Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 8曲目 YUME is VISION
20時の配信ライブまでに書き上げたいケンイトウです。
なんだかんだ8曲目まで来ました、『YUME is VISION』です。
全然続けれるなこれ・・・
【曲・歌詞について】
イントロはシンプルなベースラインからバンドイン。
ベース1本から始まるのはベボベの曲だと珍しいかなと。パッと思いつくのは『Stairway Generation』ぐらいかなぁ。
ベボベ得意のコード進行にコーラスバリバリのリードフレーズを乗せてる曲。
『夕方ジェネレーション』製作段階ではアルバムに収録されるようだったようで、当然曲の雰囲気はその時期と同系統ですね。
2サビ後の儚い感じが特に好きです。歌詞との親和性がすごい。
それでは歌詞へ
昨日見た夢
事故って死んだ彼女がつけていた
イヤホンに流れ続けていたのは俺のあの曲だった。
いきなり彼女死んでます。
「あの曲」については言及されているのかな?特にモデル無いかもですが。
曲の雰囲気的には『SAYONARA-NOSTALGIA』が個人的にしっくりくる。
「喪失感」と「死」っていうところにつながりを感じるのかな。
幸せだったかな?
幸せだったのか?
彼女への問いかけと、一方自問自答でもあるのかなと。
「何もあげられなくって、ごめんね」
何ももらえてないと解って、悲しい。
でも彼女は存在。
で、狂ったように泣く俺、
この感覚を歌詞にできるのが小出師匠だなぁ。
彼女が存在していたこと自体が「俺」の「幸せ」だった。
幸せだったかな?
幸せだったのか?
「幸せ」何なんだ。
幸せなんていらねぇ。
失うくらいだったら最初から「いらねぇ」って感覚。
あまりにも「彼女」の存在が大きい故の感情だなぁ。分かりますよ、えぇ・・・
この時期は歌詞がパート挟んで続ける曲が多いような。
彼女は天空の城に行ったみたい。
彼女は風の谷に行ったみたい。
まんま「ジ〇リ」ですね。
もう手の届かないファンタジーの世界。
夢すなわちヴィジョンってあの子は言った。
夢すなわちヴィジョンってあの子は言っていた。
夢すなわちヴィジョンってあの子が言った夏は確かにあった―――――。
プロとして―――――。
(元ネタご存じ無い方はググってみてください)
怒涛の曲名回収ターン。
幸せだったんだ、幸せだったのだ。
夢すなわちヴィジョンって言い聞かせ生きる。
あの子が言ったように、幸せに生きる。
あの子が言ったように、幸せになるため生きる。
幸せになる。
もはや「彼女」is「夢」すなわち「ヴィジョン」なわけですが
残された、失った側も生きていかないといけないわけで、
そんな状況でもなんとか「幸せ」を求めて生きていくと。
【まとめ】
やはりこの時期の曲はおセンチになる曲が多いっすね・・・。
自己投影してしまいがち・・・
本曲もPVがありますが、メンバー4人それぞれに演技シーンも。
めちゃ素人感あって初々しいです。
『SAYONARA-NOSTALGIA』のPVともリンクしていて、若者に狩られている加茂氏も登場。割と必見です。
というわけで次回9曲目はカップリングから『君のスピード感』です。
配信ライブ前に間に合った!!酒買ってきます!!
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