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Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 22曲目 君色の街

本日もこんばんは、ケンイトウです。

食わず嫌いは良くないなぁ」と趣味の一環で興味ないことやってみてますが合う合わないはありますね・・・
何事もやってみることが大事か。

本日は22曲目『君色の街』です。

君色」、「」と思いっきりベボベキーワード由縁のタイトル。

【曲・歌詞について】

冒頭、物憂げなバンド入りから。
ここまでの曲と比較すると、序盤から忙しなく鳴ってたギターが無く間がある曲。

君色」って曲名だけれど、だいぶソリッドなサウンド、演奏。
アルバムとしては『HIGH COLOR』なんて銘打たれてるけど、色で表すと「白黒」って演奏の曲もあったりして。
」が主体の曲は「白黒」ってイメージが強いです。

その対比も小出氏の計算なのかもしれないなぁと思ったり。

それでは歌詞へ

白けた朝日眼に届き 爽やかな金縛り覚えて 明るい部屋に溺れてる
隠れんぼは続いていて 日なた掻いて 俺探し

爽やかな」⇔「金縛り」対極シリーズ。
自分もよく金縛り合う方で、よく日差しで起きるんですけどまさにこれっすね。。

塗り潰した所ばかりの街で君は笑った あはは
カンパリオレンジの空はまだ、よく混ざっていなかったから

夜に入る前の「」が入ってくる感じでもないんですね。
ただの「オレンジ」じゃなく、「カンパリオレンジ」になっているのが、成人して振り返ってるって現れですかね。

君色で縁取られた画を飾りつける場所が無いから
溢れてしまった外は今日も賑やかでハッピーエンド捨ててある

」ってのが切ないところで。
自分の想いが部屋から溢れてしまった結果が「君色の街」と思いますが、そんな自分に関係なく街は「賑やか」で、自分が求める「ハッピーエンド」は捨てられてるっていう。

京都訛りの猫に道を聞かれて 桜を指差した
舗道にニヤけた鳴き声と俺の靴が笑うディレイ
曖昧になる思い出がある
スローモーションに突入しとき ひらひらを含んだ風

海になりたい』でも言及しましたが「京都」ってワードが。
小出氏の想い人はほんとに「転校生」だったんですかね。

スローモーション」というワードものちに『スローモーションをもう一度』『スローモーションをもう一度 part.2』という曲で再登場。
思い出」を呼び起こしたときの「スローモーション」感ってのは人間みんなそうなんですかね。

君色で縁取られた画を飾りつける場所が無いから
溢れてしまった外は今日も賑やかでハッピーエンド捨ててある
君色で縁取られた画を飾り付ける場所が無いから溢れてしまった街
そんなことを浮かべてると、ふと気づけば目の前で手を振られてることがある

全部は自分の妄想で、急に現実に戻される。
当然ですが「夕方ジェネレーション」期の頃はそんなことは無かったんですね。
こういった細かいとこで当事者感無いのが伝わるのがいい。

【まとめ】

というわけで本日もありがとうございました。
一日一日書いていて改めて読み返すと、その時の体調とか、気分とかも反映されてるなぁって思います。

こんな感じですが引き続きよろしくです。
次回は『翳ない2人』です。


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