あなたの月、君の太陽

真昼でも月はあるんだねと
君がつぶやいた
君はいつもそうだね
誰も気付かぬ涙に触れる
君の手を太陽が透かした

輝く月は綺麗だけれど
輝かなければ誰にも気づかれない
月は真昼に涙を拭う
陽が涙を渇かしてくれればと

月の涙はきっと
流れ星になってあなたの願い叶える
もうこれ以上誰かを悲しませぬよに

闇の中誰よりも先に歩き照らす
あなたみたいだね
あなたはいつもそうだね
背中を見せて誰かを照らす
あなたの涙は誰が救うの

陽は笑顔で大地を照らすから
あなたの涙を誰も知らない
陽は闇の中で笑いかける
あなたのために流す涙に気づいて

太陽は笑う、どんなときでも
君が夢に向かって歩くために
暗闇の中にいることを悟られぬよに

陽の光はいつも
自ら燃えて誰かを照らす
君の笑顔のために身を焦がしていく
月の光はきっと
涙を拭ってあなたを満たす
あなたの闇照らすため生きていく
報われぬ涙も救われぬ笑顔も
誰がためにこそ輝くのだろう
月の光が残酷に優しい