【#ヒトシネマ】 たとえ世間の風が冷たくとも
※今回の記事はダイハードテイルズ様主催企画「逆噴射映画祭」に乗っかった形で書いています。
(前作の記事はこちら)
こんにちは、ヒトシです。逆噴射映画祭見終わってから記事を書こうとしたもののいかんせん遅かったので改めて今日書くことにしました。
そういえば昨日参加してて気づいたのですか割と吹替で視聴している人が多いみたいですね。確かに今作は吹替え視聴時のインパクトが強そうなので時間あったら吹替で行こうと思います。なお中の人はかつてヘタレと見せかけた真の男がパン屋開業を夢見るおじさんとアメリカを冒険する某作品で「確かに吹替ボイスがめちゃくちゃカッコいいけれど役者のアトモスフィアと比していずい」となってしまったことがあるため原則字幕版です。悪しからず。
そろそろ本題に戻ります。
今回の映画:「RoboCop2(米・1990)」
前作からはや一年。アレックス・マーフィの肉体をベースに作り出された鋼鉄の犯罪防止官ロボコップは今日も元気に業務を遂行……していたのだが、チラつく妻子の影が忘れられず様子を見に行ってオムニ社に叱られたり、デトロイト西署がストで揺れたりと多忙な日々を過ごしていた。そんな最中、デトロイトでは3つの不穏な動きがあった。一つは極度の財政難に苦しむデトロイト市政、もう一つは蔓延する新型ドラッグ「ヌーク」、そして残るひとつは(もちろん)オムニ社。来るオムニ理想都市建設のためにより火力を高めた新型ロボコップの開発に着手していたのだ。しかし組み込まれた警官が良心の呵責に耐えかねて次々と(コミカル)自害する事態に。打開策を問われた開発チームのファックス博士は「警官以外の脳髄を使いたい」と提案し……
肉体損壊、長引くスト、そしてまさかの改悪アップデート。いくつもの苦難を超えて、鋼鉄の捜査官がデトロイト市民の為立ち上がる!
前作のワビサビというかペーソスもほのかに感じさせる雰囲気と打って変わって今作はかなりのブラックユーモアが効いています。直結防止対策Lv100、皮膚ガン誘発型日焼け止め、さらにただの善人とも悪人とも言い切れぬ市長。いずれ劣らぬ世相風刺であり、近未来デトロイトの二面性を映し出す鏡です。
そして今作最大の見どころはなんといってもロボコップvsロボコップ2号の死闘。最早対人火力と間違っても言えない制圧能力で襲いかかるロボコップ2号に敢然と立ち向かうロボコップ。そしてロボコップの勇姿に背中を押され援護に入るデトロイト市警。ただの「火力」だけでは決して築けない信頼関係こそがロボコップの力の一つ、かもしれません。
【まとめ】
コメディ成分:3.9/5.0(ただしめちゃくちゃブラック)
ロボコップ2号:3.7/5.0(コミカル自害でテンドンするのは何らかの勧告に反します)
KIDS:3.8/5.0(マッポーカリプスのKIDSは逞しい)
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