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食生活で癌に勝つ

10年前に膀胱がん、7年前に大腸がんを患い、現在の体調は、すこぶる健康である。
ここに至るまでの出来事を、記事として書き残し、癌を宣告されて、治療方法を判断するための参考にしていただけたら、と願っております。

1.初めての膀胱がん手術
2.マクロビオティックとの出会い
3.大腸がん手術
4.サプリメント、漢方薬と大替え食材
5. ラジオ体操

初めての膀胱がん手術


膀胱がん 浸潤T2b


トイレで紫色の尿を見た時から、健康へに意識が大きく変わった。
海外出張中で、夕食時のトイレで、どす黒い紫色の尿がでた。大変なショックを受けたが、一度だけの出血であった為、すぐに帰国はせず、帰国後、
検査を受けて、膀胱がん 浸潤癌でT2bと診断された。膀胱壁を突き破ってしまうT4 ではなかったので、手術で腫瘍を切り取れば治るだろうと言われた。尿道管近くに広く腫瘍があるので、易しい手術ではないようだった。
ところが、術後、広く膀胱壁を切り取ったためか、麻酔がきれた後、ひどい痛みに襲われ、夜中、主治医に再度 麻酔をかけてもらい、痛みを和らげた。
術後、再発を防ぐ目的で、BCGの投与を勧められたが、投与はしなかった。
この時点では、知識もなく、BCGがどのようなものかもはっきり判っていなかったが、放射線治療や、抗がん剤治療などの副作用のあるものは、受け入れるつもりはなっかた。BCGも人によっては、ひどい症状が出るらしく、
癌を宣告されてから、まず、インターネットで検索をして、治療法として、抗がん剤・放射線が大方の治療法で、代替え治療として、自己の免疫力を高めて治す方法がある事を知った。
名医と言われ、初診の予約もなかなか取れないクリニックや、終末医療で有名な先生のサプリなどに巡りあい、調べていく中で、断食が、食物の消化に使う消化酵素を、自然治癒力を高める代謝酵素に変えていく為、人間の本来あるべき姿に変えてくれると考えた。

西洋医学の治療は、対処治療であって、その腫瘍を取り除いたとしても、体質を変えなければ、癌がまた、再発することになる。終末期を迎えた人でも、自己免疫力を高める方法で、癌と戦ってきた人は、楽しい食事をとりながら人生を終わらせる事で、家族にも負担がかからない。


どうやら、健康でいられる為には、消化酵素と代謝酵素のバランスが大切で、酵素によって腸内環境を整え、新しい血液を体内に供給する必要がある。食品添加物、放射線、農薬、糖質等々が、酵素の発生を妨げて、免役力を弱めてしまい、癌の再発を助長してしまうのではないだろうか?

マクロビオティックとの出会い

腫瘍を取り除いた後は、対処治療を選択しないと判断していた為、代替治療として、温熱治療、サプリメントや漢方薬の摂取などの方法の選択肢がある中で、腸内環境を整えるために、サプリとして、SOD・ビオラクチス散の2種類を毎日服用することにした。そして、体質改善の最重要課題としてマクロビオティックによる食事療法を試みる事にした。
まずは、マクロビを知る為に、マクロビオティックを採用している初級料理教室を受講した。

そこで学んだ事は、東洋思想の伝統的な考え方で、世界のあらゆるものには陰と陽のバランスがあり、マクロビオティックを考案した桜沢如一氏によれば、「陽」は中心に向かって収縮していくエネルギーであり、「陰」は周辺に向かって拡散していくエネルギーで、食材の選び方や調理法によって、そのバランスを取り、健康を保つ事が重要である。

食物陰陽図

自分にあった食事を指導してもらえる、食養指導を料理教室を主宰したいるスクールで紹介いただき、ご指導をいただいた。また、料理教室が終了してから、その方が主催する半断食合宿にも参加した。
3泊4日の断食であったが、腹一杯食べれる、マクロビならはの断食合宿で、今考えるに、一気に食生活を変えられたのは、ここでのある出来事を体験したからだ。
2日目の夕食に、『食べられる方は、思う存分食べて下さい』と、野菜スープが食卓に上がった。 断食中なので、思いっきり、丼一杯を瞬時に食べた。2杯目をと思ったが、手が進まない、スープに味がないのだ。野菜を湯掻いただけの野菜スープ。(野菜の種類は、忘れてしまったが。)
参加者5人の中で、20代の女性 一人が、2-3杯を完食した-----------。
翌朝、その女性が体操に現れない。同室の女性が、「起きれない」と報告して来た。早速、講師が、温かいリンゴジュースを与え、しばらくして、次に常温のリンゴジュースを同様に飲ませると、昼頃に起きて来た。

この体験は、衝撃的であった。同じものを食べ、行動が異なる。
断食によるデトックスで、参加者 全員に、ストレートに食べたものが、効果を発揮したようだ。
日常、添加物・農薬・過糖質で侵されている事が判った事象である。

半断食合宿から帰宅して、我が家から、精製塩・砂糖・サラダドレッシングが消えた。それと、白米も‼


大腸がん手術


大腸の図

膀胱がんの3年後に、s状結腸に腫瘍があると判明した。毎年の健康診断で、血便があり、検査をして発見された。
開腹手術、腹腔鏡手術、ロボットの手術が、大腸がん治療としてあるが、開腹手術に代わる、おなかを切らない治療“内視鏡治療:ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)”の第一人者 に施術をしていただいた。先生に出会えた事が、大変恵まれた結果となったが、二か所あった腫瘍で、一か所が3cmと大変大きい腫瘍であったため、術式をかえて2度目の手術をした。通常なら腸の切断となる手術が、内視鏡で腫瘍をはぎ取る手術であった為に、快復も早く、入院期間も短くて済んだ。
この先生のもとには、多くの若手医師が、研修に訪れていて、私の3センチの腫瘍が、見事に切り取られているのをみて、「他の医師では、このようにはいかない」と、説明をしてくれた。確かに、膀胱がんの時は、術後、長い間、痛みと戦ったが、今回は、麻酔が切れた後も、痛みを感じる事はなかった。縫合する手術と違って、はぎ取る手術は、繊細さが問われるのだろう。

膀胱がん、大腸がんの2つの手術を体験してみて、今、思う事は、2つとも早期に疾病をとらえる事は、難しい病である。場所も他人には触れられたくない場所でもある事から、健康診断で要検査と示されても、症状が出ない時は、放置されがちだが、時を経ず、検査をするべきである。


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