見出し画像

自己否定からの解放と成長

こんにちは。前回は簡単に自己紹介をさせていただきました。

今回は「自己否定からの解放」をテーマにお話ししていきたいと思います。


幼い頃の影響と自分の気持ちを素直に受け入れる大切さ


私は些細なことでも誰かに否定されるとものすごく落ち込んでしまい、自分をもっと追い込んでしまう癖があります。


例えば、会社で自分の仕事に対して指摘されたり、上司から怒られたり、人から無視されたりするときです。

自分の考えを疑ったり、なぜもっと上手くできないんだろうと極度に責めてしまったりすることも多々ありました。

こうなってしまった原因は、子どもの頃に親から怒られることが多かったことも関係していると様々な本から学びました。


小さなことで毎日のように怒られていたので、「もうこれ以上私を否定しないで!」「怒らないで!」と本能的に反応していたんです。

人間の防衛反応からか大人になった今でも怒られることや否定されることに恐怖心を持っている自分がいます。


幼い頃の苦しかった経験はトラウマとして残りやすい様です。


そんな私が大人になって感じていることは、精神的に苦しいシチュエーションにぶつかったときこそ、自分の感情を素直に受け入れることが、自己否定から解放されるために大切ということです。


「怒られて悲しい」
「自分を否定されて辛い」
「仲間はずれにされて悲しい」


など、その時感じた気持ちをそのまま受け入れることが本当に大切だと感じています。

そうでなければ、いつまでも自分の気持ちに寄り添えず、孤独と苦しみの中にどんどん落ちていってしまうからです。

「私なんてどうせ無視される」
「生きる価値なんてない」

のように、他と比較して自分を否定をするのではなく、正直な気持ちを受け止めてあげることが何よりも大切だと感じています。

子どもの頃に辛い経験が多かった方ほど認識が歪んでいる


子どもの頃に怒られたり、無視されたりしている記憶が強く残っている方は、もしかすると少し歪んだ認識があるかもしれません。

例えば、

「自分は愛されない存在」
「自分はいなくてもいい存在」

など、周囲から感じた自分の評価をそのまま自分の認識として感じている場合が多いからです。

私もその中のひとりです。

今思うと他人の評価を自分に当てはめるなんてナンセンスなことですし、愛されている存在だからこそ今を生きているのであって、このような認識は自分にとっても他人にとっても良いものではありません。

でも子どもの頃からそう感じていたので、この歪んだ思考からはなかなか離れられないんです。

人間の性質は面白いもので、これも一種の防衛反応だと学びました。


「愛されていない」という位置付けを自分にすることで、周囲から怒られること、否定されること、無視されることに対して、これ以上傷つかないようにする思考に自然となってしまったんです。


幼い頃に精神的に苦しい経験をした方ほど、この防衛反応が強く出てしまい、自虐するような考え方になってしまいます。

自己否定から抜け出すには


これは本当にシンプルです。

それはどんな時でも自分の感情をそのまま受け入れることです。

「自分は愛されている存在」

と理解するためにはステップがあり、どうしても時間がかかります。

誰かの言葉一つで簡単に思考は変化しません。

本当に少しずつです。

自分の日々の感情をそのまま受け入れていくことで気づきが生まれ、目の前で起きてくる現象も変化し、多くのサポートしてくださる方と情報に出会い、徐々に自虐的な思考が変化していきます。


特に自分を否定されたり、怒られたりするシチュエーションで気づきが生まれることも多いです。

これも本当におかしなことなのですが、子どもの頃とは体験していることは違えど、同じように精神的に苦しいシチュエーションに出会ったときこそ、その気づきが深まっていくことが多いように感じます。


もちろん気分が落ち着いていて、ハッピーな時にふと気づくこともあります。

でも同じような苦しい状況にいるときこそ、気づきは大きいように感じるんです。


本当に皮肉なものです(笑)


これから自分にとって目を背けたくなるようなシチュエーションに遭遇することもあるかもしれません。

でもこれは、子ども時代に培った歪んだ認識を変化させる一つのプロセスであり、今よりも更に愛ある自分へと変化していくための体験です。


なので、今回一番に伝えたいことはこれです。

他人から自分を否定されるような状況に出会ったときに大切なことは、「自分の感情をそのまま受け入れること」。

「悲しい」
「辛い」
「苦しい」

それだけ認められればOKです。

ほかに何も考える必要はありません。


「私はどうせ愛されない存在」
「どうせいなくてもいい存在」


など、ついつい否定的に考えがちではありますが、他人と比べて自分を否定し続けていては、なかなか前へは進めないため、こう思ってしまう自分をとりあえず認める。

そして、本来の自分の感情を受け入れてあげる。

これが大切だと感じます。

もちろん私も自虐的な思考とたくさん戦ってきました。

なので本当に自分の準備が整ったタイミングでちょっとずつ進んでいけばいいと思います。

そうすることで、「こんなことが悲しかったんだ」と自分で自分を素直に受け入れられるようになるんです。


言葉にすると本当に単純なことなのですが、いざ体験してみると私はこの瞬間が本当に感動的だと思います。

否定していた自分を自分で包み込んであげて、愛してあげる感じ。

涙が出るくらい大好きな時間です。


だから私は、自分という存在を知っていくことこそが、自己否定から抜け出すための方法だと思っています。


他人が何を思っていても、怒られても、否定されても、別に自分はこんな存在だから何も関係ないと思える自分になっていきます。

自分を完璧に理解できるのは自分だけ


ネガティブもポジティブも、自分の本来の感情をそのまま受け入れるようになって感じていることは、当たり前かもしれませんが、自分を完璧に理解できるのは自分だけということです。

少し前までは自分を自分で受け入れられず、わかってくれる相手を探していた時期もありました。

でも完璧に理解してくれる方は見つかりませんでした。

サポートしてくれる方には出会いましたし、たくさん学ばせていただきました。

ただ心のぽっかり感は治らなかったんです。


それぞれ経験してきたことも、持っている価値観も性格もみんな異なります。

自分と境遇が似ていて話を聞いてくれる方もいらっしゃいましたが、やっぱり完璧に自分のことを理解できるのは自分だけです。

というよりも、自分で自分を理解しなければ心は満たされないままなんです。


自分とはどんな存在なのか、どんなことに悲しんで、どんなことに怒って、どんなことに喜びを感じて、どんなことが好きなのか。

こんなシンプルなことにただ気づいていくだけで、少しずつ幼い頃に育まれた歪んだ認識は変化していくと感じています。

最後に


私もまだまだ自分のことを知っていっている真っ最中です。

被虐的な思考すべては変化していませんが、少しずつ自分を自分で認められるようになっています。

もちろん苦しい時もありますし、目をそらしたくなるようなシチュエーションにも出会いますが、それも輝く自分へ移行するための体験だと思って日々生活しています。

自分の正直な感情をそのまま受け入れることさえ忘れなければ、どんな辛い状況も絶対に乗り越えられるんです。

苦しいだけではない、愛ある最高の気づきと出会いとで心が本当に温かくなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?