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【七転八倒エオルゼア】の人々(1)


※このシリーズについて

ゲーム『ファイナルファンタジー14』における自機『Touka Watauchi』及びそのリテイナーキャラ『Mimino Mino』を主役とする不連続不定期短編企画です。ゲーム本編のメインクエストやサブクエスト、F.A.T.E.などの内容をもとにしたものが含まれます。また、各エピソードごとの時系列は前後する場合があります。

※今回の記事について

【七転八倒エオルゼア】の登場人物の設定資料になります。本編の進行等に合わせて随時加筆されていきます。基本的には1記事/キャラを予定しています。

【Touka Watauchi(綿打 灯火/トウカ)】

Age:20(リムサ・ロミンサ渡航時点)
Gender:男
Race&Tribe:アウラ・レン
Birthday:星3月10日
Guardian:リムレーン
Image Color:ダラガブレッド

本人について

船を乗り継ぎはるばる海都リムサ・ロミンサまでやってきた本作の主人公。感情をよく表に出す方であり、よく笑いよく泣きよく怒る。崇高な信念や理想を胸に戦うというよりは「目の前に困っている人がいる/俺の後ろに今守るべきものがある」から戦うタイプ。生きるための戦い、目の前の難局を切り開く戦いを積み重ねた先、彼は一体どこへ向かうのか?

一人称は「俺」、二人称は名前がわかっている場合基本的にさん付けか役職付、ただしサンクレッド、アルフィノ、オルシュファンは何故か呼び捨て。名前がわからない場合は「あんた」など。稀に「おっさん」などのざっくりした呼び方も使う。三人称もこれに準ずる。

アウラ・レンという種族に誇りを持ち、万が一酒場でナメた物言いをされた日には一切の手抜かりなくその喧嘩を買う。なお、アウラ・レン男性としてはやや背が低い事を気にしている。(特にルガディンの多いリムサでは凹むことも多い)

名字の通り綿を扱っていたため故郷にいた頃は入浴の習慣がそこまで定着していなかった。(人より先に綿の栽培に水を使っていたため)水に困らないリムサにやってきて初めてしっかりした入浴の習慣が身についたとのこと。

色恋沙汰には疎いほうであり、ミミノやヤ・シュトラ、ミンフィリアといったまわりの女性たちのことをそういう目で見たりはしていない。万が一酒場でモーションをかけられたりしても、大して気にも止めず、「相手がそういうつもりで話しかけていた」ことに気づくのはだいぶ経ってからになるだろう。

「地元にあんなものなかった」と腰を抜かしたのはゴールドソーサー。賭け事は苦手だが「一対一の勝負」という意味でトリプルトライアドは好き。くじテンダーにも挑戦したことはあるが結果は芳しくない。

Watauchi家について

Watauchi家は綿花栽培を生業とする一族だが、「外海に学ぶべし」との方針から何世代かに一人は冒険者として渡航する者が出る。トウカの前は父方の祖父(Raikou Watauchi/綿打 来光)が冒険者として渡航し、グリダニアを拠点に竜騎士/園芸士として活動していた。トウカと違い生粋のプレイボーイであり、ヒューランからルガディンから落として回り、挙げ句シルフ族との大恋愛の末危うく所帯を持つ寸前まで行きかけたところを同郷のアウラ(後の妻、トウカから見れば父方の祖母)に連れ戻された過去を持つ。

Raikou自身がグリダニアに馴染んでいたからか、昔付き合ったルガディンの女にあまりいい思い出がなかったからか、トウカには「リムサはやめておきなさい、あれは海賊の街だ」としきりに言い聞かせていた。トウカはリムサに降りて、もしうまく行かなかったら祖父に倣ってグリダニアに拠点を置く予定だった。しかしトウカは結果的にリムサに馴染み、黒渦団に入り、リムサのちょっとした有名人……では済まないところまで行ってしまった。

Watauchi家は男子に光か火にちなむ名前、女子に草木か水にちなむ名前をつける風習があり、もしトウカが女子として生まれてきた場合はMinase(水瀬)という名を付ける予定だったらしい。

各クラス/ジョブについて

斧術士/戦士という戦い方が性に合っていたか、トウカは結局斧一本でアルテマウェポンを撃破するに至った。アウラとしての秀でた肉体を盾とし勇猛果敢に切りかかるスタイルで蛮族とも帝国兵とも戦ってきたが、リットアティンとの死闘で「流石に危ない攻撃までまざまざ食らう必要はない」という考え方に(ようやく)至った。敵ながら「帝国兵にも紛うことなき兵がいる」と知ったリットアティンとの戦いは、トウカにとってかなりのブレイクスルーになったようだ。

アルテマウェポン撃破後は、新たに赤魔道士としての戦術を学んでいる。遠近ふたつのレンジを瞬時に切り替えつつ戦う赤魔道士のスタイルにトウカはまだまだ慣れておらず、戦士で倒したリスキーモブに後一歩及ばず倒れ伏し、通りがかったヒーラーに救命されたこともある。ただ、マナを貯めてから電光石火の勢で相手を切り伏せる近接戦術にはトウカなりにロマンを感じているようである。

錬金術士としての修行は順調に進んでいるが、あまり他のクラフターに手を出していないのもあり、今は「成果物をマーケットボードに出して売る」スタイルになっている。
重曹づくりの難儀が生きたか、その次の課題である暗闇の毒薬作りは一発で成功させた。ただし性格的に毒薬を実戦で使おうということは全く考えていない。

Watauchi家の伝統として園芸士の道にも進んだものの、あとから始めた漁師の方が熟達するという不思議な状況になっている。初オーシャンフィッシングで幻海流を見つけるなど運はそこそこいい方であり、その辺を含めて漁師への慣れを感じる一方、このままではいつか実家に帰った時に合わせる顔がないと思っているらしい。

(特記事項:砂の家襲撃事件について)

トウカが初めて無力感を覚えたのがタイタン討伐直後の砂の家襲撃事件であり、特にノラクシアの死はトウカに深い衝撃をもたらした。三都でアウラはまだまだ数が少ないということもあってか、トウカはノラクシアのことを「暁の血盟における少数派仲間」として信頼していた。タイタン騒動が解決した折にはブレイフロクスのゴブリンチーズを持ち帰り、2人でこっそり分け合って食べようとしていたが、その夢は叶わなかった。

この時期からミンフィリア救出まではいつものダラガブレッドの染色をやめ、黒く染めた装束に身を包んでいた。また、ガレマール帝国に対する態度が最も苛烈だったのもこの時期である。前者はミンフィリア救出を機に元に戻し、後者についてはリットアティンとの死闘を機に考えを改めるようになった。

ミンフィリア救出の途上でイシュガルドに対してもやや厳しい見方をしていた時期があったが、これについてはヴァレンティオンデーの逸話を知っていこうかなり改めている。ただし、寒冷な気候からか「もし住めるとしてもやめておきたい、ハウケタに住むかイシュガルドに住むかならギリギリ前者」と語るレベルである。

(なお、チーズ自体はしばらくアダマ・ランダマ教会に安置され、アルテマウェポン撃破後に回収し、ノラクシアの墓前に備え……るにはいささか香りが強すぎたため、持ち帰って砂の家で希望者に振る舞った。)

※この記事は今後も随時更新します。次回更新をお楽しみに。

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