八雲くん

海と里山に囲まれた豊かな大自然で幼少期を過ごす。母方の祖父は台湾で旅館を経営していた。…

八雲くん

海と里山に囲まれた豊かな大自然で幼少期を過ごす。母方の祖父は台湾で旅館を経営していた。父方の祖母は俳人。美しい母とやさしい父が文学者への道を開いてくれた。妻は、占い師で、11歳歳下のベガ星人。

最近の記事

大根は人の足音を聞いて育っていく

 これは、ある詩人の方から聞いた話である。  北関東のある地域では、「大根は人の足音を聞いて育っていく」という諺があるのだそうだ。  大根は種を蒔いただけだと、雨で土が掘り上げられたり、虫がついたりする。  だから、日々畑に通い、丹念に面倒をみないとしっかりと育たないらしいのである。

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    • 猿楽町のトンボ

      屋上の水溜りに 本社の屋上で、妻の作ってくれたお弁当を食べていた時のことだ。 その日は、残暑もおさまり、曇り空で、秋を感じさせる涼しげな風が吹いていた。 屋上といっても、せいぜい30坪くらいの広さ。落下防止用の鉄柵があるくらいで、ガランとしている。 そこには、数日前に降った雨のために、いくつか水溜りができており、 社屋の向こうにそびえる高いビルの影を映していた。 何気に、そこに目をやると、生き物がいた。 「とんぼだ」 シオカラトンボが、水溜りの近くにひっそりと羽を休めて

      • 釣鐘理論

        渡部昇一さんの「釣鐘理論」 大きな釣鐘は、 指で少し押すだけでは まったく動かないけれども、 何度も何度も押し続けていたら、 だんだんに振幅が大きくなって、 大きく揺れ始め、 ガランガランと鳴るようになる。 同じように、 私たちの言論が ほとんど効かないように見えても、ずっと言い続けていると、 次第に、 釣鐘が動くように、 動くようになる。 信念をもってやり続けていけば、 それは 大きな力を持つようになると いうことでしょうね。

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          絵手紙スタンプ

        大根は人の足音を聞いて育っていく

          まぶたのサロンパス

          トロンとした瞼(まぶた) 妻はこの頃 眼瞼下垂(がんけんかすい)という病気で、 まぶたがトロンとしているので、 覇気がない。 どうしたか? まぶたの下にテープを貼ってみた。 すると、二重になって、目がパッチリと開くようになった。 病気とは思えないような、明るく、元気な顔立ちになった。 妻も、最初は若い女の子のようで、恥ずかしいなぁと言っていたが、考え方を変えたという。 まぁ、なんというか、 「まぶたのサロンパス」 なんだよね。

          まぶたのサロンパス