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Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 1曲目 SAYONARA-NOSTALGIA

どうもケンイトウです。
というわけで記念すべき1曲目は『SAYONARA-NOSTALGIA』です。

この機に久々に音源聴きましたが…

「声が若ぇ!」

当たり前ですがmixの感じもメジャー期とは全然違いますね。
いい意味で粗さを感じます。

【曲・歌詞について】

インディーズデビュー期の代表曲です。
ギターの『湯浅将平』在籍時はライブでも定番曲になっていて、曲中間奏での「ダンス!湯浅将平!」からの謎ダンスはおなじみでした。

個人的にもこの曲が一番インディーズ期の『ベボベ』味を感じます。

小出氏のギターカッティングにウワモノの湯浅ギター、
ひたすらルートを追っていく関根嬢ベース、
そして安定感ある四ツ打ちの堀之内ドラムと彼らの特徴・土台ががはっきり出ている曲だなと。
(この曲のソロは小出さんが弾いてますがやっぱうめぇ。
湯浅脱退後は3ピースになりますが、小出氏ゴリゴリに弾き歌ってます。)

そしてかつて好きだった彼女を思う心象を歌詞に乗せて歌ってます。

やめてしまったの?詩を書くことも
結構良い事だと、思っていたんだけど
荒れていたんだろ?忘れてしまえよ
きっと、消そうと思えば
あっさりとしているんだ

初期の歌詞は下のような風景・描写を歌詞にすることが多い印象。

ミニスカート揺らいで 小ぶりの胸 夏の涼風
フェンス越しに電車走って 渋谷の坂の上

喪失だったり、死であったり、もう戻らない何かしら。

求めた喪失感 さよなら
愛してるなんて言っていた気持ちが
どうもこうも笑えてくる
今日は現実的な一日

高校卒業前後の時期だけあって、当時の感情がリアルに反映された歌詞になってると思います。
こういう文学的な言い回しできるようになりたいですね…

今日も普通がいいや

改めて歌詞をみると、この作品の約10年後に小出氏はアルバム『二十九歳』で「普通とは?」というテーマを歌っているのが面白い。

と思ったらご本人が言ってた。
当時このツイート見たのが記憶の片隅に残ってたのかもしれんですね…

【まとめ】

間違いなく初期の『Base Ball Bear』を代表する一曲。
インディーズ期のほうが好きという人もたまに見るのもわかる気もします。

こんな曲18歳ぐらいで書いてんだもんなぁ…
そりゃ高校時代に聴いたら強烈に憧れちゃうよ。

ちなみにPVも存在しますが、めちゃくちゃ『冷凍都市』感溢れるビデオになってます。

ビル屋上で演奏するメンバーと、やさぐれ感あるシブヤのJK…
加茂啓太郎』が出ていたり…
ポスト『NUMBER GIRL』臭たっぷりです。そりゃ当時は叩かれるかもなぁ…

というわけで次回2曲目は『つよがり少女』
こんな内容ですが1記事当たり結構時間かかってます。これ持つのか…?




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