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PLAYBACK_優勝決定戦


◇1992年春/札教0-5札大

連覇かかる札大と前季最下位から巻き返して台風の目となった札教大との一戦。札大当時の指揮官は丹野悟現総監督。学園戦に敗退で札教に並ばれると、続く北大戦も苦戦。札教大エース青山の『カーブだけを打て』との示唆が重圧を解いたか、決定戦は5-0で快勝した模様。

試合会場は学園清田グラウンド

◇1993年秋/学院1-2学園

5シーズン制最後の札六を獲ったのは学園。優勝争いを演じた相手は現在は主にオープン戦での対戦の多い学院。延長11回までもつれた末に学園が学院を振り切る。学園当時の部員数29名。札大の4連覇を見せつけられた世代が札大5連覇を阻み、やり返しに成功しての優勝。

◇1996年春/札大7-4学園

10試合制移行後、初の札幌ダービーでの優勝決定戦。OP戦8連敗、最終戦では8回5-1から5-6と逆転を許した後に、7-6と再逆転して決定戦に持ち込むなど幾つかの崖っぷちを乗り越えた札大。決定戦では延長14回に逆転で5季連続優勝。学園は2点差を追う9回裏同点とするも最後力尽きたか。

◇1998年春/札大0-5札教

北海道教育大学札幌校が札六初制覇。一節最終の北大戦8回裏0-3から逆転満塁本塁打で勝利、続く二節初戦も学園にサヨナラ勝ち。8勝2敗で首位に並び決定戦へ。相手は92春優勝決定戦進出時の対戦相手と同じ札大。奇しくも前回敗退時のスコアの裏返しとなる5-0で完勝。悲願の優勝を果たした。

◇1998年秋/札教2-1学園

札教が春秋連覇。一節を1位で通過するも、二節終盤に連敗。追ってきた学園に6勝で並ばれて優勝決定戦へ。優勝決定戦は札教猪又が『疲労と戦いながら126球完投』。6回に1点先制、8回同点に追い付かれるも9回1点勝ち越して逃げ切り。最少点差で優勝を決めた。

◇1999年秋/学園2-1札教

前年秋の再戦。10戦目、学園は札大、札教は北大と互いに私学勢・公立勢の<決定戦>を経て、優勝決定戦へ。札教の1勝1分(一節は札教サヨナラ勝ち、二節は延長12回の末に引き分け)で迎えた「三節」。再び延長戦へもつれ込んだ一戦、学園が2-1で勝利、優勝を決めた。

◇2001年春/札大4-3学園

96春以来のダービー決定戦となった。互いに1敗で一節を通過。札大は二節北大戦を落とし、学園との直接対決に敗れるとV逸であったが、逆転勝利。一方、学園も最終北大戦をサヨナラ勝ち、2敗で並び決定戦へ。延長10回の末、札大が逆転勝利で優勝、春3連覇を達成。

◇2002年秋/学院0-1学園

93秋以来の顔合わせ。一節首位通過は学院、が、二節北大、学園に連敗、2位に後退。一方、首位に浮上した学園。最終戦引き分け以上で優勝も、北大に完封負け。3敗で学院と並び、決定戦へ。序盤3回に奪った1点を守り切って学院を振り切った。学院は前回に続き決定戦でのV逸。

◇2009年秋/学園7-2札大

05春以来9季ぶりの決定戦。決定戦としては4度目、現在(2024年2月)のところ、これが決定戦最後のダービー。そして、08春には5位6位決定戦を争った2校による~結果、学園は二部へ降格~優勝決定ダービーであった。『「どん底を見た」(高谷監督)』学園が札大を降して復活優勝。

◇2011年秋/札大1-2北翔

3位道都を含む3校に優勝の可能性を残して迎えた最終日。ここで脱落したのが道都。北翔は延長12回の末北大に薄氷踏むサヨナラ勝利。決定戦へ望みをつなぐと、決定戦を2-1で制して6季ぶりのV。札大は一部復帰のシーズン。北翔を上回る8勝挙げるも惜しくも2位。

◇2012年秋/道都5-1札大

7勝3敗での決定戦。札大は最終日、道都との直接対決に1-0で勝利、栗山頂上決戦に持ち込む。しかし延長12回の末、1-5で敗退。前年秋に続き決定戦で優勝を逃す。一方、この後14秋まで5季連続優勝することになる道都は「つなぐ意識を全員で徹底」し、春秋連覇。

◇2019年秋/道都2-4東海

1敗同士で迎えた一節での直接対決を東海が制し、東海が1歩リード。しかし二節直接対決で道都が驚異の粘りを見せて8勝に並ぶ。が、三度目の対戦は4-2で東海が勝利、王座帰還。投手枚数とジョーカー桝本の登場など縦縞がアーシーグレイの道都を上回ったか。

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