ほぃっぷるふりる

乙女として生きる

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ロリィタ初心者がロリィタの世界について思うこと

ロリィタを始めて八ヶ月ほど経った。まだまだ初心者の部類に入るわたしだけど、元々考えるのが好きな性格なのもあって近頃はロリィタファッションのことばかり考えている。 最初はただかわいさに惹かれて着始めたこのお洋服は、いつの間にかわたしの思想を受け止めてくれるものになった。所謂「精神ロリィタ」にわたしはなりつつあるのだと思う。 性的な価値がついて回る女性という殻を脱ぎ捨て、永遠の乙女として歩きたい。性欲なんてなくて鬱にもならない絵本の中のお姫様として生きていたい。わたしの中に潜ん

    • 純文学 の意味もしらずに舞台上 科白吐いて救われていた

      • 天使でいたいの(あるいは、お守りのススメ)

        白いフリルが連なったブラウスを身に纏うとわたしはこの世から浮遊できる。ロッキンホースの底は地面についているように見えて実は1mm浮いている。かわいく繊細なお洋服を着るとわたしは天使になれるのです。 雨の日は天使の効能が鈍る。天使は低気圧に弱い。革でできているロッキンホースは怖くて履けないし、お洋服が汚れてしまいそうだからパニエは控えめ。唯一、フリル満載の傘だけはHPを増幅させてくれる。 お洋服を纏っていない休憩期間のわたしは弱い。ちょっとした圧に負けて、自分に向けられたもので

        • 街を歩くお人形

          ロリィタさんと関わるようになって、ひとつ気づいたことがある。 ロリィタさんの中で一般人からガン見されたり撮影をお願いされたりするのを是としない人はかなり多そうだということ。 盗撮が嫌なのはもちろん分かるのだけど、笑顔で撮影を求められると「自分はただ服を着てるだけなのにな」と複雑な心境になる人が多いみたい。 確かに、そういう時のロリィタさんは人間ではなくキャラクターとして扱われている。端的に言えば消費されている。わたしも女性の端くれとして、消費されるのは大っ嫌い。 でもわ

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        ロリィタ初心者がロリィタの世界について思うこと

          シャッターが開いてるところを見たことない近所の古書店いつか行きたい

          シャッターが開いてるところを見たことない近所の古書店いつか行きたい

          なつかしいクセジュの響きを眼でなぞる 普通の槍に突き刺されながら

          なつかしいクセジュの響きを眼でなぞる 普通の槍に突き刺されながら

          スウィーティーキュートな涙味

          カップケーキのフィルムを剥がしたら どろどろに熟したベリー スウィーツだって涙を流す ここは スウィートな夢の世界 じゃないから 愛はカップケーキを美味しくするかしら? 歪な愛を掴んだら苦くなるかしら? ここは手に負えない難しい世界 早く食べられたいの答え合わせをして終わりにしてよ カップケーキはユニコーンの見る夢のよう だけど決して醒めない夢 食べてくれるまで ショーケースで待ち続ける 朝日が昇って お日様が光って 夕焼けが眩しくて しんと静まる夜 また朝日が昇って カ

          スウィーティーキュートな涙味

          かなしさの再現ドラマな夢を見て 癒えてないことを自覚する夜

          かなしさの再現ドラマな夢を見て 癒えてないことを自覚する夜

          眠らずに夜を越え聞こえる真昼間の工事の音が社会じゃないか

          眠らずに夜を越え聞こえる真昼間の工事の音が社会じゃないか

          もう夢に でてこないでと 頼んでも 意味はないよね わかっているわ

          もう夢に でてこないでと 頼んでも 意味はないよね わかっているわ

          わたあめの鎖

          わたあめで作られた鎖 みんなはいいねって言う 甘いってわたしもおもってた 知らなかったの こわさを こわさをしっても 鎖からは逃げられない すぐに心が縛られる 甘さがまとわりついて離れない 舌触りの悪い声が脳に焼き付く にがして 甘いのはいらない 苦いのも、辛いのも嫌だけど、それならみんなにも嫌だねってわかってもらえる 甘いのこわさをみんなはしらない わかってもらえない ひとりぼっち 親不孝者 社会不適合者 人でなし 早く首を吊れ わたしを逃がして わたしを助けて 紅茶