初代エンジニアブーツ

昭和の終わり頃だったと思うのだけど、

レッドウイングというアメリカ製のワークブーツを履いて

ホンダのJAZZに跨るときのブーツとして

愛用していました。

写真のエンジニアブーツは、

1980年代に製造された#2268という品番なのだそうです。

バイクは原付でシャレで乗る雰囲気ではありましたが

ウェアとか道具とか凝っていましたね。

モトリークルーというバンドのキックスタートマイハート

なんて、『キックスタート』って箇所にググっとシンパシーを感じていました。

原付に乗ってて、パッと見ると、サーカスの曲芸のクマみたいなのに、

心は燃えているつもりだったのですな。

90年代前半は、アメリカンカジュアル

略してアメカジがブームで

なんでもアメリカ製なら飲むもの、食べるもの

聴くもの、着るものって、宝さがしみたいに手に入れていました。

片岡義男の小説も読み漁りました。

エンジニアブーツは見た目こそかっこいいし

足長効果もあるのですが、

当時の靴屋さんはレッドウイングは伸びるからって

ワンサイズ小さめをすすめました。

通常、27㎝のスニーカーを履く私なら26.5㎝

アメリカサイズで9インチのDワイズ

履き始めは、足がバカになるぐらい締め付けられてきつい!

重たい。

雨に濡れると靴の中がぐちょぐちょになる。

シフトレバーの当たる部分が劣化して

ブーツの鉄芯が出てきたり、

真冬ともなるとそこから隙間風が入り込むという・・・。

オシャレはガマンと言いますが、

デメリットのほうが多かったかもしれません。

今のバイクのブーツは軽くて防水もしっかりしていて

ずいぶん履かなくなってしまいました。


こいつで、北海道、九州、カナダを共にしたのだけど。

タンスのこやしならぬ、下駄箱のこやしになっていたため

ヤフオクにて処分。

しかし、そこはレッドウイング。

たしか5000円ちょっとで売れたかな。




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