21 女の海溝 トネ・ミルンの青春 森本貞子 「第一部」から「第二部」へ

話題として、とねとミルンを中心に追いかけていくことは当然なのですが、一部とは視点(書き手)が交代します。『第二部は、私の考えを挿入しながら綴りたいとものとノンフィクション風な筆致で纏めました。』と筆者ご自身が<あとがき>でコメントされているように、二部は筆者がとねとミルンの足跡をたどるかたちで、時間としては最終的に、昭和40年代の初頭まで“戻って”きて本としての幕をおろします。

■「第二部」目次

第二部 女のブラキストン・ライン
1 ミルン夫妻の墓
2 ブラキストン・ライン
3 本郷加賀屋敷十四番館
4 夫妻日本を去る
5 二枚の地図

「第一部」のレビューが要約とも呼べない要約になってしまったこともあり、「第二部」はさらっと端的に進めたかったのですが、アタリをつけるための拾い読みをしてみると、こちらもこちらで、それなりの分量になりそうです。「第二部」へ入る前、もしくは「第二部」を進めながら、一度、全体を俯瞰できる・超要約版を残そうとは思いますが、「第二部」も基本的に「第一部」と同等の扱いで読み直し・レビューを進めたいと思います。

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