見出し画像

年末に退職する人が知っておくべきこと

いつの時代も年末に会社を辞める人っているものなんですよね?

一般的にも年末はボーナスも入ったし、退職するにはいいタイミングみたいに言われることがあったりします。
(※ボーナス受取後の退職については会社毎に規定があるので注意)

しかし実際に退職するとなると、事前に知らないと損することもあるんですよね…

今年はタイミングを逃してしまったけど、来年いっぱいで今の会社を辞めようと思っている方は、まだ時間に余裕があるので知っておいて損はないと思います。

「今年いっぱいで…」の演出効果を利用する?

年末は区切りもいいので、会社を辞めるにはちょうどよいタイミングという説がありますよね?

たしかに退職を上司に告げる時「今年いっぱいで辞めさせていただきたいのですが…」といった感じで、「今年いっぱい」というワードが入るとなんとなく言いやすい気もします。

実際はどうなのかわからないけど、「今年いっぱい」という区切りのよい言葉が入るだけで、勝手に「1年間がんばってきた」みたいな雰囲気が出るというか…やりきった感の演出みたいな効果もあるんでしょうか?

もちろんこういった演出効果(?)を利用して退職に持ち込むのもありだと思いますが、年末に会社を辞める場合、知らないと損することもあったりします。

わざと退職希望者が損するように工作してくる会社も世の中には存在するようですからね…

別にブラック企業に限らず、会社はコストを抑えて利益を上げるものなので、対策してくる場合もあります。

12月に会社を辞める場合は住民税を自分で納付する(普通徴収)

12月に退職する場合、住民税の納め方が普通徴収になります。

給与天引きではなく、自分で住民税を納付する支払い方法に切り替えなければいけないので注意しましょう。

1~5月退職:給与から天引き(特別徴収)
6~12月退職:自分で納付(普通徴収)

住民税は1~5月と6~12月に退職した場合で支払い方法が違う?

住民税の納付方法を会社側で特別徴収から普通徴収に切り替えてもらう必要があります。

退職日は絶対に12月31日付!12月30日退職だと保険料全額負担?

退職日は12月31日にしましょう。
そうしないと保険料全額負担になってしまいますからね。

参考:月末の1日前が退職日だと保険料は全額負担?

保険料はそもそも会社と折半です。
会社にとっては当然負担となるコストなんですよね。

たとえば月給が手取りで25万円だとしても、実際に会社側はそれ以上支払っているわけで…できれば支払いたくないというか…法律上、仕方なく支払っているみたいな?

そんな保険料なんですが、月末の1日前に退職した従業員に対してはその人が全額負担すればいいことになっているため、あえて12月31日付ではなくて、1日前の12月30日付で退職することを提案してくる会社もあるようです。

「どうせその前に仕事納めだし、31日も30日も大して変わらないから、まあいっか…」みたいな考えで、会社側の提案に乗ってしまうと保険料全額負担となります。

会社側も年末に退職するとなると、仕事納めの後は連休に入ることもあって交渉しやすいというわけです。

注意するのは住民税の支払い方と保険料

最後にまとめとなりますが、年末に退職する場合、最低限知っておくべきことは以下の2つです。

  • 住民税の支払い方法を普通徴収に切り替える

  • 退職日は必ず12月31日

もし退職を会社側に告げてゴタゴタ言ってきたり、揉めるようなことがあれば、退職代行を利用するという手段もあります。

保険料の支払いなどは法律的な知識も必要なので、できれば弁護士による退職代行を利用することをオススメします。

その方が法律を盾に会社側と交渉できて心強いですからね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?