか????
英語版のアダム、めちゃくちゃ怒ってる。
罪人を”those little cunts”(cuntは女性器の意味。スラング的にやつら、クソガキという意味)と表現してるあたり、罪人へのイメージ悪さが伝わってきます。

長寿命の存在からしたら一年って結構あっという間なんだろうなと思ってるのですが、その一年を待てないってどんだけムカついたんでしょう。
一方日本語版はなんかうきうきしてますね。可愛い。遠足の前の日か???


半年後に!またお邪魔するぜ!
I know it's just been a week, but we'll be back in six months!
(それから一週間程度だというのは分かってるが、半年後にまた戻ってくるつもりだ)

→日本語版アダム、遊びに来るんか? くらいのテンション感である。可愛い。
英語版でのここら辺の言い方がものすごく好きです。


個人的結論

日チャーリー→慈悲深い
英チャーリー→日本語よりは事実ベースで冷静?

日アダム→なんかうきうしてる
英アダム→なんかイライラしてる

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