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パワーハラスメントVol.1

【私は立場や権力で、理不尽に弱者を苦しめるハラスメント、特にパワーハラスメント許せない。】

そこでハラスメントについて不定期で記事を書いていこうと思う。

【偉い】がもたらす勘違い

偉いとは、一般的に
①社会的地位などが高い。
②人間として、立派で優れていること。

と認識している人々が多いのではないだろうか。

井の中の蛙

①の偉いは、ある一定の集団で、なんらかの役職などについている人々や職業柄、先生と呼ばれる者たち、政治家や弁護士、医者、教師などがそれらにあたる。

しかし、それは単なる肩書きだけに過ぎない。
逆説的に言えば、肩書きを外せば単なる人。
政治家だと言っても議員でなくなればただの人。
弁護士や医師も資格を失えばただの人。
社会的に著名な人物さえただの人である。

ある一定の集団の中だけで偉い人。
そのことを知らない一般の人々から見れば、さえないオジさん、オバさんに映っていることは想像に容易くない。

それなのに、偉いとは
自分は②の人間として、立派で優れていること。
と勘違いしているとっても痛い人々がやたらと目につく。

たかだか会社の何かの役職に就いただけで、あたかも自分はとても優れていると勘違いする愚か者が多数見受けられ、その者達は役職についただけで自分が神様なったかと錯覚する者も少なくない。

勘違いから起きるハラスメント

先述の通り、偉いということを勘違いした者は、自分の考えがすべて正しいと思い込む。
実際には間違えている考え方、行いをしていても、それがまかり通ると思ってしまう、ら
そういう意識が、知らず知らずと無意識に傲慢さに繋がり、罵声をあげて人を叱責をしたり、上から目線で頭ごなしに偏った考えを押し付けたり、もう、その時点で自分がパワーハラスメントをしているという意識がないのだろう。

しかし周囲には、冷静に物事を考え、そしてそれらを客観的に判断出来る人々からすると、その者達がいかに愚かで、尊敬の対象にこれっぽちもあたらない者で。失笑されていることとも知らず、偉そうに傍若無人に振舞っている姿は恥ずかしい限りだ。

経験や能力がなくても、いきなりそれなりの役職についてもなんとか結果がある程度出せたのは紛れもない事実である。


企業での役員、役職など、ハッキリ言えばたいてい誰でも出来る。
しかし、出来るというのとその役割がしっかり務まるというのは大きく異なる。

誰でも役員者・役職者など出来る証拠に創業者の無能な血縁者などが企業の取締役などになっていた例が多数ある。専門的な経験や能力がなくても、いきなり役員などにしゃしゃり出て、結果もある程度出せて1970〜80年代の高度成長期があったのは紛れもない事実だ。

そんななか、例を挙げれば、一代で大きな企業にまで会社を成長させた有名中古車販売企業、有名家具点、有名エステティックサロン、有名化粧品サプリメント会社などなど数限りなく存在する。

負の連鎖


そういった企業文化は、ハラスメント体質になりやすい傾向がある。

なぜなら役員や役職者が無能にも関わらず、ある程度それなりの結果を出した実績があるからである。
それは単純にパワハラ力で、社員に無理難題を押しつけ部下に仕事をこなさせ、さらに高度成長期という追い風があっただけの結果に過ぎない。
逆にいえば、どんなに無能な者でもパワハラ力さえあれば、何でも出来たということでもあるが…

そのような環境で働き続けた者たちは、パワハラで結果を出すことが正だと思い込む。
さらにパワハラ上長が後任で託すのは、自分に従ったイエスマンばかりだから、気がつけばパワハラ役職者を次々に生み出す土壌が形成され、それが当然という企業文化となるのだ。

そして、負の連鎖は止まらない…

<次回、Vol.2パワーハラスメントの種類と例について>





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